2023年10月17日 火曜日
産後の腹直筋離開の改善|30代 女性|産後骨盤矯正
【産後の腹直筋離開が改善した事例解説】
産後1ヶ月の方の腹直筋離開が改善していくまでの事例紹介です。
組織的にも1ヶ月頃から固まってくる方もいらっしゃいます。骨格面を整えていくと同時に、 体内で不足しがちな栄養を摂取し、不活性化している筋肉を活性させ、呼吸のエクササイズ等を取り入れる事により状態が回復してきました。
2人目をご出産後も下腹部のぽっこりが治らず専門的な治療を求めて来られました。
<状態> ・骨盤は後傾位。 ・骨盤の前傾への動きは左右ともに硬い。 ・腹直筋離開(diastasis rectus abdominis:以下DRA)の検査では、中等度の腹直筋離開が疑われる。 ・頸部痛(+) ・尿漏れ(+)
<施術> 【1回目】 施術内容 ・骨盤の位置の調整 ・腰殿部の短縮部位をリリース ・胸椎の調整 ・頚椎の調整 ・仙腸関節の調整
セルフケアとして骨盤底筋群、内臓下垂に対するトレーニングと呼吸のエクササイズを指導
【2回目】 2日後来院 状態は変わらず。 トレーニングと呼吸のエクササイズは継続出来ている。
引き続き同様の施術を行う。 呼吸のエクササイズとタンパク質、ヘム鉄、ビタミンCの摂取、トレーニングも継続して行うよう指導。
【3回目】 4日後来院 授乳中のみ腰の痛みがある状態。 骨盤の後傾も改善していっているが、ハムストリングの活性が出来ていない。
ハムストリングの活性を促すトレーニングを入れながらの施術と自宅で出来る簡単なトレーニング指導。
【4回目】 8日後来院 腰の痛みが軽減。
ここで、腹部の筋肉の活性化度合いを確認。 腹横筋の確認として、ドローインを行なってもらい筋収縮を確認。
骨盤底筋群も同様に検査で確認。
【5回目】 6日後来院 腰の痛み、頸部の痛みは軽減していました。
胸郭がしっかりと拡大できるように胸椎のつまりをとりセルフケアとして広背筋の抑制をさせながら行う呼吸のエクササイズも追加。
【6回目】 9日後来院 DRAにて指の入りが少なくなり白線(腹直筋を繋ぐ結合組織)の回復を確認。
治療の後半は、トレーニングのチェックをしながら修正するところをアドバイス。
【7回目】 9日後来院 お腹に力が入ってくる感じが分かってきたとの事。
初診時の写真と比べ腹直筋の回復が分かるレベルまで改善しました。
次回2週間後来院、腹部とトレーニングをチェックを毎回行う。
<解説> 実はこの腹直筋離開自体は気づかない方もいらっしゃいます。 ほとんどのケースでは気にならない程度ですが離開の度合いや圧力のかかり方によっては腹筋に力が入らなかったり、下腹部のぽっこりが治らないケースがあります。 そう言った場合はしっかりと改善のためのアプローチを早期に取り組む必要があります。
栄養面では、筋膜や腱の滑走を滑らかにするコラーゲンの合成を行うために必要なタンパク質、ヘム鉄、ビタミンCの摂取をオススメします。 エクササイズ等で、姿勢のクセで不活性化されている筋群を活性させ呼吸の介入で腹部の筋肉を連動させる事により、頸部や前胸部、背部の緊張も取れやすくなり早期改善に導けます。
【施術担当・記事作成者 脇内】
産後1ヶ月の方の腹直筋離開が改善していくまでの事例紹介です。
組織的にも1ヶ月頃から固まってくる方もいらっしゃいます。骨格面を整えていくと同時に、 体内で不足しがちな栄養を摂取し、不活性化している筋肉を活性させ、呼吸のエクササイズ等を取り入れる事により状態が回復してきました。
Contents
利用者
30代女性お悩み
・お腹のぽっこり ・尿漏れ ・骨盤の広がり ・首の痛み過去に受けていた施術
産後骨盤矯正主な施術ポイント
・骨盤の調整 ・頚椎から胸腰椎移行部の調整施術内容と経過
<ヒアリング> 産後1ヶ月 2人目のお子さんをご出産。1人目のお子さんの時から腹直筋離開があり、そのままお2人目のお子さんを妊娠。2人目をご出産後も下腹部のぽっこりが治らず専門的な治療を求めて来られました。
<状態> ・骨盤は後傾位。 ・骨盤の前傾への動きは左右ともに硬い。 ・腹直筋離開(diastasis rectus abdominis:以下DRA)の検査では、中等度の腹直筋離開が疑われる。 ・頸部痛(+) ・尿漏れ(+)
<施術> 【1回目】 施術内容 ・骨盤の位置の調整 ・腰殿部の短縮部位をリリース ・胸椎の調整 ・頚椎の調整 ・仙腸関節の調整
セルフケアとして骨盤底筋群、内臓下垂に対するトレーニングと呼吸のエクササイズを指導
【2回目】 2日後来院 状態は変わらず。 トレーニングと呼吸のエクササイズは継続出来ている。
引き続き同様の施術を行う。 呼吸のエクササイズとタンパク質、ヘム鉄、ビタミンCの摂取、トレーニングも継続して行うよう指導。
【3回目】 4日後来院 授乳中のみ腰の痛みがある状態。 骨盤の後傾も改善していっているが、ハムストリングの活性が出来ていない。
ハムストリングの活性を促すトレーニングを入れながらの施術と自宅で出来る簡単なトレーニング指導。
【4回目】 8日後来院 腰の痛みが軽減。
ここで、腹部の筋肉の活性化度合いを確認。 腹横筋の確認として、ドローインを行なってもらい筋収縮を確認。
骨盤底筋群も同様に検査で確認。
【5回目】 6日後来院 腰の痛み、頸部の痛みは軽減していました。
胸郭がしっかりと拡大できるように胸椎のつまりをとりセルフケアとして広背筋の抑制をさせながら行う呼吸のエクササイズも追加。
【6回目】 9日後来院 DRAにて指の入りが少なくなり白線(腹直筋を繋ぐ結合組織)の回復を確認。
治療の後半は、トレーニングのチェックをしながら修正するところをアドバイス。
【7回目】 9日後来院 お腹に力が入ってくる感じが分かってきたとの事。
初診時の写真と比べ腹直筋の回復が分かるレベルまで改善しました。
次回2週間後来院、腹部とトレーニングをチェックを毎回行う。
<解説> 実はこの腹直筋離開自体は気づかない方もいらっしゃいます。 ほとんどのケースでは気にならない程度ですが離開の度合いや圧力のかかり方によっては腹筋に力が入らなかったり、下腹部のぽっこりが治らないケースがあります。 そう言った場合はしっかりと改善のためのアプローチを早期に取り組む必要があります。
栄養面では、筋膜や腱の滑走を滑らかにするコラーゲンの合成を行うために必要なタンパク質、ヘム鉄、ビタミンCの摂取をオススメします。 エクササイズ等で、姿勢のクセで不活性化されている筋群を活性させ呼吸の介入で腹部の筋肉を連動させる事により、頸部や前胸部、背部の緊張も取れやすくなり早期改善に導けます。
【施術担当・記事作成者 脇内】