2025年3月15日 土曜日
お子さんのジャンパー膝(膝蓋腱炎)を早く治したい親御さんへ
Contents
お子さんのジャンパー膝(膝蓋腱炎)を早く治したい親御さんへ
再発を繰り返すことで有名な疾患の一つです。
実際、ジャンプ系の競技で悩んでいる子は多く
サポーターやマッサージなどで誤魔化しながら
競技を続けている子が多いのが現状です。
でも、安心してください。
ジャンパー膝はスッキリと解消します。
痛みには必ず原因があります。
しっかりとその原因を取り除くことで根本解決をすることができます。
しかも早期に!
しっかりと治しておきたいとお考えの方は最後までご覧ください。
ジャンパー膝(膝蓋腱炎)とは?
ジャンパー膝(膝蓋腱炎)はお皿の下にある膝蓋腱がジャンプやダッシュなどの瞬発的な動作を繰り返すことで、
牽引力がかかり、損傷した状態です。
好発
10~20代の男性に多く、
サッカーやバレー、バスケットなど走ったりジャンプが多い競技者に頻発します。
ジャンパー膝の症状
・ダッシュやジャンプなどの動作でお皿の下に痛みが走る
・スポーツの後にお皿の下が腫脹
・お皿の上側が痛む
・圧痛・熱感がある
膝の周辺が痛む疾患には
膝蓋腱炎、大腿四頭筋付着部炎、滑液包炎、膝蓋大腿関節症
変形性膝関節症、変形性股関節症、オスグッドなどがあります。
場所が近いためしっかりと鑑別が必要です。
膝蓋腱炎、大腿四頭筋付着部炎、滑液包炎は
ジャンパー膝と考えて施術しても問題ないでしょう。
病院での一般的なジャンパー膝の検査と治療
検査基本的には問診で状況判断によりジャンパー膝と診断されます。
長期化する場合や正確に判断するためにはエコー検査・MRI検査が実施されることがあります。
治療
基本的にまず患部の安静や服薬治療
炎症が強い場合はステロイド注射
※ステロイド治療は注射した腱が弱くなり複数回注射すると
断裂をおこすことがあるため、
痛くなるたびに注射を行うことは推奨されていないようです。
施設によっては
リハビリテーション(物療やストレッチ、マッサージ)
再生医療などを検討されます。
整骨院などでの一般的なジャンパーの治療
アイシング、温熱電気、超音波などの物療
ストレッチ
マッサージ
ジャンパー膝が治りにくい理由
痛みの原因が一時的な炎症によるものであれば、安静にすれば改善するケースもありますが、
特に大きなきっかけもなく繰り返しの練習でジャンパー膝になってしまう人もいます。
ジャンパー膝を繰り返さないためにも根本的な原因を改善していく必要があります。
損傷を繰り返すと・・・
組織の治癒過程で膝蓋腱に血管が増え、それと共に神経線維が増えます。
通常であれば傷が癒えると血管は消失します。
しかし、損傷を繰り返していると、血管が消えることがなく神経線維を不必要に発達することがあり、
より痛みを感じやすくなってしまいます。
根本改善のための当院でのジャンパー膝の治療
同じスポーツをしていても、ジャンパー膝になる子とならない子がいます。その違いは何でしょうか?
ジャンパー膝を完治し、繰り返さないようにするためにその違いを改善していく必要があります。
当院が見つけ出した根本原因への治療は以下の4つです。
①骨格バランスの崩れ
②誤った体の使い方
③疲労の蓄積
④膝の施術
①骨格バランスの崩れ
ジャンパー膝になりやすい子はほとんどのケースで膝に負担が集中しやすい骨格バランスになっています。股関節や足関節の歪みや可動性の低下は膝関節の歪みまたは使い過ぎの原因となり、膝への負荷が高まります。
他にも重心バランスの崩れがあることで左右どちらかに荷重が偏り、片方の膝に負荷が高まります。
一人一人の骨格バランスの崩れを鑑別し、整える必要があります。
②誤った体の使い方
必要以上に筋肉を使ってしまっていたり、使うべきところが使えていなかったりすることで膝の組織に負担がかかっていることがあります。
③疲労の蓄積
ジャンパー膝になりやすい子はそもそも体の回復力が弱っている傾向があります。疲労が蓄積することで局所の循環が低下し、組織の損傷が回復しきれずに、
練習によってまた組織が損傷することを繰り返すことで炎症状態となります。
自律神経の乱れなどを評価し体の疲労を取り除くための施術を行います。
④膝の施術
何よりも結果を分けるのが膝の施術です。体全体の調節を行い根本原因を整えたうえで、損傷した局所の治療を行います。
これは単なる電気治療やマッサージなどではなく、
傷んだ組織を元通りに整復するための専門施術を行います。
一般的なマッサージやストレッチ、電気などでは傷んで損傷した組織は元には戻りません。
まとめ
スポーツをしている子にとって「休む」というのは本当に辛いものです。
ですから出来るだけ最短で競技に復帰させてあげたいと私たちは常々考えています。
ジャンパー膝もしっかりと状態を見極め適切な施術をすれば高確率で早期に改善できます。
一日でも早く復帰できるように
思いっきりプレーできるように
再発の確率を可能な限り下げられるように
そうういうお気持ちがあればご相談ください。