2022年5月31日 火曜日
マッサージに行っても1日で元に戻る肩こりが改善|30代 女性|産後骨盤矯正
産後の抱っこなどの負担で首や肩、腕周りのこり感で悩まされていた患者さんが改善した事例紹介です。可動性に制限が出ている胸椎や肋骨、肩甲骨の関節を調整、妊娠で変化した重心を施術とセルフケアで修正していくことで負担が軽減して症状が改善していきました。
<状態> ・左で抱っこのクセがあり、左の骨盤(腸骨)が上に上がっている ・肋椎関節が特に左が硬い ・肩甲骨の動きが左が硬い ・反り腰 ・股関節内旋位で大転子が突出している
<施術> 【1回目】 施術内容 ・胸椎、肋椎関節の可動域制限をリリース ・肩甲胸郭関節の可動域制限をリリース ・前腕屈筋群の筋緊張をリリース ・股関節まわりの筋緊張をリリース ・骨盤の関節(仙腸関節)を調整 セルフケアとして股関節の運動、骨盤底筋トレーニングを指導
【2回目】3日後来院 楽な状態がキープできている。1日で元に戻らなかった。 状態:左の肋椎関節の可動域制限が残る 引き続き関節の可動域制限をリリース、股関節・骨盤の位置調整を行う セルフケアとして重心の位置指導、股関節の運動指導
【3回目】7日後来院 肩が楽な状態が1週間続いた。硬まった感はあり。抱っこで腰にしんどさあり 状態:左の肩甲胸郭関節の可動域向上、反り腰 股関節、骨盤の位置調整と肩甲骨内側の筋緊張をリリース セルフケアとして骨盤底筋・腹筋の連動のトレーニング指導
【4回目】8日後来院 肩・腰の硬まった感低下、腰痛なし 状態:胸椎・肋椎・肩甲胸郭関節の可動性向上、左右差減少 引き続き前回と同様の施術を行う セルフケアとして肩甲骨の運動指導
【5回目】6日後来院 肩コリ感は感じなかった。腰がまだ硬まった感でやすい 状態:股関節屈曲筋の短縮が残っているため腰が反りやすい 股関節屈曲筋のリリースと脊柱・肋椎・肩甲胸郭関節の調整を行う セルフケアとして股関節屈曲筋のストレッチ指導
【6回目】10日後来院 肩・腰の調子良好 状態:腰の反りなし、外荷重がまだ残る、胸椎・肋椎関節の左右差消失 股関節の位置の調整を行う セルフケアとして内転筋群の活性化トレーニング、肩甲骨の運動指導
【7回目】10日後来院 肩良好、腰のしんどさあり 状態:外荷重のため、腰部外側の緊張が取れにくい 股関節調節、臀部・ハムストリングスの筋緊張リリースを行う セルフケアとして臀部・ハムストリングスの活性化トレーニング指導
【8回目】9日後来院 腰に少し違和感あるぐらい、ズボンのゆとり少し出てきた 状態:下肢外側の筋緊張がまだ残る 下肢外側の筋緊張リリース、臀部・ハムストリングスのリリースを行う 体の調子は良好、下半身のラインを整えていく施術に移行
<解説> 今回の患者さんは左の首~肩コリがマッサージに行ってもすぐに元に戻ってしまうとのことで原因を探っていくと、 左側の胸椎と肋骨の関節、肩甲骨の動きにあきらかに制限が出ていました。 肩や腕を動かす時は必ず肩甲骨が動きますが、肩甲骨の動きに制限が出ていると肩の筋肉・腕の筋肉が 必要以上に収縮しないといけなくなり、肩・首コリ、腕のだるさの原因になります。
施術で肩甲骨の可動性を出すために肩甲骨と関節を成す胸郭(胸椎・肋骨)を調整し、 肩甲骨の可動性が向上することで肩や首、腕の過緊張が軽減し肩こりが改善していきました。
骨盤まわりは妊娠中の重心変化(後ろ重心と外荷重)がそのまま残っており、 腰部の筋緊張、下肢外側の過緊張、骨盤(腸骨)の外側への開きがあるために骨盤の広がり感が残っていました。
施術で股関節や骨盤の位置の調節、不活性になっている骨盤底筋群・腹筋群・臀部・ハムストリングスを 活性化し重心の位置を調整していきました。 まだ下肢の外側の筋緊張が残っているため、引き続き重心の調整を継続中です。

Contents
利用者
30代女性お悩み
・腰の痛み ・首から肩にかけてのコリ(特に左) ・腕のだるさ過去に受けていた施術
マッサージ主な施術ポイント
・胸椎、肋椎関節の可動域調整 ・重心の修正施術内容と経過
<ヒアリング> 1人目を出産して4か月。育児での負担で身体がだるく、首〜肩にかけて凝り固まっている感じがする。マッサージに行っても1日で元に戻ってしまい、整体をすすめられて来院した。骨盤の歪み、広がりも気になるのでケアをしておきたい。<状態> ・左で抱っこのクセがあり、左の骨盤(腸骨)が上に上がっている ・肋椎関節が特に左が硬い ・肩甲骨の動きが左が硬い ・反り腰 ・股関節内旋位で大転子が突出している
<施術> 【1回目】 施術内容 ・胸椎、肋椎関節の可動域制限をリリース ・肩甲胸郭関節の可動域制限をリリース ・前腕屈筋群の筋緊張をリリース ・股関節まわりの筋緊張をリリース ・骨盤の関節(仙腸関節)を調整 セルフケアとして股関節の運動、骨盤底筋トレーニングを指導
【2回目】3日後来院 楽な状態がキープできている。1日で元に戻らなかった。 状態:左の肋椎関節の可動域制限が残る 引き続き関節の可動域制限をリリース、股関節・骨盤の位置調整を行う セルフケアとして重心の位置指導、股関節の運動指導
【3回目】7日後来院 肩が楽な状態が1週間続いた。硬まった感はあり。抱っこで腰にしんどさあり 状態:左の肩甲胸郭関節の可動域向上、反り腰 股関節、骨盤の位置調整と肩甲骨内側の筋緊張をリリース セルフケアとして骨盤底筋・腹筋の連動のトレーニング指導
【4回目】8日後来院 肩・腰の硬まった感低下、腰痛なし 状態:胸椎・肋椎・肩甲胸郭関節の可動性向上、左右差減少 引き続き前回と同様の施術を行う セルフケアとして肩甲骨の運動指導
【5回目】6日後来院 肩コリ感は感じなかった。腰がまだ硬まった感でやすい 状態:股関節屈曲筋の短縮が残っているため腰が反りやすい 股関節屈曲筋のリリースと脊柱・肋椎・肩甲胸郭関節の調整を行う セルフケアとして股関節屈曲筋のストレッチ指導
【6回目】10日後来院 肩・腰の調子良好 状態:腰の反りなし、外荷重がまだ残る、胸椎・肋椎関節の左右差消失 股関節の位置の調整を行う セルフケアとして内転筋群の活性化トレーニング、肩甲骨の運動指導
【7回目】10日後来院 肩良好、腰のしんどさあり 状態:外荷重のため、腰部外側の緊張が取れにくい 股関節調節、臀部・ハムストリングスの筋緊張リリースを行う セルフケアとして臀部・ハムストリングスの活性化トレーニング指導
【8回目】9日後来院 腰に少し違和感あるぐらい、ズボンのゆとり少し出てきた 状態:下肢外側の筋緊張がまだ残る 下肢外側の筋緊張リリース、臀部・ハムストリングスのリリースを行う 体の調子は良好、下半身のラインを整えていく施術に移行
<解説> 今回の患者さんは左の首~肩コリがマッサージに行ってもすぐに元に戻ってしまうとのことで原因を探っていくと、 左側の胸椎と肋骨の関節、肩甲骨の動きにあきらかに制限が出ていました。 肩や腕を動かす時は必ず肩甲骨が動きますが、肩甲骨の動きに制限が出ていると肩の筋肉・腕の筋肉が 必要以上に収縮しないといけなくなり、肩・首コリ、腕のだるさの原因になります。
施術で肩甲骨の可動性を出すために肩甲骨と関節を成す胸郭(胸椎・肋骨)を調整し、 肩甲骨の可動性が向上することで肩や首、腕の過緊張が軽減し肩こりが改善していきました。
骨盤まわりは妊娠中の重心変化(後ろ重心と外荷重)がそのまま残っており、 腰部の筋緊張、下肢外側の過緊張、骨盤(腸骨)の外側への開きがあるために骨盤の広がり感が残っていました。
施術で股関節や骨盤の位置の調節、不活性になっている骨盤底筋群・腹筋群・臀部・ハムストリングスを 活性化し重心の位置を調整していきました。 まだ下肢の外側の筋緊張が残っているため、引き続き重心の調整を継続中です。