2018年8月15日 水曜日
肩~腕のシビレ|整体|30代女性
今回は首のつらさやそれに伴う上肢のシビレでした。デスクワークなどによってクセづいていた姿勢の歪みや、肩首~上肢の循環不良による神経疎通にアプローチすることで軽減したものと考えられます。施術のポイントなども含めて解説していきます。
数年前から右肩・腕のつらさ(特に後屈時)やシビレを自覚するように。
主にデスクワークなどの際に右肩甲骨の奥と前腕~手の甲までシビレがうっすら感じる。
整形外科では頚椎の歪みを指摘されけん引の処置、整骨院で骨格矯正を受けるも良くならず。
<検査>
・立位姿勢→右重心、上体右回旋、右肩下がり、右腸骨AS
・座位で肩が極端に前に入る
・全身の冷え
<施術>
基本的な体の歪みと神経疎通の問題からのシビレであると仮説を立てる。
腹部や脊柱の骨格を調整し、肩の歪みに関わる大円筋・肩甲下筋などの内旋筋にアプローチ。
疲労を取るために肝臓を中心とした内臓系も施術。
施術後、首後屈時のつらさは10→2に軽減。
うっすらシビレる感覚は残る。
【2回目】
3日後来院。
首のつらさ:昨日寝違えたため、本来の首のつらさの程度がよく分からない状態。
寝違えてから左右回旋での動きが難しいとのことだったので、寝違えに対する施術を実施。
その他は検査を行った上で前回同様の方針で施術。
【3回目】
7日後来院。
首:後屈時のつらさは現状維持。
シビレの程度:10→5に軽減。
施術時に傍脊柱筋にトリガーポイントがあった(押さえると腕のシビレに反応する)のでアプローチ。
寝違えはほぼ問題なし。
【4回目】
7日後来院。
首:後屈時の可動域は問題なし。若干つらさ残る。
シビレの程度:10→2に。
前回施術後に一度シビレきつくなったが、翌日には取れていた。
【5回目】
7日後来院。
首:シビレ・後屈時のつらさは前回の状態をキープ。
【6回目】
7日後来院。
首:シビレ・後屈時ともに10→1。
自身でもほとんど感じない状態に回復。
今後はペインスケール0を目指し、さらに予防としてのメンテナンスも提案。
予後経過観察。
デスクワークなどによってクセづいていた姿勢の歪みや、肩首~上肢の循環不良による神経疎通にアプローチすることで軽減したものと考えられます。
特に背中の右側にできたトリガーポイントが見つかったことでよりつらさにも変化をもたらしました。
トリガーポイントとはつらさの親玉のような存在で、押さえることで関連領域のつらさや感覚などを再現することがあります。
今回のケースでは、そのポイントを押さえることで”手先にくる”、”腕がゾワゾワする”、”肩から腕があったかくなる感じがする”など、様々な感覚が得られました。
臨床家の中でも思いもよらない部位に発生するケースがありますので、そのあたりのポイントを見逃さないことも重要な点であると再確認しました。
担当 乾
※個人の症例です。100%施術効果を保証するものではありません。
【症例】肩・首の痛みfeat.おかん
【症例】セットで訪れる肩首こり&頭痛
【症例】家事がし辛かった首の痛み
【症例】内蔵が原因だった首から肩にかけてのこり
【症例】首肩のこりと高血圧

利用者
30代女性 吹田市江坂町主症状
右の肩・腕のシビレその他の症状
肩の重さ過去に受けていた施術
カイロプラクティック、整体主な施術ポイント
胸椎、傍脊柱筋トリガーポイント施術内容と経過
【1回目】数年前から右肩・腕のつらさ(特に後屈時)やシビレを自覚するように。
主にデスクワークなどの際に右肩甲骨の奥と前腕~手の甲までシビレがうっすら感じる。
整形外科では頚椎の歪みを指摘されけん引の処置、整骨院で骨格矯正を受けるも良くならず。
<検査>
・立位姿勢→右重心、上体右回旋、右肩下がり、右腸骨AS
・座位で肩が極端に前に入る
・全身の冷え
<施術>
基本的な体の歪みと神経疎通の問題からのシビレであると仮説を立てる。
腹部や脊柱の骨格を調整し、肩の歪みに関わる大円筋・肩甲下筋などの内旋筋にアプローチ。
疲労を取るために肝臓を中心とした内臓系も施術。
施術後、首後屈時のつらさは10→2に軽減。
うっすらシビレる感覚は残る。
【2回目】
3日後来院。
首のつらさ:昨日寝違えたため、本来の首のつらさの程度がよく分からない状態。
寝違えてから左右回旋での動きが難しいとのことだったので、寝違えに対する施術を実施。
その他は検査を行った上で前回同様の方針で施術。
【3回目】
7日後来院。
首:後屈時のつらさは現状維持。
シビレの程度:10→5に軽減。
施術時に傍脊柱筋にトリガーポイントがあった(押さえると腕のシビレに反応する)のでアプローチ。
寝違えはほぼ問題なし。
【4回目】
7日後来院。
首:後屈時の可動域は問題なし。若干つらさ残る。
シビレの程度:10→2に。
前回施術後に一度シビレきつくなったが、翌日には取れていた。
【5回目】
7日後来院。
首:シビレ・後屈時のつらさは前回の状態をキープ。
【6回目】
7日後来院。
首:シビレ・後屈時ともに10→1。
自身でもほとんど感じない状態に回復。
今後はペインスケール0を目指し、さらに予防としてのメンテナンスも提案。
予後経過観察。
考察
今回は首のつらさやそれに伴う上肢のシビレでした。デスクワークなどによってクセづいていた姿勢の歪みや、肩首~上肢の循環不良による神経疎通にアプローチすることで軽減したものと考えられます。
特に背中の右側にできたトリガーポイントが見つかったことでよりつらさにも変化をもたらしました。
トリガーポイントとはつらさの親玉のような存在で、押さえることで関連領域のつらさや感覚などを再現することがあります。
今回のケースでは、そのポイントを押さえることで”手先にくる”、”腕がゾワゾワする”、”肩から腕があったかくなる感じがする”など、様々な感覚が得られました。
臨床家の中でも思いもよらない部位に発生するケースがありますので、そのあたりのポイントを見逃さないことも重要な点であると再確認しました。
担当 乾
※個人の症例です。100%施術効果を保証するものではありません。
【記事作成者 整体太郎と鍼灸花子(吹田市江坂)】
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