2021年11月30日 火曜日
1日おきに出ていた頭痛、吐き気が改善|40代 女性|整体
一日おきに頭痛とひどくなると寝込むぐらいの吐き気に悩まされていた患者さんが改善していくまでの事例紹介です。交感神経優位な状態を呼吸のトレーニングとお身体の調整を行い自律神経の乱れが整うことで症状が改善していきました。
<状態把握> ・交感神経が優位で全く脱力できていない状態 ・肩で呼吸している(胸式呼吸) ・頸椎、胸椎の可動域制限があり、姿勢を正すと腰椎が過剰に反ってしまう ・腹部のハリが強い
<施術> 【1回目】 ・頸椎・胸椎の可動域制限をリリース ・背面の筋緊張をリリース ・後頭下筋群をリリース セルフケアとして背骨のストレッチ指導、目を温めて休めるよう指導
【2回目】 6日後来院、症状の変化なし。あまりにもきつくて間にマッサージに行った、食欲が出てご飯を食べることができた 状態:変化なし、交感神経優位 前回と同様の施術を行う セルフケアとして肩甲骨の運動と腹式呼吸のセルフケアを指導
【3回目】 3日後来院、頭痛の強さ軽減、朝までしっかり眠れた、食後に胃がキリキリする 状態:腹部のハリ軽減、胸椎の可動域向上、頸部の可動域制限残る 引き続き頸椎、胸椎まわりの施術と胃へのアプローチで胃経ラインのマッサージと 迷走神経の疎通をよくするための頸椎と後頭部間の関節のリリースを行う セルフケアとして再度腹式呼吸のトレーニング指導
【4回目】 7日後来院、頭痛なし、胃の痛みなし、しっかり眠れている、肩こりは変わらず 状態:胸椎の可動制限あと少し残る、頸部の可動域制限残る 引き続き前回と同様の施術を行う
【5回目】 10日後来院、肩こりあり、しっかり眠れている 状態:胸椎の可動性問題なし、腹式呼吸しっかりできている、頭が前方位 頸椎の可動域リリースと胸部、腹部の筋緊張のリリースを行う セルフケアとして腹部のストレッチ指導
【6回目】 10日後来院、肩こり、朝からこってりしたものが食べられない 状態:骨盤前傾位、頭が前方位 前回と同様の施術と胃の経絡アプローチ セルフケアとして腹部のインナーマッスルのトレーニング指導
【7回目】 2週間後来院、肩こり、胃の調子良好 状態:骨盤前傾位減少、頭前方位 前回と同様の施術と顎関節の調整を行う 間隔をさらに開けて、経過をみていく
<考察> 今回の患者さんはずっと気を張っていた状態が長く続いたために自律神経のバランスが崩れ、 交感神経(緊張モード)が優位になり、様々な症状を引き起こしていました。
交感神経優位の時は胸式呼吸になり、肩や首まわりの筋肉の使った呼吸のため、 首肩まわりの筋緊張の原因になります。
眼精疲労は眼を使う時は首の付け根の筋肉を同時に使いますが、 首の緊張が強いために目の動きが悪くなり、疲れやすい原因になります。
胃の症状は副交感神経が優位であればしっかり食べ物を消化できますが、 交感神経が優位になると胃の働きが低下し、消化不良となり胃もたれや食欲不振の症状が出ます。
初診時のお体の状態は頸椎や胸椎の可動性がないため肋骨の可動性も低下し、胸郭の動きが悪く、 胸郭の動きに依存する横隔膜も動きにくくなり、ゆったりとした腹式呼吸ができなくなっていました。 また、脊柱の動きが硬いとその周辺の背部の筋肉も緊張し、体が脱力できない状態になります。
施術では体を副交感神経優位(リラックスモード)にするために体の緊張をリリースすること、 腹式呼吸をできるようにするために脊柱と肋椎の可動性を出すこととその周囲の筋緊張のリリースを行いました。
胸郭の可動性が出て、呼吸がゆったりできるようになり、 体も脱力できるようになることで症状が徐々に解消していきました。
利用者
30代女性お悩み
・慢性的な肩こり ・眼精疲労 ・1日おきに頭痛、ひどくなると吐き気その他のお悩み
・腰痛 ・冷え性過去に受けていた施術
整体主な施術ポイント
胸郭の可動域 腹式呼吸のトレーニング指導施術内容と経過
<ヒアリング> 元々肩こりは慢性的にもっていた。 受験していた試験が終わってから1日おきに頭痛が出始め、 ひどいと吐き気が出て週3日寝込んでしまうようになってしまった。 眼精疲労もあり、パソコンがきつい時もある。 夜中に目が覚めてしまうと寝られなくなり、ついついスマホを見てしまう。 友人と気兼ねなくお茶できるぐらい元気になりたい。<状態把握> ・交感神経が優位で全く脱力できていない状態 ・肩で呼吸している(胸式呼吸) ・頸椎、胸椎の可動域制限があり、姿勢を正すと腰椎が過剰に反ってしまう ・腹部のハリが強い
<施術> 【1回目】 ・頸椎・胸椎の可動域制限をリリース ・背面の筋緊張をリリース ・後頭下筋群をリリース セルフケアとして背骨のストレッチ指導、目を温めて休めるよう指導
【2回目】 6日後来院、症状の変化なし。あまりにもきつくて間にマッサージに行った、食欲が出てご飯を食べることができた 状態:変化なし、交感神経優位 前回と同様の施術を行う セルフケアとして肩甲骨の運動と腹式呼吸のセルフケアを指導
【3回目】 3日後来院、頭痛の強さ軽減、朝までしっかり眠れた、食後に胃がキリキリする 状態:腹部のハリ軽減、胸椎の可動域向上、頸部の可動域制限残る 引き続き頸椎、胸椎まわりの施術と胃へのアプローチで胃経ラインのマッサージと 迷走神経の疎通をよくするための頸椎と後頭部間の関節のリリースを行う セルフケアとして再度腹式呼吸のトレーニング指導
【4回目】 7日後来院、頭痛なし、胃の痛みなし、しっかり眠れている、肩こりは変わらず 状態:胸椎の可動制限あと少し残る、頸部の可動域制限残る 引き続き前回と同様の施術を行う
【5回目】 10日後来院、肩こりあり、しっかり眠れている 状態:胸椎の可動性問題なし、腹式呼吸しっかりできている、頭が前方位 頸椎の可動域リリースと胸部、腹部の筋緊張のリリースを行う セルフケアとして腹部のストレッチ指導
【6回目】 10日後来院、肩こり、朝からこってりしたものが食べられない 状態:骨盤前傾位、頭が前方位 前回と同様の施術と胃の経絡アプローチ セルフケアとして腹部のインナーマッスルのトレーニング指導
【7回目】 2週間後来院、肩こり、胃の調子良好 状態:骨盤前傾位減少、頭前方位 前回と同様の施術と顎関節の調整を行う 間隔をさらに開けて、経過をみていく
<考察> 今回の患者さんはずっと気を張っていた状態が長く続いたために自律神経のバランスが崩れ、 交感神経(緊張モード)が優位になり、様々な症状を引き起こしていました。
交感神経優位の時は胸式呼吸になり、肩や首まわりの筋肉の使った呼吸のため、 首肩まわりの筋緊張の原因になります。
眼精疲労は眼を使う時は首の付け根の筋肉を同時に使いますが、 首の緊張が強いために目の動きが悪くなり、疲れやすい原因になります。
胃の症状は副交感神経が優位であればしっかり食べ物を消化できますが、 交感神経が優位になると胃の働きが低下し、消化不良となり胃もたれや食欲不振の症状が出ます。
初診時のお体の状態は頸椎や胸椎の可動性がないため肋骨の可動性も低下し、胸郭の動きが悪く、 胸郭の動きに依存する横隔膜も動きにくくなり、ゆったりとした腹式呼吸ができなくなっていました。 また、脊柱の動きが硬いとその周辺の背部の筋肉も緊張し、体が脱力できない状態になります。
施術では体を副交感神経優位(リラックスモード)にするために体の緊張をリリースすること、 腹式呼吸をできるようにするために脊柱と肋椎の可動性を出すこととその周囲の筋緊張のリリースを行いました。
胸郭の可動性が出て、呼吸がゆったりできるようになり、 体も脱力できるようになることで症状が徐々に解消していきました。