2019年5月27日 月曜日
右肩から手の指にかけてのシビレ|70代女性|整体
こちらの女性は肩から手の指にかけてのジンジンするようなシビレでお悩みで当店に来られました。シビレと聞くと一般の方は何か重大な問題が起こっているのでは?と不安になる方もいらっしゃいますが、原因さえ特定できれば意外と早く緩和していくのもこのシビレの特徴です。今回はそんなシビレについてのケースをお伝えします。
<ヒアリング>
1年半前から同様のシビレを感じていたが、ビリビリときつく感じ始めたのはここ10日間から。
特に朝方に感じやすく、手を動かしているとマシに。
右の顔面部にもシビレの範囲が広がっており、いよいよまずいのではと思い来店に至る。
<所見>
・胸鎖乳突筋の緊張
・頚椎の歪み(特に下部頚椎)
・全身のむくみ(体液の循環不良)
・局所(首から上肢)の筋緊張
<方針と施術内容>
今回のシビレの出ているラインを考えると、主に下部頚椎から伸びる神経の走行に沿ったシビレであると考えられる。
原因は主に首から上肢における筋肉の緊張が大きな要因だと仮定し、その周辺組織の緊張を取っていくように整体施術でアプローチを行う。
右の顔面部のシビレに関しては、ストレスなどによる咬筋・側頭部の緊張からくる筋膜性のものであると考える。
・全身の体液循環の調整
・胸鎖乳突筋(首の筋肉)の調整
・上肢全体の筋緊張の緩和
・下部頚椎の歪み矯正
施術後に肩の可動域の広がりが出てきた。
しばらく同じ方針で経過を観察していく。
【2回目】
5日後来店。
前回後肩から指先のシビレの程度は半分に軽減。
右顔面部のシビレについては消失。
お孫さんの面倒を見ることが多かったらしく、腕を良く使ってだるい。
お体をチェックしてみると、胸鎖乳突筋と上肢の緊張はかなり軽減しており、下部頚椎の歪みはまだ残っている状態。
前回と同方針で施術を実施。
【3回目】
5日後来店。
右顔面部のシビレについては特に感じることがなかった。
肩から上肢のシビレについては、ビリビリ感じていたひどいものについてはほとんど感じないようになった。
腕を使った時やその後にうっすら感じるシビレはまだ少し残る。
【4回目】
6日後来店。
肩~上肢シビレはほとんど感じずに生活できた。
シビレは感じないが、腕を使った後にだるさを少し感じることがある。
だるさについては生活で起きうる常識の範囲内のものなので、そのだるさもなるべく感じなくて済むように今後も施術を継続。
筆者の経験上、シビレ症状に関わるもののほとんどは今回のような処置で解決できると感じていますが、今回もその良い例でした。
シビレを感じているご本人としては「何か脳に影響が出ているのでは?」と不安に感じていらっしゃるようでしたが、病院の検査では特に問題は出ず。
原因が分からないことに対する不安やストレスで、余計に体の緊張は強くなっていました。
当店に来られるまでは、別の整骨院で電気を当ててもらったそうですが、今回の様に慢性化していて軟部組織の緊張がある場合はそれだけでは良くなる可能性は低いと考えます。
構造的にお体をチェックした時の問題部位と、そのつながりを生む部位に注目して施術を行うことで緩和していった良い例だと思います。
【症例】肩・首の痛みfeat.おかん
【症例】セットで訪れる肩首こり&頭痛
【症例】家事がし辛かった首の痛み
【症例】内蔵が原因だった首から肩にかけてのこり
【症例】首肩のこりと高血圧
肩から指先へのシビレについての解説
利用者
70代女性 大阪府吹田市佐竹台お悩み
右肩から同側母指・示指・中指のシビレその他のお悩み
膝の痛み(変形性膝関節症)過去に受けていた施術
整形外科にてけん引、整骨院での電気施術主な施術ポイント
胸鎖乳突筋、頚椎施術内容と経過
【1回目】<ヒアリング>
1年半前から同様のシビレを感じていたが、ビリビリときつく感じ始めたのはここ10日間から。
特に朝方に感じやすく、手を動かしているとマシに。
右の顔面部にもシビレの範囲が広がっており、いよいよまずいのではと思い来店に至る。
<所見>
・胸鎖乳突筋の緊張
・頚椎の歪み(特に下部頚椎)
・全身のむくみ(体液の循環不良)
・局所(首から上肢)の筋緊張
<方針と施術内容>
今回のシビレの出ているラインを考えると、主に下部頚椎から伸びる神経の走行に沿ったシビレであると考えられる。
原因は主に首から上肢における筋肉の緊張が大きな要因だと仮定し、その周辺組織の緊張を取っていくように整体施術でアプローチを行う。
右の顔面部のシビレに関しては、ストレスなどによる咬筋・側頭部の緊張からくる筋膜性のものであると考える。
・全身の体液循環の調整
・胸鎖乳突筋(首の筋肉)の調整
・上肢全体の筋緊張の緩和
・下部頚椎の歪み矯正
施術後に肩の可動域の広がりが出てきた。
しばらく同じ方針で経過を観察していく。
【2回目】
5日後来店。
前回後肩から指先のシビレの程度は半分に軽減。
右顔面部のシビレについては消失。
お孫さんの面倒を見ることが多かったらしく、腕を良く使ってだるい。
お体をチェックしてみると、胸鎖乳突筋と上肢の緊張はかなり軽減しており、下部頚椎の歪みはまだ残っている状態。
前回と同方針で施術を実施。
【3回目】
5日後来店。
右顔面部のシビレについては特に感じることがなかった。
肩から上肢のシビレについては、ビリビリ感じていたひどいものについてはほとんど感じないようになった。
腕を使った時やその後にうっすら感じるシビレはまだ少し残る。
【4回目】
6日後来店。
肩~上肢シビレはほとんど感じずに生活できた。
シビレは感じないが、腕を使った後にだるさを少し感じることがある。
だるさについては生活で起きうる常識の範囲内のものなので、そのだるさもなるべく感じなくて済むように今後も施術を継続。
考察
今回の例では、主にシビレが出ている箇所の神経の走行に関わる筋肉・関節を整えることで状態が好転していったケースでした。筆者の経験上、シビレ症状に関わるもののほとんどは今回のような処置で解決できると感じていますが、今回もその良い例でした。
シビレを感じているご本人としては「何か脳に影響が出ているのでは?」と不安に感じていらっしゃるようでしたが、病院の検査では特に問題は出ず。
原因が分からないことに対する不安やストレスで、余計に体の緊張は強くなっていました。
当店に来られるまでは、別の整骨院で電気を当ててもらったそうですが、今回の様に慢性化していて軟部組織の緊張がある場合はそれだけでは良くなる可能性は低いと考えます。
構造的にお体をチェックした時の問題部位と、そのつながりを生む部位に注目して施術を行うことで緩和していった良い例だと思います。
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