2022年2月27日 日曜日
産後の骨盤のグラグラ感、膝の痛みの改善|30代 女性|産後骨盤矯正
産後から骨盤のグラグラ感と階段での膝の痛みに悩まされていた患者さんが改善した事例紹介です。股関節の捻れの調整や不活性になっていた筋肉の活性化、疲労を軽減していくことで骨盤の安定化と膝の関節の捻れが軽減して症状が改善していきました。
<状態> ・仙腸関節のゆるさあり ・下肢の外側の筋緊張が強い ・右股関節外旋・左股関節内旋位 ・身体全体のむくみあり
<施術> 【1回目】 施術内容 ・むくみがあるため、身体全体の循環を促す ・左右の股関節のアライメントを調整 ・下肢外側の筋緊張をリリース ・骨盤の関節(仙腸関節)を調整・安定させる セルフケアとして骨盤底筋、腹筋のトレーニング指導と膝の日常生活での動作指導を行う
【2回目】2週間後来院 歩行時の骨盤のグラグラ感消失 膝内側の痛み消失、たまに膝の上に痛みがでる 頚や肩のほうがしんどい 状態:股関節のアライメントのクセはまだ残る。身体全体のむくみ軽減 前回と同様の施術と脊柱の調整を行う セルフケアとして座り方の指導を行う(横座りのクセあり)
【3回目】8日後来院 膝の痛みなし、首が回旋する時に痛い 状態:右の股関節の外旋位が残る、左は正常位に。身体全体のむくみなし、骨盤の関節のゆるさなし、表情も明るくなった 施術内容は前回と同様の施術を行う セルフケアとして殿筋のトレーニング指導を行う
【4回目】1週間後来院 膝の痛みはたまに出るぐらいで気にならない、首の痛みがまた出てきた 状態:右股関節外旋位残る、右の肩関節内旋位 施術内容は右の股関節外旋位のアライメント調整と脊柱調整、肩関節内旋位のアライメント調整を行う セルフケアとして猫背予防のために脊柱の運動指導を行う
【5回目】1週間後来院 膝の痛みがまた再発、首の痛みなし 状態:右股関節外旋位、下肢後面の筋緊張が強い 施術内容は股関節のアライメント調整と下肢後面の筋硬結のリリースと脊柱調整を行う セルフケアとしてハムストリングスのストレッチ指導を行う
【6回目】2週間後来院 痛みは特になし 状態:右股関節外旋位、左股関節内旋位・・・横座りのクセが抜けないため 施術内容は前回と同様の施術を行う
【7・8回目】それぞれ9日後と2週間後来院 調子良好 状態:肩甲骨の内転しにくさあり、右股関節の外旋位(寝ている時に股関節外旋位になっていることに気付いた) 施術は肩甲骨のリリースと脊柱起立筋のリリース、股関節のアライメント調整を行う セルフケアとして肩甲骨の運動指導を行う 状態は良好だが、股関節のアライメントのクセがまだ残るため、定期的なメンテナンスに移行
<解説> 今回の患者さんの症状は股関節の捻れと疲労が主な要因でした。
まず骨盤のグラグラ感ですが、疲労による全身のむくみによって関節が不安定になりやすく、 骨盤の関節(仙腸関節)がゆるいため、骨盤がグラグラする原因となっていました。 また、骨盤が不安定になると、周辺の臀部や大腿の筋肉が安定させようとして緊張し、 それによって骨盤を外側にひっぱり、さらに不安定になる悪循環が生じます。
施術ではむくみをとるために疲労のケアとして全身の循環を促し、 緊張してしまっている下肢外側の筋をリリースすることで むくみが取れるのと同時に骨盤の関節も安定し、グラグラ感も消失していきました。
次に膝の痛みは産前からの横座りのクセで股関節と膝関節に捻れがあり、 その捻じれによって膝の結合組織(靭帯や脂肪組織、筋肉や筋膜)に負荷がかかり痛みの原因となります。 また妊娠中の姿勢の変化によって重心が移動し、大腿後面の筋肉(臀部やハムストリングス)が短縮し不活性の状態でした。 膝の曲げ伸ばしは大腿前面と後面の筋肉がバランスよく働くのが正常ですが、 後面が短縮しているため膝関節の動きに制限がかかり、前の筋肉に負荷が生じて痛みの原因となります。
施術では股関節と膝関節の捻れのリリースと短縮している臀部ハムのリリースとトレーニングで活性化を促しました。 重心の位置が整い、下肢後面の活性化と関節の捻れの減少によって膝の負荷が軽減し、痛みが消失していきました。

利用者
30代女性お悩み
・歩行時に骨盤がグラグラする ・階段を降りる時に膝の内側が痛いその他のお悩み
・あぐらをかくときに股関節が痛い ・抱っこの後に手指が痛い過去に受けていた施術
なし主な施術ポイント
・股関節・膝関節の捻れの修正 ・疲労ケア施術内容と経過
<ヒアリング> 来院時は初産で産後4か月。 産後3か月頃から膝の痛みが出てきて階段を降りる時に痛みが発生し、歩行時は骨盤のグラグラ感もあり。 その他にも抱っこの後の手指の痛み、こわばりや肩こり、疲労感、妊娠前のズボンが少しきついなどがあり、 症状のケアや骨盤のケアをしたいということで来院。<状態> ・仙腸関節のゆるさあり ・下肢の外側の筋緊張が強い ・右股関節外旋・左股関節内旋位 ・身体全体のむくみあり
<施術> 【1回目】 施術内容 ・むくみがあるため、身体全体の循環を促す ・左右の股関節のアライメントを調整 ・下肢外側の筋緊張をリリース ・骨盤の関節(仙腸関節)を調整・安定させる セルフケアとして骨盤底筋、腹筋のトレーニング指導と膝の日常生活での動作指導を行う
【2回目】2週間後来院 歩行時の骨盤のグラグラ感消失 膝内側の痛み消失、たまに膝の上に痛みがでる 頚や肩のほうがしんどい 状態:股関節のアライメントのクセはまだ残る。身体全体のむくみ軽減 前回と同様の施術と脊柱の調整を行う セルフケアとして座り方の指導を行う(横座りのクセあり)
【3回目】8日後来院 膝の痛みなし、首が回旋する時に痛い 状態:右の股関節の外旋位が残る、左は正常位に。身体全体のむくみなし、骨盤の関節のゆるさなし、表情も明るくなった 施術内容は前回と同様の施術を行う セルフケアとして殿筋のトレーニング指導を行う
【4回目】1週間後来院 膝の痛みはたまに出るぐらいで気にならない、首の痛みがまた出てきた 状態:右股関節外旋位残る、右の肩関節内旋位 施術内容は右の股関節外旋位のアライメント調整と脊柱調整、肩関節内旋位のアライメント調整を行う セルフケアとして猫背予防のために脊柱の運動指導を行う
【5回目】1週間後来院 膝の痛みがまた再発、首の痛みなし 状態:右股関節外旋位、下肢後面の筋緊張が強い 施術内容は股関節のアライメント調整と下肢後面の筋硬結のリリースと脊柱調整を行う セルフケアとしてハムストリングスのストレッチ指導を行う
【6回目】2週間後来院 痛みは特になし 状態:右股関節外旋位、左股関節内旋位・・・横座りのクセが抜けないため 施術内容は前回と同様の施術を行う
【7・8回目】それぞれ9日後と2週間後来院 調子良好 状態:肩甲骨の内転しにくさあり、右股関節の外旋位(寝ている時に股関節外旋位になっていることに気付いた) 施術は肩甲骨のリリースと脊柱起立筋のリリース、股関節のアライメント調整を行う セルフケアとして肩甲骨の運動指導を行う 状態は良好だが、股関節のアライメントのクセがまだ残るため、定期的なメンテナンスに移行
<解説> 今回の患者さんの症状は股関節の捻れと疲労が主な要因でした。
まず骨盤のグラグラ感ですが、疲労による全身のむくみによって関節が不安定になりやすく、 骨盤の関節(仙腸関節)がゆるいため、骨盤がグラグラする原因となっていました。 また、骨盤が不安定になると、周辺の臀部や大腿の筋肉が安定させようとして緊張し、 それによって骨盤を外側にひっぱり、さらに不安定になる悪循環が生じます。
施術ではむくみをとるために疲労のケアとして全身の循環を促し、 緊張してしまっている下肢外側の筋をリリースすることで むくみが取れるのと同時に骨盤の関節も安定し、グラグラ感も消失していきました。
次に膝の痛みは産前からの横座りのクセで股関節と膝関節に捻れがあり、 その捻じれによって膝の結合組織(靭帯や脂肪組織、筋肉や筋膜)に負荷がかかり痛みの原因となります。 また妊娠中の姿勢の変化によって重心が移動し、大腿後面の筋肉(臀部やハムストリングス)が短縮し不活性の状態でした。 膝の曲げ伸ばしは大腿前面と後面の筋肉がバランスよく働くのが正常ですが、 後面が短縮しているため膝関節の動きに制限がかかり、前の筋肉に負荷が生じて痛みの原因となります。
施術では股関節と膝関節の捻れのリリースと短縮している臀部ハムのリリースとトレーニングで活性化を促しました。 重心の位置が整い、下肢後面の活性化と関節の捻れの減少によって膝の負荷が軽減し、痛みが消失していきました。