2022年10月22日 土曜日
妊娠中期の尾てい骨痛、腰痛が軽減|20代 女性|マタニティ整体
妊娠21週で尾てい骨痛と腰痛に悩まされていた患者さんが改善した事例紹介です。
妊娠による姿勢バランスの崩れの調整と仙腸関節の左右差を調整することでバランスが整い痛みが軽減していきました。
妊娠による姿勢バランスの崩れの調整と仙腸関節の左右差を調整することでバランスが整い痛みが軽減していきました。
Contents
利用者
20代女性お悩み
・15~20分歩いたり立ったりすると尾てい骨、仙腸関節、左腰部に痛みが出る今回の症状で受けた施術
なし主な施術ポイント
・姿勢バランスの調整 ・仙腸関節の左右差の調整施術内容と経過
<ヒアリング> 来院時妊娠21週目。仕事はデスクワークで座りっぱなし。 お腹が出てきた頃から15~20分歩いたり、立っていると尾てい骨や骨盤、腰に痛みが出るようになり、 30分以上歩いたりしていると横にならないと回復しない。 元々腰痛持ちでぎっくり腰もしたことがあるので骨盤のケアと 身体のメンテナンスをしておきたいとのことで来院。<状態> ・疼痛部(仙腸関節部・左腸骨部)に筋肉の硬結あり ・骨盤の前傾が強く、背腰部全体の筋緊張が強い ・右の寛骨が前傾位で右股関節内旋位が強く、左荷重になっている ・脊柱が右回旋位 ・肩甲骨が外転位
<施術> 【1回目】 施術内容 ・脊柱の関節調整 ・背腰部の筋緊張をリリース ・右寛骨前傾位・股関節内旋位をリリース ・仙腸関節調節 セルフケアとして座り方指導と立ち方指導、仙腸関節・股関節の運動指導を行う
【2回目】7日後来院 痛みのレベル10→6、痛みが出て回復するまでの時間が早くなった 右寛骨の前傾位あり、疼痛部の筋硬結緩和 引き続き背腰部の筋緊張のリリースと脊柱・仙腸関節の調整、左右の荷重バランスの調整を行う
【3回目】13日後来院 痛みのレベル10→5 右寛骨の前傾位あり、外荷重位のクセあり 引き続き同様の施術を行う セルフケアとして立位での重心の位置の指導を行う
【4回目】10日後来院 腰の痛みだいぶ良くなった、痛くてもすぐ回復するようになった 仕事が忙しく肩~首の方が痛い 寛骨の左右差なし、肩甲骨の外転位あり 肩甲骨の外転位をリリース 脊柱の可動性の調節 頚部の筋硬結部をリリース
【5回目】11日後来院 腰の痛みなし。肩首の痛み軽減 引き続き肩甲骨外転位をリリース、脊柱の可動性の調整、背部の筋緊張リリース
間隔をあけて経過を見ていく
<解説> 1つ目の原因の妊娠での姿勢変化は、 腹部が増大し骨盤を前傾させた姿勢に伴って背腰部が大きく反った状態となっており、 背腰部の筋緊張が強くなったことで痛みを生じる原因となります。 また腹部が増大していくと腹筋が引き延ばされ機能しなくなっていくため、 より背部の筋緊張は強くなっていきます。
施術では骨盤の前傾位と脊柱の可動性の低下、背部の筋緊張をリリースし、 生活の中での座り方や立ち方の指導を行いました。
2つ目の原因の仙腸関節と股関節の可動性の左右差は、 右の寛骨が前傾位でそれに伴う運動連鎖で右の股関節も内旋位になっており、 荷重は左に偏り仙腸関節の可動性に左右差がありました。 仙腸関節は左右差があると痛みを生じやすいため、 上記の左右差がある状態で歩行や立位をすることで痛みが出たのだと考えられます。
施術では右の寛骨前傾位・股関節内旋位にしていた筋緊張をリリース、 仙腸関節の可動性を調整し、仙腸関節・股関節の運動指導を行い バランスよく使えるように指導を行いました。
上記の2つが改善していくと痛みが落ち着いていきました。 現在はパソコン仕事による首肩の痛みが出ているためそのメンテナンスを行っています。