急に陥った不眠で昼夜逆転の生活|30代女性|鍼灸
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30代女性 保育士(現在休職中) 吹田市江坂町
不眠。夜中1~2時まで寝られない。 ようやく寝れたと思うと、3~4時に目が覚める。(中途覚醒平均3回) その後、なかなか寝付けずに、疲れ切って朝7~8時に再度眠る。 家事などの兼ね合いもあり、11時頃に無理やり起床するような状態。
肩こり、イライラ、胃もたれ、口内炎、足むくみ
整体、カイロプラクティック
体質的肝虚・陰虚・胃の補法
【1回目】
初回時は整体メニューでのご予約だったので、整体で全身の循環促進。 多少の筋緊張はあるものの、筋・骨格的な面での問題は少ない。
体質を判断するヒアリングにて、行動する際は徹底的・積極的・計画的に事を進めたい性格。
その他、検査にて東洋医学からみた原因の要素が明確になったため、次回より鍼灸メニューでのご予約を提案。
【2回目】
4日後来院。
本日より鍼灸施術。
各種検査を実施したところ、もともと肝が弱りやすい体質でその作用が低下→脾・胃に影響を及ぼしていると判断。
肝虚に対する本治法と脾・胃に関するツボで反応点への刺鍼。
背部兪穴により、陽気の巡りを促進。
仰臥位にて、不足している陰をしっかりと補う。
【3回目】
4日後来院。
前回施術後は23時に布団に入り、0時には就寝できるようになった。
夜中に2〜3回はあった中途覚醒が1回に減った。
まだ十分ではない陰を引き続き補う。
目疲れ・肩首周りの緊張強いため、後頭下筋群を緩める施術。
【4回目】
3日後来院。
睡眠の状態については前回の状態をキープしている。 が、家庭内でのトラブルにより考え事をしていると入眠時間が遅れ、やや睡眠不足気味。
引き続き同じ方針で施術。
【5回目】
4日後来院。
明け方に一度起きてしまうが、それ以外は入眠・熟睡感共に満足している。
当初感じていた胃の不快感が落ち着いていることに気づく。
【6回目】
一週間後来院。
0時に就寝し、6:30頃まで起きることなく寝れるように。
症状安定のため、もうしばらく施術継続。
今回の不眠のポイントは肝臓の影響。 東洋医学での肝臓の役割として、「夜になると全身の血液を集め、寝ている間収めておく」というものがあります。
もしもその肝臓の機能に異常が生じ、この役割がうまく働かなくなるとどうなるか。
本来肝臓に集まるべき血液が全身にあることで、眠りにくくなります。
もしも頭に血液が留まれば、頭は活動してしまうので夢を見たり目が冴えたり、睡眠に影響が出ます。 その肝臓の作用をうまく働くように施術することで、影響が及んでいた胃の状態も整い、相乗効果的に回復が早まりました。
考え事をすることが多かったり、何でも徹底的にこなしたくなるタイプの方は、今回のような症状に注意が必要です。
担当 乾
※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。