夜寝付かない、落ち着きがない|6才男の子|小児整体
6才男の子 箕面市在住
・夜になってもなかなか寝ない (平均23時就寝で朝が起きれない。寝付くまでに30分〜1時間かかる)
・常に落ち着きがなく多動傾向
視力の低下
特になし
・整体での右左脳のバランス調整
・小児はりによる自律神経調整
【1回目】
体力面の低下などは見られないが、外界からの刺激やその他の環境因子によって脳の興奮がある状態。
交感神経優位で就寝前にスイッチがなかなか切り替わらない様子。
足踏みをしながら、上げている足と反対側の手で膝をタッチをする動作(クロスクロール)がうまくできず、5回に1回はタイミングが合わずに失敗してしまう。←右脳と左脳の交流がうまく行われていない状態と捉える。 右脳と左脳の交流を意識しながら頭部の整体、小児はりによる全身の調整、クロスクロールの練習を実施。
【2回目】
1週間後の来院。 本人的には、「体が軽くなった感じがする」とのこと。 お母さんからは、「イライラしている時以外は、少しだけ落ち着いたような気がする」と感じた様子。 前回同様の方針で施術。 クロスクロールでのミスは前回の半分ほどに減った。
【3回目】
1週間後の来院。 波はあるものの、就寝時間が平均22時ぐらいに早まってきた。 本人の感情で、「思(寂しさや依存心)」が強いと反応がでた。 お母さんに聞いてみると、「家事で忙しい時は子供は後回しになり、対応も適当になってしまう時が多い」とのこと。 施術での反応を踏まえて、この甘えたい気持ちを先に満たして上げるように意識してみるようにお伝え。 クロスクロールはほぼノーミス。
【4回目】
前回の施術後から、就寝時間が22時を超えることはほぼなく、床についてからは10分程度で入眠するようになった。 落ち着きについては、以前はほぼ毎日騒いだり多動傾向があったのが、週の半分ぐらいは落ち着いて生活できるようになった。(以前はテレビ鑑賞の際に体を揺らしたり、立ったり動いたりしながら観ることが多かった) 視力については、眼科に通う都合を調整してみながら再検査を予定。 回復傾向が見られるので、引き続き経過を観察。
【5〜6回目】
卒園式や入学式でバタバタしていた。 その間はやや興奮気味で、夜の入眠までの時間はあまり良くなかった。
【7〜8回目】
以前は布団に入ってから「あのさ〜」「それでさ〜」と話が終わらずになかなか寝なかったが、今回はそれが少なかった。
【9〜10回目】
これまでと圧倒的に違うのは、疲れが溜まってたらすぐに寝れるようになったということ。 以前は、明らかに疲れているのに「眠くない!」「まだ遊ぶ!」と言い、お母さんから見ても神経が高ぶっているような感じが見られたが、今は「眠たいから寝る」と自分から早めに就寝準備をするようになった。
成長期や思春期の子供には、様々な変化が起こります。 大人にも共通していることですが、自分の内側にある感情だったりストレスというものは、口には出さなくても体に症状として現れるケースが多いです。 特に子供の場合、見聞きすることやその他の五感で感じるもの全てが、良くも悪くも刺激となりやすいです。 今回は、自律神経や右脳左脳の調節ということで改善がみられましたが、その大元は親子関係やその他の刺激によるものである可能性が高いと思います。 文中にあった通り、家事の合間に途中で手を止めてお子さんの声に耳を傾けたり、コミュニケーションの取り方、愛情の注ぎ方を変えてみるだけで驚くほど症状が良くなるケースも少なくないです。 愛着が形成される幼少期でのコミュニケーションの取り方がとても重要ですね。
※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。
【記事作成者 整体太郎と鍼灸花子(吹田市江坂)】