2022年6月26日 日曜日
股関節の重だるさが改善|60代 女性|整体
股関節の重だるさや動作時の音に悩まされていた患者さんが改善した事例紹介です。荷重のバランスを調整し、股関節の位置を正しい位置に調整、安定化させることでつまりが軽減し症状が改善していきました。
<状態> ・右の股関節内旋位 ・右の骨盤前傾位 ・左の膝蓋骨の可動域制限あり
<施術> 【1回目】 施術内容 ・右の股関節の内旋位リリース ・右の骨盤前傾位を後傾位に調整 ・左膝蓋骨の可動性制限をリリース セルフケアとして、骨盤・股関節の連動運動指導 足を組む癖があるので15分以上組まないように指導
【2回目】6日後来院 股関節の重だるさ、音の頻度軽減 足を組みたくなるが、組まないように意識した 状態:右の股関節周囲の筋緊張強い 引き続き右股関節と骨盤の位置の調整と可動性の制限をリリース セルフケアとして右背部のストレッチ指導
【3回目】4日後来院 股関節の重だるさ、音の頻度は変わらず 足もまだ組みたくなる 状態:骨盤の可動性向上 引き続き同様の施術と脊柱の可動性をつける施術を行う セルフケアとして右の股関節屈筋(腸腰筋)のストレッチ指導
【4回目】4日後来院 股関節の重だるさはある日とない日が出てきた、音は消失 状態:骨盤の動きの左右差なし、外荷重のクセがあり 右の足関節調整と股関節を正しい位置に戻す施術を行う セルフケアとして正しい荷重の位置の指導と股関節の運動指導
【5回目】6日後来院 2時間歩きっぱなしで股関節の重だるさでてきた 状態:股関節の筋緊張の左右差消失、外荷重 前回と同様の施術を行う セルフケアとして内転筋の運動指導
【6回目】8日後来院 股関節の重だるさ軽減 状態:股関節骨頭の可動性の左右差あり、外荷重 前回と同様の施術を行う
【7回目】7日後来院 股関節の重だるさ軽減、足を組まないようになってきた 状態:外荷重軽減 前回と同様の施術を行う セルフケアとして股関節のインナーマッスル(外旋六筋)運動指導
【8回目】7日後来院 1週間、重だるさなく過ごせた 状態:股関節骨頭の可動性の左右差なし 前回と同様の施術を行う
【9回目】17日後来院 2週間近く空いたが、重だるさ出なかった 状態:骨盤、股関節の可動性の左右差なし 状態キープできているのでメンテナンスに移行
<解説> 今回の患者さんの症状は左膝を過去に痛め、それをかばって右に体重を乗せていた習慣と 右足を上にして足を組む習慣によって股関節が詰まった状態になっているのが原因でした。
足を組む動きは足が上の側の股関節を内転させ、 また骨盤(腸骨)が前傾位になり、運動連鎖によって股関節は内旋位になります。
股関節が内転+内旋した状態は大腿骨の骨頭が正常の位置より上にあがり、 股関節が詰まった状態になるため、股関節の動きが悪くなります。 その状態が長く続いた結果、動作時に音がしたり詰まり感がでたり、 股関節周囲の筋肉などの組織の柔軟性が低下するため重だるさなどが出てきます。
施術では左にも荷重できるように膝まわりの可動性を出す施術と 骨盤の可動性の調整を行いバランスよく荷重しやすいようにするのと、 右の股関節の内転、内旋位のリリースを行い、 正しい位置で保持できるようにインナーマッスルのトレーニング指導を行いました。
徐々に足を組む癖が解消し、正しい位置キープできるようになったため、症状が解消していきました。

Contents
利用者
60代女性お悩み
・右の股関節の重だるさ、内側から外側に回すと毎回音が鳴る過去に受けていた施術
マッサージ主な施術ポイント
・荷重位の調整 ・股関節の位置調整施術内容と経過
<ヒアリング> 10ヵ月前ぐらいに立ち上がるときに股関節にギクッと痛みが走ったのがきっかけで右の股関節に重だるさや違和感、股関節を回すと毎回音が鳴るようになった。過去に左の膝を痛めていてかばってしまうとのこと。メンテナンスと将来困らないようにしたいとのことで来院された。<状態> ・右の股関節内旋位 ・右の骨盤前傾位 ・左の膝蓋骨の可動域制限あり
<施術> 【1回目】 施術内容 ・右の股関節の内旋位リリース ・右の骨盤前傾位を後傾位に調整 ・左膝蓋骨の可動性制限をリリース セルフケアとして、骨盤・股関節の連動運動指導 足を組む癖があるので15分以上組まないように指導
【2回目】6日後来院 股関節の重だるさ、音の頻度軽減 足を組みたくなるが、組まないように意識した 状態:右の股関節周囲の筋緊張強い 引き続き右股関節と骨盤の位置の調整と可動性の制限をリリース セルフケアとして右背部のストレッチ指導
【3回目】4日後来院 股関節の重だるさ、音の頻度は変わらず 足もまだ組みたくなる 状態:骨盤の可動性向上 引き続き同様の施術と脊柱の可動性をつける施術を行う セルフケアとして右の股関節屈筋(腸腰筋)のストレッチ指導
【4回目】4日後来院 股関節の重だるさはある日とない日が出てきた、音は消失 状態:骨盤の動きの左右差なし、外荷重のクセがあり 右の足関節調整と股関節を正しい位置に戻す施術を行う セルフケアとして正しい荷重の位置の指導と股関節の運動指導
【5回目】6日後来院 2時間歩きっぱなしで股関節の重だるさでてきた 状態:股関節の筋緊張の左右差消失、外荷重 前回と同様の施術を行う セルフケアとして内転筋の運動指導
【6回目】8日後来院 股関節の重だるさ軽減 状態:股関節骨頭の可動性の左右差あり、外荷重 前回と同様の施術を行う
【7回目】7日後来院 股関節の重だるさ軽減、足を組まないようになってきた 状態:外荷重軽減 前回と同様の施術を行う セルフケアとして股関節のインナーマッスル(外旋六筋)運動指導
【8回目】7日後来院 1週間、重だるさなく過ごせた 状態:股関節骨頭の可動性の左右差なし 前回と同様の施術を行う
【9回目】17日後来院 2週間近く空いたが、重だるさ出なかった 状態:骨盤、股関節の可動性の左右差なし 状態キープできているのでメンテナンスに移行
<解説> 今回の患者さんの症状は左膝を過去に痛め、それをかばって右に体重を乗せていた習慣と 右足を上にして足を組む習慣によって股関節が詰まった状態になっているのが原因でした。
足を組む動きは足が上の側の股関節を内転させ、 また骨盤(腸骨)が前傾位になり、運動連鎖によって股関節は内旋位になります。
股関節が内転+内旋した状態は大腿骨の骨頭が正常の位置より上にあがり、 股関節が詰まった状態になるため、股関節の動きが悪くなります。 その状態が長く続いた結果、動作時に音がしたり詰まり感がでたり、 股関節周囲の筋肉などの組織の柔軟性が低下するため重だるさなどが出てきます。
施術では左にも荷重できるように膝まわりの可動性を出す施術と 骨盤の可動性の調整を行いバランスよく荷重しやすいようにするのと、 右の股関節の内転、内旋位のリリースを行い、 正しい位置で保持できるようにインナーマッスルのトレーニング指導を行いました。
徐々に足を組む癖が解消し、正しい位置キープできるようになったため、症状が解消していきました。