2019年2月11日 月曜日
あぐらがかけない(股関節の痛み・硬さ)
あぐらをかくと痛みが出たり片足が浮いてしまったりと様々です。あぐらがかけないのは体が硬いだけではありません。意外と骨盤周りに原因が潜んでいることがあるのです。今回はそんな「あぐらをかけない」方へのお話です。
どんな姿勢も長時間続けば体にも負担がかかり歪みを生む原因にもなりますが 床に座る時に一番骨盤が安定するのはあぐらであると言われています。 しかし、臨床的に見てもこのあぐらがかけない人、結構多いのが実情です。
明らかに片方が曲げにくく、前方からの高さの左右差が出ています。
あぐらをかくときには、膝や股関節だけでなく、骨盤にある仙腸関節も協調して動くことでその姿勢を保ちます。 その仙腸関節に硬さが生じたり、周辺組織の緊張のせいで動きが制限されると あぐらをかきにくくなることがあります。
先天性股関節脱臼の歪みの残存、変形性股関節症などの股関節そのものの問題により起こるものがあります。
・お姉さん座り、横坐りをしない ・極力足を組まない ・体を冷やさない ・臀筋のストレッチを行う
Contents
あぐらがかけない人が意外と多い
どんな姿勢も長時間続けば体にも負担がかかり歪みを生む原因にもなりますが 床に座る時に一番骨盤が安定するのはあぐらであると言われています。 しかし、臨床的に見てもこのあぐらがかけない人、結構多いのが実情です。
体が硬くてかけないようなタイプの方から股関節付近に痛みが出てできないような方まで
様々ですが、今回はそんなあぐらがしづらくなってしまう要因についてのお話です。
大体はあぐらの際に片足が浮く
あぐらがかけないと言っても、本当にその姿勢ができないというよりは片足(膝)が浮いて やり辛いという方がほとんどです。 例えば下の写真のような感じです。明らかに片方が曲げにくく、前方からの高さの左右差が出ています。
あぐらがかけない原因
アプローチを行い、臨床的に改善されているケースを元に3つご紹介していきます。・仙腸関節
あぐらをかくときには、膝や股関節だけでなく、骨盤にある仙腸関節も協調して動くことでその姿勢を保ちます。 その仙腸関節に硬さが生じたり、周辺組織の緊張のせいで動きが制限されると あぐらをかきにくくなることがあります。
・骨盤周り(特に臀筋群)の筋緊張
上記の仙腸関節同様、臀筋群の緊張によって股関節の可動域に制限がかかり あぐらがかきにくくなることがあります。・股関節そのものの問題
先天性股関節脱臼の歪みの残存、変形性股関節症などの股関節そのものの問題により起こるものがあります。
整体太郎と鍼灸花子でのアプローチ
・骨格へのアプローチ
あぐらをかきにくくなっている要因として、骨盤周りの関節の問題や股関節・膝関節
そのものの問題がありますから、それらを検査した上で歪みを取り除き可動域改善を行います。
・筋膜へのアプローチ
臀部や股関節周りはもちろんのこと、あぐら姿勢に必要な局所の筋膜のリリース。
他にも、体幹部や下肢の筋膜による影響も考えられますから、そのあたりへのアプローチを行います。
・体液循環を促進
上記のアプローチを行なっても、体液循環が停滞すると再び緊張や歪みの原因となります。
頭蓋骨などを始めとする全身の組織へのアプローチを行い、体液循環を改善させていきます。
自身で気をつけること
基本は体の重心バランスの偏りや体液循環の停滞を起こさないことです。
・お姉さん座り、横坐りをしない ・極力足を組まない ・体を冷やさない ・臀筋のストレッチを行う
などを中心に行いましょう。
これらの注意事項で改善されない場合は歪みや体のバランスの乱れが強い可能性が高いです。
自身で判断せずに整形外科での検査や整体院などへご相談されることをお勧めします。