睡眠のメカニズム

私たちは人生の３分の１を眠りに費やしています。生きるために欠かせないものですが、意外とその仕組みについて知られていません。
現在４～５人が睡眠不足を感じ、２０人に１人が薬を服用していると言われています。
特に日本人は世界に比べて睡眠時間がとても少ないです。なぜなら、日本人は世界の人々と比べて睡眠に対する意識が低いとも言われているからです。
今回は睡眠の仕組みについて詳しくお伝えします。

日本人は世界に比べて睡眠不足！？

近年日本人は、世界の人々と比べると睡眠時間が非常に少ないと言われています。

OECD(経済協力開発機構）が2014年に行った国際比較調査のうち、各国の15歳～64歳までの男女の睡眠時間を比較すると、最も長い南アフリカの9時間22分と比べ、日本人は男性・女性ともに睡眠時間が8時間未満と、1時間30分以上も短いことがわかりますよね。

また世界主要国２９か国のうち、韓国に次いで二番目に短いと言われ、日本は「睡眠不足の国」と世界から見られています。

その原因としては、２４時間営業の店舗や、パソコン・スマートフォンの普及により生活が夜型化が進み、睡眠時間が短くなっていることが挙げられます。

睡眠時間が不足すると

・血中の食欲を抑えるレプチンが少なくなり食欲を増進させるグレリンが多くなる為、睡眠時間が短くなることで、食欲が行進され肥満になるリスクが増えます。

・人間の生命にとって大切な「免疫力」「自然治癒力」などに悪影響があり、成長ホルモンの分泌にも悪影響があり乳幼児、乳児、青少年の成長にも悪影響が出てきます。

・自律神経の不調などによる胃の調子が悪くなる人も少なくありません。

・睡眠により、脳や筋肉の休養が出来てないため、仕事のミスや肉体労働による深刻な負傷を負ったり死亡事故に合う確率が増加。(各労働統計で明らかにされている)

などと、睡眠不足に対するデメリットが多くあります。

睡眠の仕組み

人の睡眠中、浅い眠りの「レム睡眠」と深い眠り「ノンレム睡眠と２つのジャンルが異なる睡眠が

繰り返し起こっています。

睡眠はノンレムから始まり→レム→ノンレム→レム→ノンレム→レム………→起床

という様に90分周期の4〜6サイクル繰り返し起こっています。

では、今からレム睡眠とノンレム睡眠の違いについてお伝えします。

レム睡眠とノンレム睡眠

レム睡眠

まずは、レム睡眠について伝えます。

レム睡眠時は、筋肉の活動は無く休まれています

が、代わりに脳は出来事を記憶するためにしっかり働いています。

この脳の働きは、人が起きている時よりも強く働いていると言われています。

また夢を見るときもレム睡眠時に起こり、このときに起きる急速眼球運動は「夢の像を追うために目が動いている」と言われています。

浅い眠りのレム睡眠時に起きるとスッキリ目覚めやすいです。

ノンレム睡眠

次にノンレム睡眠です。

こちらは多少の物音や身体つつかれたりしても起きる事はありません。

いわゆるぐっすり寝ている状態です。

ノンレム睡眠では、急速眼球運動は無く脳の活動が休止され、脳の休養状態とも言えます。

出来事の記憶や夢を見ることはなく、

脳の活動が休止してる代わりに筋肉は活動し体温は少し低くなり血圧も穏やかになります。

ノンレム睡眠とレム睡眠　関係性

筋肉を休める レム睡眠

脳を休める ノンレム睡眠がバランスよく起こっていると人は寝ることによって休めていると言えますよね！

まとめ

快適な睡眠を得るためには意識する事が大切になります。

今回は睡眠の仕組みについて伝えましたが、この記事を読んで少しでも睡眠に対する意識を持って頂き快適な睡眠を手に入れましょう。

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