2023年2月27日 月曜日
夕方〜夜に出る首〜指先の痛みが改善|40代 女性|整体
夕方~夜になると首から指先までの痛みが出るとお悩みの患者さんが改善した事例です。荷重のバランスの調整と仕事中の姿勢の指導を行うことで過緊張を起こしていた筋肉の緊張が軽減し症状が軽減していきました。
<状態> ・左の斜角筋を押さえると症状が再現 ・座位が骨盤後傾位・左荷重位で左の背腰部、股関節の筋緊張が強い ・肩甲骨が外転位
<施術> 【1回目】 施術内容 まずは全体のバランスの調整を行い、 過緊張を起こしている左の頚部への負担を取り除くようにしていった。 ・左荷重位による背部、腰部、股関節の筋緊張をリリースし、 右に荷重しやすいように右の骨盤、股関節を調節 ・左の肩甲骨の可動性をだして位置を調節 ・斜角筋の付着部の頸椎の関節調節 セルフケアとして座り方指導、仕事中の姿勢指導
【2回目】8日後来院 状態:左の鎖骨まわりの痛みはあるが指先までは出なかった。 雨の日と寒い日に痛み強かったがそれ以外はだいぶよくなった。 (元々天気が悪いと頭痛が出るとのこと) 施術内容 前回と同様に荷重バランスの調節と肩甲骨・頸椎の調節を行う セルフケアとしてより右にも荷重しやすいように骨盤・股関節の運動指導 内耳の循環改善のために耳まわりのマッサージ指導
【3回目】7日後来院【4回目】14日後来院 状態:寒い日は痛いが、それ以外は調子だんだん良い 左荷重が減少、左斜角筋の緊張はまだ残る 施術内容 引き続き同様の施術と腹式呼吸がしやすいように胸郭の可動性をつける セルフケアとして腹式呼吸の指導・右に荷重しやすいように運動指導
【5回目】14日後来院 状態:座っている時以外は症状が出なくなった 座位での骨盤後傾あり 施術内容 荷重バランス調整と骨盤を立てやすい(前傾しやすい)ように大腿後面の動きをつけ、活性化 セルフケアとして仕事での座り方指導とハムストリングスの活性化トレーニングを指導
【6回目】14日後来院 状態:寒い日と2~3時間の会議の時だけ痛みが出る 左荷重減少 施術内容 引き続き前回の施術を行う セルフケアとして多裂筋(骨盤を立てるインナーマッスル)のトレーニング指導
【7回目】14日後来院 状態:10日間は全く症状出ず過ごせた、13日目で軽く症状がでた 斜角筋の圧痛の左右差少し残る 施術内容 引き続き前回の施術を行う 経過を見ていく
<解説> 今回の患者さんは左の鎖骨まわりの筋緊張が強く、 鎖骨の上を押さえると症状が再現したため、斜角筋の緊張により 斜角筋の間を通過する腕神経が圧迫されて出た症状と考えられます。
座位での姿勢を診てみると骨盤の位置が後傾位・左荷重で 左上半身の筋緊張が強い状態でした。 また仕事の環境としてモニターが左側にあり、左に顔を向けることが多く、 左の斜角筋の筋緊張をより強くさせていました。
施術ではまず左荷重を右にも乗せれるように調整・セルフケアを行うことで 痛みが一定のラインまで軽減していきました。
次に座位の時にだけ痛みが出るとのことで座り姿勢を検査すると 骨盤が後傾しており、その影響で頭が前方位になりやすく頚部の筋緊張を強めていました。 骨盤の後傾位を立てやすいように調整・セルフケアで骨盤の位置をキープしやすくなることで 頚部の緊張が軽減し、より痛みがない状態をキープできるようになりました。
今後もより長期的に痛みがない状態をキープできるように経過を見ています。 【施術担当・記事作成者 高巣】

Contents
利用者
40代女性お悩み
・左首から腕にかけての痛み今回の症状で受けた施術
なし主な施術ポイント
・骨盤の位置の修正 ・荷重バランスの調整 ・仕事中の姿勢指導施術内容と経過
<ヒアリング> 仕事が事務職でパソコン中心でほぼ座りっぱなし。 もともと腰痛もちで、1か月前から夕方~夜になると腕をあげた時に 左の首から指先まで痛みがでるようになった。寒さや天候でも症状が左右される。 痛みを取りたいのと、姿勢を改善して将来困らないようにとのことで来院された。<状態> ・左の斜角筋を押さえると症状が再現 ・座位が骨盤後傾位・左荷重位で左の背腰部、股関節の筋緊張が強い ・肩甲骨が外転位
<施術> 【1回目】 施術内容 まずは全体のバランスの調整を行い、 過緊張を起こしている左の頚部への負担を取り除くようにしていった。 ・左荷重位による背部、腰部、股関節の筋緊張をリリースし、 右に荷重しやすいように右の骨盤、股関節を調節 ・左の肩甲骨の可動性をだして位置を調節 ・斜角筋の付着部の頸椎の関節調節 セルフケアとして座り方指導、仕事中の姿勢指導
【2回目】8日後来院 状態:左の鎖骨まわりの痛みはあるが指先までは出なかった。 雨の日と寒い日に痛み強かったがそれ以外はだいぶよくなった。 (元々天気が悪いと頭痛が出るとのこと) 施術内容 前回と同様に荷重バランスの調節と肩甲骨・頸椎の調節を行う セルフケアとしてより右にも荷重しやすいように骨盤・股関節の運動指導 内耳の循環改善のために耳まわりのマッサージ指導
【3回目】7日後来院【4回目】14日後来院 状態:寒い日は痛いが、それ以外は調子だんだん良い 左荷重が減少、左斜角筋の緊張はまだ残る 施術内容 引き続き同様の施術と腹式呼吸がしやすいように胸郭の可動性をつける セルフケアとして腹式呼吸の指導・右に荷重しやすいように運動指導
【5回目】14日後来院 状態:座っている時以外は症状が出なくなった 座位での骨盤後傾あり 施術内容 荷重バランス調整と骨盤を立てやすい(前傾しやすい)ように大腿後面の動きをつけ、活性化 セルフケアとして仕事での座り方指導とハムストリングスの活性化トレーニングを指導
【6回目】14日後来院 状態:寒い日と2~3時間の会議の時だけ痛みが出る 左荷重減少 施術内容 引き続き前回の施術を行う セルフケアとして多裂筋(骨盤を立てるインナーマッスル)のトレーニング指導
【7回目】14日後来院 状態:10日間は全く症状出ず過ごせた、13日目で軽く症状がでた 斜角筋の圧痛の左右差少し残る 施術内容 引き続き前回の施術を行う 経過を見ていく
<解説> 今回の患者さんは左の鎖骨まわりの筋緊張が強く、 鎖骨の上を押さえると症状が再現したため、斜角筋の緊張により 斜角筋の間を通過する腕神経が圧迫されて出た症状と考えられます。
座位での姿勢を診てみると骨盤の位置が後傾位・左荷重で 左上半身の筋緊張が強い状態でした。 また仕事の環境としてモニターが左側にあり、左に顔を向けることが多く、 左の斜角筋の筋緊張をより強くさせていました。
施術ではまず左荷重を右にも乗せれるように調整・セルフケアを行うことで 痛みが一定のラインまで軽減していきました。
次に座位の時にだけ痛みが出るとのことで座り姿勢を検査すると 骨盤が後傾しており、その影響で頭が前方位になりやすく頚部の筋緊張を強めていました。 骨盤の後傾位を立てやすいように調整・セルフケアで骨盤の位置をキープしやすくなることで 頚部の緊張が軽減し、より痛みがない状態をキープできるようになりました。
今後もより長期的に痛みがない状態をキープできるように経過を見ています。 【施術担当・記事作成者 高巣】