2026年2月25日 水曜日
足関節捻挫
Contents
このページは少し過去の捻挫が時々まだ痛む方に向けて書かれたものです。
捻挫してレントゲンで骨には特に異常がないと言われ 湿布をしてそのまま・・・腫れや強い痛みは引いたけれど
長時間歩くと痛む 動き出しで痛い 足首がズレている感じがする
このようなお悩みの方は実は少なくはありません。
足関節捻挫は「腫れが引いた・痛みが引いた=治った」と思われがちですが、 実際には組織や感覚機能が回復しきっていないケースがほとんどです。
その状態を放置していると、足首の痛みや違和感を繰り返すだけでなく
このような“全身の不調”へとつながっていくことがあります。
当院にも、過去の足関節捻挫がきっかけとなり、慢性的な不調を抱えて来院される方が多くいらっしゃいます。
まだ少しでも違和感が残っているならキッチリと治しておかれることをお勧めします。
捻挫とは?
捻挫とは、関節の可動域を超えた力が加わることで 骨以外の組織(靭帯・筋・腱・関節包など)が損傷した状態をいいます。足関節捻挫の多くは、足首を内側にひねる「内反捻挫」です。
主に損傷するのは
・前距腓靭帯
・踵腓靭帯
などの外側靭帯です。
急性期には強い腫れや内出血が出ることもあります。
捻挫の重症度
Ⅰ度(軽症)靭帯が伸びた程度。 歩行可能だが腫れや圧痛がある。 適切なケアをしないと再発しやすくなります。
Ⅱ度(中等症)
靭帯の一部が断裂。 腫れが広範囲に及び、走るのは困難。 医療機関での検査が必要です。
Ⅲ度(重症)
靭帯の完全断裂。 強い腫れ・出血・不安定性があり、歩行困難。 医療機関での適切な処置が必要です。
※急性期の強い腫れや歩行困難がある場合は、まず医療機関を受診してください。
捻挫に対する一般的な誤解と落とし穴
捻挫は「骨が折れていなかったからよかった」と安心されることがほとんどです。しかし、実は捻挫の方が後に影響が出ることが多いのです。
一般的に施される捻挫の治療
Ⅲ度捻挫(完全断裂)の場合は観血療法(手術)が適応されることがほとんどです。Ⅰ度、Ⅱ度の場合は
安静、アイシング、湿布などの処置で済まされる場合もあれば
テーピングやサポーター時にはギプスを使い固定を施されます。
接骨院などでは、鍼・電気療法・ハイボルテージ(高電圧を用いて疼痛を軽減させる)等の治療法があります。
これらの治療である程度腫れや痛みは引きます。
しかし、ここに落とし穴があります。
捻挫の痛みが後々影響してくる理由
① 組織が完全に回復していない
捻挫では靭帯だけでなく、
・筋膜
・腱
・関節包
といった結合組織も同時に損傷しています。
炎症が引いて強い痛みがなくなっても、 組織の質や滑走性、張力バランスが回復していないことが多いのです。
その結果、
・疲労時に痛む
・天候でうずく
・体重がかかると違和感が出る
といった状態が続きます。
② 関節の「微妙なズレ」が残る
靭帯が緩んだままだと、 本来制御されていた骨の位置関係がわずかに崩れます。
この「わずかな骨のアライメント不良」が
・足首の可動域制限
・足裏の荷重バランスの乱れ
・歩行パターンの変化
を引き起こします。
③ 固有受容器(センサー)のエラー
足首周囲には、身体のバランスを感知する「固有受容器」が多く存在します。捻挫後にこれらの機能が回復しないと、
・無意識の緊張が続く
・体幹が安定しない
・常にどこかが代償する
状態になります。
その結果、
足首は立っている時の「身体の土台」です。
土台が不安定なままでは、上にある構造は必ず影響を受けます。
当院のアプローチ
慢性化した足関節捻挫は「炎症」ではなく「機能障害」が問題です。
① 鑑別
現在の組織状態・可動域・荷重バランスを評価します。
医療機関での検査が必要な場合は適切にご案内します。
② 組織調整
損傷後に質が低下した結合組織を丁寧に整えます。
電気や湿布では改善しない部分にアプローチします。
③ アライメント調整
微細な関節のズレを整え、荷重バランスを正常化します。
④ 感覚・運動の再教育
センサー機能を回復させ、再発しにくい状態へ導きます。
メッセージ
このページをご覧のあなたはきっと足首に痛みや違和感を感じこのままで大丈夫なのか不安になられている事と思います。
その不安は正解です。
捻挫は一般的に甘く考えられる事が多いですが、ここまで紹介していきたように足首だけの問題ではなく全身にまで影響します。
またこれは安静にしてもほとんどのケースで自然には改善しません。
でも安心して私たちにお任せいただければ
足首はいい状態になり、全身に影響していいた問題もスッキリ取れる事でしょう。
ただし、時間が経てば経つほど問題がこじれ
改善するまでにも時間がかかってしまいます。
なるべくお早めにご相談ください。
関連記事タグ : 足

