2022年1月28日 金曜日
出産で痛めた恥骨の痛みの改善|20代 女性|産後骨盤矯正
出産時に恥骨を痛めてから走ろうとすると恥骨に痛みが走り、骨盤の不安定感にも悩まされていた患者さんが改善した事例紹介です。可動性が落ちている関節へのアプローチと不活性になっている筋肉の活性化を行うこと骨盤が安定して症状が改善していきました。
<状態> ・仙腸関節のゆるさあり ・骨盤前傾位 ・右内転筋の過緊張あり
<施術> 【1回目】 施術内容 ・右内転筋の短縮リリース ・股関節内旋筋群をリリースし骨盤前傾位を正常位にアライメント調整 ・脊柱全体の可動性をつける セルフケアとして内転筋の運動、骨盤底筋のトレーニング指導を行う
【2回目】5日後来院 症状変化なし 状態:腹直筋の状態をチェックしたところ腹直筋離開が軽度ありインナーユニットが正しく使えていないことがわかった 内転筋の柔軟性は向上 前回と同様の施術を行う セルフケアとしてインナーユニットの一つである多裂筋の活性化のトレーニング指導を行う
【3回目】8日後来院 3日間は反るときの恥骨の痛みがなかった 状態:骨盤前傾位減少、内転筋の柔軟性向上、腹筋の筋トーン向上 施術内容は前回と同様の施術を行う セルフケアとして骨盤底筋、腹筋群の連動トレーニングでインナーユニットの強化の指導を行う
【4回目】1週間後来院 骨盤の不安定感がなくなってきた。あぐらをかくのが怖くなくなってきた。 恥骨の痛みはまだあり 施術内容は前回と同様の施術と恥骨筋の柔軟性をよりつける
【5回目】1週間後来院 小走りができるようになった 状態:腹直筋離開の状態軽減 施術内容は前回と同様の施術と脊柱の可動性をよりつける セルフケアとして殿部のトレーニング指導を行う
【6回目】11日後来院 骨盤の安定性がだいぶでてきた。咳をするとまだ骨盤底筋が弱い感じがする 状態:骨盤の位置正常位に、腹直筋の筋トーン正常化 施術内容は胸椎、腰椎の可動性をよりつける施術を行う
【7回目】18日後来院 ジョギングぐらいのペースで走るのは大丈夫、全力疾走はまだ違和感がある 状態:脊柱に力が入りやすい(妊娠の重心変化で正しいバランスがわからない) 施術内容は脊柱、股関節の可動域を上げる施術を行う セルフケアとして背骨をコントロールする運動指導
【8回目】10日後来院 背中が硬くて丸めにくい 状態:脊柱の力の入りやすさ軽減 前回と同様の施術を行う
【9回目】10日後来院 背中のしんどさ減少、走る時の違和感なくなった。 状態:背骨の可動性向上 前回と同様の施術を行う
【10回目】8日後来院 日常生活での痛みなし。 骨盤の状態、全体のバランスも正常に整ったので、疲労のメンテナンスに移行
<解説> 今回の患者さんは出産時の恥骨の損傷、骨盤底筋の損傷(会陰切開)、腹直筋の損傷、 産後1か月歩けなかったという状況が重なったため、産後4か月経過してもインナーユニットが しっかり機能できず骨盤が不安定になっていたのが症状の要因となっていました。
骨盤の安定性が低下していると、支えようとして骨盤帯や股関節周囲の筋緊張が高くなり 可動性が低下します。(あぐらがかけなかったのもそのためです。) 内転筋は恥骨に付着するため、筋緊張の左右差があると恥骨に剪断力がうまれて 走るなどの動作時に痛みが発生します。
また、妊娠中の姿勢の変化により正しいバランスの感覚が分からなくなり、 背部が過緊張になり脊柱の可動域が低下し、多裂筋が働きにくい状態になっていました。
施術で骨盤、股関節、脊柱の関節の調整や可動域を出し、 トレーニングでインナーユニットである骨盤底筋、腹横筋、多裂筋を活性化、 インナーユニットの補助筋の臀部やハムストリングスも活性化させることで骨盤の安定性が向上し、 股関節や脊柱の可動性も向上することで症状が軽減していきました。
利用者
20代女性お悩み
・恥骨が痛くて走れない、反れない ・骨盤が広がりスキニーのズボンが履けない ・尿漏れ ・骨盤の不安定感その他のお悩み
・開脚(あぐら)が股関節が痛くてできない過去に受けていた施術
なし主な施術ポイント
・インナーユニットの活性化 ・重心バランスの調整施術内容と経過
<ヒアリング> 初産で産後4か月。出産時に恥骨を痛めて産後1か月歩けず、今でも恥骨が痛くて走ることができない。 その他にも開脚時の股関節の痛み、骨盤の開きでズボンが履けない、骨盤の不安定感、尿漏れなどがあり、 骨盤をしっかりケアして将来困らないようにしたいとのことで来院。<状態> ・仙腸関節のゆるさあり ・骨盤前傾位 ・右内転筋の過緊張あり
<施術> 【1回目】 施術内容 ・右内転筋の短縮リリース ・股関節内旋筋群をリリースし骨盤前傾位を正常位にアライメント調整 ・脊柱全体の可動性をつける セルフケアとして内転筋の運動、骨盤底筋のトレーニング指導を行う
【2回目】5日後来院 症状変化なし 状態:腹直筋の状態をチェックしたところ腹直筋離開が軽度ありインナーユニットが正しく使えていないことがわかった 内転筋の柔軟性は向上 前回と同様の施術を行う セルフケアとしてインナーユニットの一つである多裂筋の活性化のトレーニング指導を行う
【3回目】8日後来院 3日間は反るときの恥骨の痛みがなかった 状態:骨盤前傾位減少、内転筋の柔軟性向上、腹筋の筋トーン向上 施術内容は前回と同様の施術を行う セルフケアとして骨盤底筋、腹筋群の連動トレーニングでインナーユニットの強化の指導を行う
【4回目】1週間後来院 骨盤の不安定感がなくなってきた。あぐらをかくのが怖くなくなってきた。 恥骨の痛みはまだあり 施術内容は前回と同様の施術と恥骨筋の柔軟性をよりつける
【5回目】1週間後来院 小走りができるようになった 状態:腹直筋離開の状態軽減 施術内容は前回と同様の施術と脊柱の可動性をよりつける セルフケアとして殿部のトレーニング指導を行う
【6回目】11日後来院 骨盤の安定性がだいぶでてきた。咳をするとまだ骨盤底筋が弱い感じがする 状態:骨盤の位置正常位に、腹直筋の筋トーン正常化 施術内容は胸椎、腰椎の可動性をよりつける施術を行う
【7回目】18日後来院 ジョギングぐらいのペースで走るのは大丈夫、全力疾走はまだ違和感がある 状態:脊柱に力が入りやすい(妊娠の重心変化で正しいバランスがわからない) 施術内容は脊柱、股関節の可動域を上げる施術を行う セルフケアとして背骨をコントロールする運動指導
【8回目】10日後来院 背中が硬くて丸めにくい 状態:脊柱の力の入りやすさ軽減 前回と同様の施術を行う
【9回目】10日後来院 背中のしんどさ減少、走る時の違和感なくなった。 状態:背骨の可動性向上 前回と同様の施術を行う
【10回目】8日後来院 日常生活での痛みなし。 骨盤の状態、全体のバランスも正常に整ったので、疲労のメンテナンスに移行
<解説> 今回の患者さんは出産時の恥骨の損傷、骨盤底筋の損傷(会陰切開)、腹直筋の損傷、 産後1か月歩けなかったという状況が重なったため、産後4か月経過してもインナーユニットが しっかり機能できず骨盤が不安定になっていたのが症状の要因となっていました。
骨盤の安定性が低下していると、支えようとして骨盤帯や股関節周囲の筋緊張が高くなり 可動性が低下します。(あぐらがかけなかったのもそのためです。) 内転筋は恥骨に付着するため、筋緊張の左右差があると恥骨に剪断力がうまれて 走るなどの動作時に痛みが発生します。
また、妊娠中の姿勢の変化により正しいバランスの感覚が分からなくなり、 背部が過緊張になり脊柱の可動域が低下し、多裂筋が働きにくい状態になっていました。
施術で骨盤、股関節、脊柱の関節の調整や可動域を出し、 トレーニングでインナーユニットである骨盤底筋、腹横筋、多裂筋を活性化、 インナーユニットの補助筋の臀部やハムストリングスも活性化させることで骨盤の安定性が向上し、 股関節や脊柱の可動性も向上することで症状が軽減していきました。