2024年5月28日 火曜日
起床時の腰のだるさが改善|80代 男性|整体
10日前から寝て起きた時や座位から動き出す時に腰のだるさが出ているのがお悩みの患者さんが改善した事例です。荷重バランスの偏りの調整と可動性が低下した股関節の動きを出すことで荷重バランスが整い、腰への負担が軽減することで腰部の硬結が取れ、症状が改善していきました。
<状態> ・右腹斜筋に硬結あり ・右肩下がり ・左の骨盤の後傾制限あり
<施術> 【1回目】 施術内容 検査をすると明らかに痛みの部位(右腰部:腹斜筋)に筋肉の硬結があり、 動作時に硬結部位が伸長されて痛みがでているものと判断しました。 お身体全体の状態を検査すると、右肩が下がり、右背部の緊張が左より強く、 右に荷重しやすくなっており、それが蓄積して筋肉の硬結を作ったものと考えました。 また骨盤の動きを検査すると左の後傾の制限があり、 左に荷重しにくい状態になっていました。
施術では局所の筋硬結をリリースしつつ、 荷重バランスを左にも乗せられるように体全体のバランスも調整していきました。 ・右の広背筋のリリース ・右の大殿筋・腹斜筋リリース ・左の大腿筋膜張筋・中殿筋リリース
セルフケアとして右臀部とハムストリングスのストレッチと座り方を指導しました。
【2回目】4日後来院 状態:長時間座位の後の動き出しのだるさはなくなった。起床時のだるさは今日出てきた。 評価:腹斜筋の筋硬結あと少し残る、右肩下がり軽減 施術内容 引き続き前回同様の施術を行う
【3回目】5日後来院 状態:起床時のだるさ10段階評価であと5残る、20~30分たつと落ち着く 評価:仰臥位での股関節の回旋検査で右腰がつっぱる、右肩下がり解消 施術内容 前回の施術に加えて、右の股関節の可動性を出すための施術を行う。 ・右の内転筋群のリリース セルフケアとして寝る時の姿勢について指導しました。
【4回目】5日後来院 状態:前回と変わらず起床時のだるさ10段階中5 評価:仰臥位での股関節の回旋検査で右腰がつっぱる 施術内容 より集中して股関節のアプローチを行う。 ・右内転筋群の硬結をリリース ・右坐骨周囲の硬結(ハムストリングス)をリリース
セルフケアとして内転筋のストレッチ指導を行いました。
【5回目】10日後来院 状態:起床時のだるさ10段階中1~0、だいぶ寝返りがしやすくなった 評価:仰臥位での股関節の回旋検査で右腰がつっぱり減少 施術内容 前回同様に股関節へのアプローチを行い、筋肉の滑走性をつける。
【6回目】9日後来院 状態:腰のだるさなくなった 評価:仰臥位での股関節の回旋検査つっぱりなし 施術内容 前回と同様の施術を行う。
症状解消のため施術はこれにて終了。
<解説> 今回の患者さんは、右の腰部(腹斜筋)に筋硬結ができ、 それが原因で座位からの動き出し時にだるさが出ていました。 筋硬結は長時間の同じ姿勢や繰り返しの動作によって発生します。 趣味の釣りで右手に釣り竿をもって右に傾いた姿勢を長時間することによって 筋硬結ができてしまったのだと考えられます。
施術で筋硬結部のリリースと右荷重によって緊張している 右広背筋・臀部・ハムストリングスのリリース、 左にも荷重しやすいようにバランス調整することで痛みが解消していきました。
次に起床時の腰のだるさについては、起床時の痛みの原因として挙げられるのは、 水分摂取不足(血流の低下)・冷え・寝返りしていないの3つが大きな原因です。 お話をきくと日頃から右を下にして寝る習慣があり、 寝返りをあまりしないとのことで、 お身体の検査をすると寝返り動作で右腰がつっぱって痛みがあるとのことでした。
施術で寝返り動作がスムーズにできるように右股関節の可動性を制限している 内転筋・ハムストリングスの硬結をリリースすることで 痛みなく寝返りができるようになり、起床時のだるさも解消していきました。
個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません 【施術担当・記事作成者 高巣】
Contents
利用者
80代男性お悩み
・腰のだるさ今回の症状で受けた施術
なし主な施術ポイント
・荷重バランスの調整 ・股関節の可動性施術内容と経過
<ヒアリング> 10日前から寝て起きた時と長時間座った状態から動き出す時に腰の右側がだるくなるようなった。 きっかけは特に心あたりがなく、若い時も季節の変わり目に右腰が痛くなることがあったが ここ20年は痛みがなかった。 釣りが趣味で、朝から昼ぐらいまで同じ姿勢でいる習慣はある。 痛みをしっかり取りたいとのことで来院された。<状態> ・右腹斜筋に硬結あり ・右肩下がり ・左の骨盤の後傾制限あり
<施術> 【1回目】 施術内容 検査をすると明らかに痛みの部位(右腰部:腹斜筋)に筋肉の硬結があり、 動作時に硬結部位が伸長されて痛みがでているものと判断しました。 お身体全体の状態を検査すると、右肩が下がり、右背部の緊張が左より強く、 右に荷重しやすくなっており、それが蓄積して筋肉の硬結を作ったものと考えました。 また骨盤の動きを検査すると左の後傾の制限があり、 左に荷重しにくい状態になっていました。
施術では局所の筋硬結をリリースしつつ、 荷重バランスを左にも乗せられるように体全体のバランスも調整していきました。 ・右の広背筋のリリース ・右の大殿筋・腹斜筋リリース ・左の大腿筋膜張筋・中殿筋リリース
セルフケアとして右臀部とハムストリングスのストレッチと座り方を指導しました。
【2回目】4日後来院 状態:長時間座位の後の動き出しのだるさはなくなった。起床時のだるさは今日出てきた。 評価:腹斜筋の筋硬結あと少し残る、右肩下がり軽減 施術内容 引き続き前回同様の施術を行う
【3回目】5日後来院 状態:起床時のだるさ10段階評価であと5残る、20~30分たつと落ち着く 評価:仰臥位での股関節の回旋検査で右腰がつっぱる、右肩下がり解消 施術内容 前回の施術に加えて、右の股関節の可動性を出すための施術を行う。 ・右の内転筋群のリリース セルフケアとして寝る時の姿勢について指導しました。
【4回目】5日後来院 状態:前回と変わらず起床時のだるさ10段階中5 評価:仰臥位での股関節の回旋検査で右腰がつっぱる 施術内容 より集中して股関節のアプローチを行う。 ・右内転筋群の硬結をリリース ・右坐骨周囲の硬結(ハムストリングス)をリリース
セルフケアとして内転筋のストレッチ指導を行いました。
【5回目】10日後来院 状態:起床時のだるさ10段階中1~0、だいぶ寝返りがしやすくなった 評価:仰臥位での股関節の回旋検査で右腰がつっぱり減少 施術内容 前回同様に股関節へのアプローチを行い、筋肉の滑走性をつける。
【6回目】9日後来院 状態:腰のだるさなくなった 評価:仰臥位での股関節の回旋検査つっぱりなし 施術内容 前回と同様の施術を行う。
症状解消のため施術はこれにて終了。
<解説> 今回の患者さんは、右の腰部(腹斜筋)に筋硬結ができ、 それが原因で座位からの動き出し時にだるさが出ていました。 筋硬結は長時間の同じ姿勢や繰り返しの動作によって発生します。 趣味の釣りで右手に釣り竿をもって右に傾いた姿勢を長時間することによって 筋硬結ができてしまったのだと考えられます。
施術で筋硬結部のリリースと右荷重によって緊張している 右広背筋・臀部・ハムストリングスのリリース、 左にも荷重しやすいようにバランス調整することで痛みが解消していきました。
次に起床時の腰のだるさについては、起床時の痛みの原因として挙げられるのは、 水分摂取不足(血流の低下)・冷え・寝返りしていないの3つが大きな原因です。 お話をきくと日頃から右を下にして寝る習慣があり、 寝返りをあまりしないとのことで、 お身体の検査をすると寝返り動作で右腰がつっぱって痛みがあるとのことでした。
施術で寝返り動作がスムーズにできるように右股関節の可動性を制限している 内転筋・ハムストリングスの硬結をリリースすることで 痛みなく寝返りができるようになり、起床時のだるさも解消していきました。
個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません 【施術担当・記事作成者 高巣】