2023年5月24日 水曜日
なかなか取れない胸の痛みが改善|20代 女性|整体
1~2年前から胸の痛みで悩み、病院では食道炎と診断を受けていたがなかなか治らないとお悩みの患者さんが改善した事例です。姿勢の指導と胸骨まわり・胸椎の可動性を出す施術を行うことで胸骨まわりの可動性が出て、痛みが改善していきました。
<状態> ・座位で骨盤後傾位 ・肩甲骨外転位 ・胸骨の位置が下がっている ・反り返り姿勢で踵+外側重心 ・胸骨ー肋骨の関節の可動性低下 ・胸椎ー肋骨の関節の可動性低下
<施術> 【1回目】 施術内容 立位での筋バランスは下肢外側の筋緊張は強く、下肢後面の筋緊張は低下していたために 膝の外側に負担が出ていると考え、重心の位置を改善する施術を行う。 座位では骨盤後傾位+肩甲骨外転位+胸骨が下がっており、胸骨と肋骨の関節に負荷がかかっていると考え、 座位での猫背姿勢を改善する施術を行う。 ・肩甲骨の外転位を内転位に調節 ・臀部とハムストリングスのリリース ・胸骨ー肋骨の関節と胸椎ー肋骨の関節の調整 セルフケアとして座り方指導と臀部とハムストリングスのストレッチ指導、歩き方指導
【2回目】7日後来院 状態:変化なし、風邪をひいて咳をしても胸骨まわりが痛い 評価:下肢外側の筋緊張低下、肩甲骨外転位 施術内容 ・前回と同様の施術とアキレス腱の硬結をリリース セルフケアとしてアキレス腱のストレッチ指導
【3回目】4日後来院 状態:ねじり姿勢での胸骨の痛み解消、胸をたたむ姿勢での胸骨の痛みMAX10→3 走ってないので膝の痛みはわからない 評価:胸骨・骨盤の位置正常位に、殿筋・ハムの筋出力UP、肩甲骨外転位も減少 施術内容 ・引き続き同様の施術を行う セルフケアとして胸椎のストレッチ指導
【4回目】8日後来院 状態:胸骨の痛みほぼ0になった。痛みがたまにでても気にならなくなった。 長時間の歩行で膝の外側の張り感あり 評価:胸骨ー肋骨と胸椎ー肋骨の関節の可動性UP 施術内容 ・引き続き同様の施術と大腿外側(ハムストリングス・大腿筋膜張筋)の筋緊張をリリース セルフケアとして殿筋・ハムの運動指導
【5回目】12日後来院 状態:胸骨の痛み0。歩行で左膝の外側の張り感、3キロ走ったら右膝の外側が痛くなった。 評価:右足趾の可動性が低い、右ハムストリングスの出力が左より弱い 施術内容 ・右足趾のリリースで可動性を出す ・右外側ハムストリングスと殿筋をリリースし筋出力を上げる セルフケアとして右の殿筋・ハムの運動指導
【6回目】21日後来院 状態:胸骨の痛み出てもストレッチで解消できる。走ってないので膝はわからず 評価:下肢外側の筋緊張残る 施術内容 ・引き続き前回と同様の施術を行う
【7回目】22日後来院 状態:胸骨の痛みなし、4キロ走っても膝の痛み出なかった。 評価:下肢外側の筋緊張低下、殿筋・ハムの筋出力UP 施術内容 ・引き続き前回と同様の施術を行う
状態が安定したため、更に期間をあけて経過を見ています。 <解説> デスクワークでの長時間の座位は体に様々な影響を及ぼします。
今回の患者さんは来院時の座位の姿勢が猫背姿勢で、胸椎・胸骨まわりの可動性が低下し、 関節周囲の結合組織が硬くなることで胸の痛みが発生していました。 また、長時間の座位によって臀部やハムストリングスの柔軟性が低下していたため 立位での重心バランスが外荷重になり、 その結果下肢外側の筋緊張が強くなり、走るときの膝の痛みが発生していました。
施術では骨盤の位置の調整、硬くなった胸骨・胸椎まわりの関節のリリース、 硬くなって使えなくなっている臀部とハムストリングの活性化を行いました。
胸骨・胸椎まわりの関節の可動性が向上することで胸の痛みは改善し、 外荷重のバランスが正しいバランスに戻ることで下肢外側の筋緊張が解消し 膝の痛みも改善していきました。
デスクワークによる体の影響は変えられないかもしれないですが、 座り方やセルフケアを行うことでお体の不調を予防することは可能です。
【施術担当・記事制作者 高巣】

Contents
利用者
20代女性お悩み
・姿勢によって胸の中心に痛みが出る ・走ると膝が痛くなる今回の症状で受けた施術
なし主な施術ポイント
・姿勢・重心バランスの改善 ・脊柱の可動性の改善施術内容と経過
<ヒアリング> 仕事はデスクワークで座りっぱなし。 1・2年前からねじれる姿勢をすると胸の中心が痛く、病院では逆流性食道炎と診断されて、 食道炎が治れば痛みは取れるとのことだがまだ痛い。 また、ゴルフをしていたり、1時間走っていると膝の外側が痛くなる(学生の頃は痛くならなかった)。 姿勢の改善と根本的に治したいとのことで来院されました。<状態> ・座位で骨盤後傾位 ・肩甲骨外転位 ・胸骨の位置が下がっている ・反り返り姿勢で踵+外側重心 ・胸骨ー肋骨の関節の可動性低下 ・胸椎ー肋骨の関節の可動性低下
<施術> 【1回目】 施術内容 立位での筋バランスは下肢外側の筋緊張は強く、下肢後面の筋緊張は低下していたために 膝の外側に負担が出ていると考え、重心の位置を改善する施術を行う。 座位では骨盤後傾位+肩甲骨外転位+胸骨が下がっており、胸骨と肋骨の関節に負荷がかかっていると考え、 座位での猫背姿勢を改善する施術を行う。 ・肩甲骨の外転位を内転位に調節 ・臀部とハムストリングスのリリース ・胸骨ー肋骨の関節と胸椎ー肋骨の関節の調整 セルフケアとして座り方指導と臀部とハムストリングスのストレッチ指導、歩き方指導
【2回目】7日後来院 状態:変化なし、風邪をひいて咳をしても胸骨まわりが痛い 評価:下肢外側の筋緊張低下、肩甲骨外転位 施術内容 ・前回と同様の施術とアキレス腱の硬結をリリース セルフケアとしてアキレス腱のストレッチ指導
【3回目】4日後来院 状態:ねじり姿勢での胸骨の痛み解消、胸をたたむ姿勢での胸骨の痛みMAX10→3 走ってないので膝の痛みはわからない 評価:胸骨・骨盤の位置正常位に、殿筋・ハムの筋出力UP、肩甲骨外転位も減少 施術内容 ・引き続き同様の施術を行う セルフケアとして胸椎のストレッチ指導
【4回目】8日後来院 状態:胸骨の痛みほぼ0になった。痛みがたまにでても気にならなくなった。 長時間の歩行で膝の外側の張り感あり 評価:胸骨ー肋骨と胸椎ー肋骨の関節の可動性UP 施術内容 ・引き続き同様の施術と大腿外側(ハムストリングス・大腿筋膜張筋)の筋緊張をリリース セルフケアとして殿筋・ハムの運動指導
【5回目】12日後来院 状態:胸骨の痛み0。歩行で左膝の外側の張り感、3キロ走ったら右膝の外側が痛くなった。 評価:右足趾の可動性が低い、右ハムストリングスの出力が左より弱い 施術内容 ・右足趾のリリースで可動性を出す ・右外側ハムストリングスと殿筋をリリースし筋出力を上げる セルフケアとして右の殿筋・ハムの運動指導
【6回目】21日後来院 状態:胸骨の痛み出てもストレッチで解消できる。走ってないので膝はわからず 評価:下肢外側の筋緊張残る 施術内容 ・引き続き前回と同様の施術を行う
【7回目】22日後来院 状態:胸骨の痛みなし、4キロ走っても膝の痛み出なかった。 評価:下肢外側の筋緊張低下、殿筋・ハムの筋出力UP 施術内容 ・引き続き前回と同様の施術を行う
状態が安定したため、更に期間をあけて経過を見ています。 <解説> デスクワークでの長時間の座位は体に様々な影響を及ぼします。
今回の患者さんは来院時の座位の姿勢が猫背姿勢で、胸椎・胸骨まわりの可動性が低下し、 関節周囲の結合組織が硬くなることで胸の痛みが発生していました。 また、長時間の座位によって臀部やハムストリングスの柔軟性が低下していたため 立位での重心バランスが外荷重になり、 その結果下肢外側の筋緊張が強くなり、走るときの膝の痛みが発生していました。
施術では骨盤の位置の調整、硬くなった胸骨・胸椎まわりの関節のリリース、 硬くなって使えなくなっている臀部とハムストリングの活性化を行いました。
胸骨・胸椎まわりの関節の可動性が向上することで胸の痛みは改善し、 外荷重のバランスが正しいバランスに戻ることで下肢外側の筋緊張が解消し 膝の痛みも改善していきました。
デスクワークによる体の影響は変えられないかもしれないですが、 座り方やセルフケアを行うことでお体の不調を予防することは可能です。
【施術担当・記事制作者 高巣】