2018年10月10日 水曜日
明け方まで眠れなかった不眠が整体で改善|40代女性|整体
不眠で悩まれている方は数多くいらっしゃいますが、中には一度起きたら朝まで眠れない、一睡もできない、なんて方も。そんな不眠でお悩みだった女性についてのケースを、東洋医学的な視点も取り入れてご説明していきます。
1年前から不眠症状が出始めた。
眠れる時は0時〜6時の間で眠れる。
しかし、週の半分は入眠後2〜3時間で中途覚醒し、一度起きてしまうと朝まで寝付けない。その中でも、ひどい時は夜から朝まで一睡もできないことも。
それによって、日中の仕事の効率が下がったり体の辛さも感じているのでストレスになる。
それもあってか、最近では何かにという訳ではないが、イライラすることが増えた。
〈検査〉
①耳〜側頭部周囲の緊張
②背骨の硬さ(可動性の減少)
③前頚部の緊張
④右肩下がり左重心
⑤胃の弱り
〈施術〉
睡眠の調節に関わる自律神経の問題は、特に①〜③の要因により左右されやすいのでまずはその辺りの緊張が出ないように調整を行う。
⑤の胃の弱りについては、こちらの女性を東洋医学的に見た時に”脾虚”という体質に属すると判断できた。この胃の弱りに関しても、体質的な部分の弱さが取れていないと症状改善に時間がかかるので、同時にアプローチを行うこととする。
初回は上記部位の施術を行い、胃の養生法などをお伝えして終了。
【2回目】
3日後来店。
眠りの症状自体はこの2〜3日は変わらず。
検査での首肩周りの緊張は緩和されている。
前回と同様の施術を行い、食事で摂取する時の注意点を指導。
【3回目】
7日後来店。
不眠の程度は10→6ぐらいに軽減。
1週間の中でも4回から5回は調子よく眠れるようになってきた。(0時〜6時で)
途中で起きてしまったら、朝まで寝れないことがほとんどだったが、前回後からは中途覚醒後も30分で眠れるようになった。
それに伴って頭痛が軽減してきている。
引き続き同方針で施術。
【4回目】
不眠の程度10→4に。
眠りの質については前回と同じ、もしくはさらに楽になっている。
【5〜6回目】
4回目と同じ状態で現状維持。
【7回目】
1日だけ眠れない日があったが、その他は問題なく眠れた。
【8〜10回目】
不眠の程度10→2の状態で安定。
やはり週1回は眠りにくい日が出てくる。
【11回目】
前回後からは1週間を通して全ての日で安定して眠れた。
【12回目】
今週も状態は変わらず、安定して眠れる状態をキープしている。
今後は施術の間隔を1週間ずつ空けて予防ののメンテナンスをしていく予定。
検査の項目でお伝えした問題を一つずつとっていくことで、回数はしばらくかかりましたが、着実によくなっていきました。
体質的には胃の弱りが強いタイプでしたが、東洋医学的に見た時の胃は、活動に必要なエネルギーを生産する工場の役割があります。
それらが弱ってしまうことで日中の活動に支障が出ますし、胃の不調から生まれる余分な熱が原因で不眠の症状を加速させることにも繋がります。
このような不眠の施術で重要なのは、これらの不眠の原因となる体質の問題も同時にケアしていくということだと思います。
※個人の症例です。100%施術効果を保証するものではありません。
・不眠について(基本編)
・自律神経失調症
・【症例】明け方まで眠れない不眠
・【症例】頭痛・めまい・不眠
・【症例】夜寝付けない、朝が辛い

利用者
40代女性 大阪市東淀川区主症状
不眠その他の症状
頭痛、イライラ過去に受けていた施術
マッサージ主な施術ポイント
頭蓋骨、自律神経の調整施術内容と経過
【1回目】1年前から不眠症状が出始めた。
眠れる時は0時〜6時の間で眠れる。
しかし、週の半分は入眠後2〜3時間で中途覚醒し、一度起きてしまうと朝まで寝付けない。その中でも、ひどい時は夜から朝まで一睡もできないことも。
それによって、日中の仕事の効率が下がったり体の辛さも感じているのでストレスになる。
それもあってか、最近では何かにという訳ではないが、イライラすることが増えた。
〈検査〉
①耳〜側頭部周囲の緊張
②背骨の硬さ(可動性の減少)
③前頚部の緊張
④右肩下がり左重心
⑤胃の弱り
〈施術〉
睡眠の調節に関わる自律神経の問題は、特に①〜③の要因により左右されやすいのでまずはその辺りの緊張が出ないように調整を行う。
⑤の胃の弱りについては、こちらの女性を東洋医学的に見た時に”脾虚”という体質に属すると判断できた。この胃の弱りに関しても、体質的な部分の弱さが取れていないと症状改善に時間がかかるので、同時にアプローチを行うこととする。
初回は上記部位の施術を行い、胃の養生法などをお伝えして終了。
【2回目】
3日後来店。
眠りの症状自体はこの2〜3日は変わらず。
検査での首肩周りの緊張は緩和されている。
前回と同様の施術を行い、食事で摂取する時の注意点を指導。
【3回目】
7日後来店。
不眠の程度は10→6ぐらいに軽減。
1週間の中でも4回から5回は調子よく眠れるようになってきた。(0時〜6時で)
途中で起きてしまったら、朝まで寝れないことがほとんどだったが、前回後からは中途覚醒後も30分で眠れるようになった。
それに伴って頭痛が軽減してきている。
引き続き同方針で施術。
【4回目】
不眠の程度10→4に。
眠りの質については前回と同じ、もしくはさらに楽になっている。
【5〜6回目】
4回目と同じ状態で現状維持。
【7回目】
1日だけ眠れない日があったが、その他は問題なく眠れた。
【8〜10回目】
不眠の程度10→2の状態で安定。
やはり週1回は眠りにくい日が出てくる。
【11回目】
前回後からは1週間を通して全ての日で安定して眠れた。
【12回目】
今週も状態は変わらず、安定して眠れる状態をキープしている。
今後は施術の間隔を1週間ずつ空けて予防ののメンテナンスをしていく予定。
考察
今回は1年前からの不眠症状でした。検査の項目でお伝えした問題を一つずつとっていくことで、回数はしばらくかかりましたが、着実によくなっていきました。
体質的には胃の弱りが強いタイプでしたが、東洋医学的に見た時の胃は、活動に必要なエネルギーを生産する工場の役割があります。
それらが弱ってしまうことで日中の活動に支障が出ますし、胃の不調から生まれる余分な熱が原因で不眠の症状を加速させることにも繋がります。
このような不眠の施術で重要なのは、これらの不眠の原因となる体質の問題も同時にケアしていくということだと思います。
※個人の症例です。100%施術効果を保証するものではありません。
【記事作成者 整体太郎と鍼灸花子(吹田市江坂)】
関連記事
・不眠について(実践編)・不眠について(基本編)
・自律神経失調症
・【症例】明け方まで眠れない不眠
・【症例】頭痛・めまい・不眠
・【症例】夜寝付けない、朝が辛い