2018年5月8日 火曜日
肩首のこりと高血圧|整体|20代男性
肩首のこりと血圧が高くなっていることを気にして来院された今回の男性。血圧を下げるためにはある程度の期間がかかるかと思われましたが、意外にも◯◯の調整を行うことで早期に回復された例です。
<カウンセリング>
首・肩のこりは仕事を始めて以来ずっとある。
機械の規格検品を行う現場作業で、主にうつむく姿勢での作業が多い。
2年前の会社での健康診断で血圧の高さを指摘される。
測定時に緊張する癖があったようだが、上が200を越えることもあった。
自宅での測定では上145を越えることもしばしば。
精密機器の規格を扱う正確性を求められる仕事のため、精神的緊張が強いことは自覚している。
<状態把握>
足の冷えや循環不良(+)
肩の外転テストで引っかかり(+)
前胸部~腹部全体の緊張(+)
呼吸の浅さ、声の出方(力がない、おどおどしている)などから、自律神経の乱れが感じ取れる
利用者さんのタイプとしては、緊張しやすく過剰に気を使う方でした。
もともとそういったタイプの方が、お仕事柄かなりの精度を求められる状況下にあったことで、さらに状態はきつくなっていたのだと思います。
肩・首については、大元の自律神経の安定を図りながら構造的な歪みにアプローチすることで、比較的早期に回復していきました。
血圧についてですが、正直ここまで早く正常値まで下がるとは思っていませんでした。
血圧を上げる要素として、
・遺伝
・血液の粘性が上がる
・ストレス
・過労
・塩分の過剰摂取
・運動不足
など、挙げだしたらたくさん存在しますが、検診では原因不明とのことでした。
その血圧を管理する中枢は視床下部という場所ですが、その視床下部は自律神経の中枢でもあります。
今回の様に自律神経の乱れがある場合は、当然血圧にも何らかの影響を及ぼす可能性があるということです。
私の経験上、
・過度に気を遣ってしまう
・緊張しやすい
・他人からどう思われるかとても気になる
このような特徴をお持ちの方は、今回の方の様なお悩みに気をつけたほうが良いと考えます。
※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。
【症例】セットで訪れる肩首こり&頭痛
【症例】家事がし辛かった首の痛み
【症例】内蔵が原因だった首から肩にかけてのこり

利用者
20代男性 大阪市東淀川区お悩み
首・肩のこりその他のお悩み
高血圧過去に受けていた施術
特になし主な施術ポイント
肝臓、自律神経の調整施術内容と経過
【1回目】<カウンセリング>
首・肩のこりは仕事を始めて以来ずっとある。
機械の規格検品を行う現場作業で、主にうつむく姿勢での作業が多い。
2年前の会社での健康診断で血圧の高さを指摘される。
測定時に緊張する癖があったようだが、上が200を越えることもあった。
自宅での測定では上145を越えることもしばしば。
精密機器の規格を扱う正確性を求められる仕事のため、精神的緊張が強いことは自覚している。
<状態把握>
足の冷えや循環不良(+)
肩の外転テストで引っかかり(+)
前胸部~腹部全体の緊張(+)
呼吸の浅さ、声の出方(力がない、おどおどしている)などから、自律神経の乱れが感じ取れる
<施術>
上記の結果より、自律神経の調節機能の乱れが主に関連する肩・首・血圧の問題であると判断。
そのあたりを調整するため、星状神経節や頭蓋、前胸部などを中心にアプローチ。
下肢の循環をとるために、股関節周りにも施術を行う。
施術後、ご本人も体の軽さを感じられた様子。
【2回目】
1週間後来店。
前回後は体全体が楽になり、仕事をする際の集中力も上がった感じがしたとのこと。
前回同様の施術に加えて、足首の硬さが目立ったため、アキレス腱やその他の関連部位も施術。
施術前や自宅で血圧を測定するが、今のところ特に変化はない。
【3回目】
1週間後来店。
初回時の肩・首こりの程度が10だとしたら2にまで減少。
同方針で引き続き実施。
以前は施術を受けられている際に体に力が入っている感じがあったが、徐々にそれが緩和されてきている。
【4回目】
1週間後来店。
前回と同じ状態をキープ。
胸周りの硬さが目立つので、心臓や肺などの内臓に対するアプローチも入れながら実施。
お話を伺っていると、これまでは仕事の疲労で運動する気にならなかったが、学生時代にしていた剣道を久々に再開してみたくなったとおっしゃったり、体のゆとりが少しずつ生まれてきている様子。
【5〜6回目】
1週間後来店。
首・肩はかなり楽な状態になり、仕事の疲労は感じるが寝れば楽になる様な状態。
【7回目】
1週間後来店。
3日前の会社の検診で血圧を測ったが、上の数値が118になっていたとのこと。
肩・首は引き続き楽な状態が続いている。
状態も安定してきているので、今後は施術間隔を少しずつ空けてメンテナンスに移行。
考察
今回のケースでは初回時の施術方針に記してある通り、自律神経の乱れによる要素が大きく、それぞれが肩・首の不快感や血圧に影響しあっていました。利用者さんのタイプとしては、緊張しやすく過剰に気を使う方でした。
もともとそういったタイプの方が、お仕事柄かなりの精度を求められる状況下にあったことで、さらに状態はきつくなっていたのだと思います。
肩・首については、大元の自律神経の安定を図りながら構造的な歪みにアプローチすることで、比較的早期に回復していきました。
血圧についてですが、正直ここまで早く正常値まで下がるとは思っていませんでした。
血圧を上げる要素として、
・遺伝
・血液の粘性が上がる
・ストレス
・過労
・塩分の過剰摂取
・運動不足
など、挙げだしたらたくさん存在しますが、検診では原因不明とのことでした。
その血圧を管理する中枢は視床下部という場所ですが、その視床下部は自律神経の中枢でもあります。
今回の様に自律神経の乱れがある場合は、当然血圧にも何らかの影響を及ぼす可能性があるということです。
私の経験上、
・過度に気を遣ってしまう
・緊張しやすい
・他人からどう思われるかとても気になる
このような特徴をお持ちの方は、今回の方の様なお悩みに気をつけたほうが良いと考えます。
※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。
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