お顔のニキビ

皮脂＝ニキビの原因とお思いの方も多いのでは？思春期でのニキビは確か皮脂でなりやすいのですが、大人ニキビは様々な要因で引き起こされているのです。今回はあまり知られていない要因と、対策方法について徹底解説していきます。

女性の大敵、ニキビ

思春期の頃に出やすいニキビ。

ですが近年、仕事の疲れやストレスにより赤い吹き出物ができる方が急増しています。

ニキビ＝皮脂が原因

という方程式を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか？

皮脂も原因の一つですが大人ニキビはそれ以外の要素が大きく関係します。

また、同じ場所により原因が異なる場合があるので
起きやすい原因や対策法を解説していきます。

ニキビができるメカニズム

一般的なニキビのメカニズムは

皮脂が過剰に分泌→皮脂が毛穴にたまり毛穴が閉じる→皮脂がたまりニキビの原因細菌アクネ菌が増殖

これが起こることでニキビができます。

ニキビの種類

ニキビができるメカニズムは上記の通りですが
経緯によってできるものが変わります。

①白ニキビ

皮脂や老廃物が溜まって毛穴が閉じて皮膚が盛り上がっているニキビです。

炎症はなくただ皮脂が溜まっている状態です。

②黒ニキビ

先ほどの白ニキビ同様、皮脂や老廃物が溜まっている状態。

黒ニキビは毛穴が開いているので皮脂や老廃物が酸化して黒ずんできます。

③赤ニキビ

皮脂が詰まった毛穴の中でアクネ菌などが繁殖し炎症を起こしている状態。

無理に潰すと炎症が広がったり、ニキビ跡の原因になります。

黄ニキビ

本来、表皮の皮脂腺の上にできるのですが真皮にまで炎症が到達し膿がたまり大きく腫れ上がっている状態。

真皮まで到達しているため、ニキビ跡も深くなりやすいので皮膚科での処置が望ましい。

では皮脂が過剰に分泌される原因は？

ニキビの大きな原因である皮脂。

本来であれば、肌の潤いを保ち乾燥・細菌を防ぐ役割があるのですが

過剰に分泌すると毛穴を詰まらせニキビの原因となります。

では皮脂を過剰にする原因について見て行きましょう。

脂っこい食べ物や、ご飯などの炭水化物、ケーキやお菓子といった食べ物は脂質や糖質を多く含み

皮脂の過剰分泌につながります。それは皮脂のコントロールをしてくれるビタミンB群が脂質や糖質を分解するのに

大量に消費され皮脂のコントロールが効かなくなるからです。

思春期や生理前に必ずニキビができるという方はこちらが大きく関わります。

女性ホルモンである黄体ホルモンが生理前に分泌されます、これは皮脂の状態を活発化させる働きがあります。

ホルモンバランスが乱れていると

エストロゲンというお肌のハリを保つホルモンがうまく働かず乾燥しニキビの原因になります。

紫外線はニキビの原因となるアクネ菌を活性化させ炎症を強くしまた角質層に直接届くので

お肌の弾力や潤いのもととなるコラーゲンが壊されシワやたるみの原因にもなります。

さらに表皮の細胞も破壊されるので乾燥し修復する際にできる角質が毛穴をふさぎニキビの原因になります。

クレンジングや洗顔でお顔を強くこするのはNGです。

気をつけている方でも落ちにくいポイントメイクは強くこすっている方が多くおられます。

また何度も洗顔をすることでお顔に必要な油分がなくなり乾燥の原因になったり

油分の多いスキンケアも毛穴を塞ぐ原因になるので気をつけましょう。

対策

ではニキビ対策はどうすればいいのか？
簡単にまとめると

♢食事・栄養

♢乾燥を避ける

♢紫外線対策

♢正しいスキンケア

ご自宅で簡単に出来る対策は上記のものに限ります。

これらを継続的に行えばニキビだけでなく肌自体の質があがり、シミやシワなどの対策にもなります。

♢食事・栄養

ビタミンA・B・E・Cをとる。

Aは新陳代謝を促進し肌の再生(ターンオーバー)を促し、

Bは脂質の過剰分泌を防ぎ、

Eはホルモンバランスを整え、

Cは紫外線対策やニキビ跡の色素沈着を薄める効果もあります。

♢乾燥を避ける

保湿などのスキンケアはもちろん、水分をこまめにとるなどを心がけてください。

スキンケアや紫外線対策も乾燥に直接関わってくるものです。詳しくは下記をチェック。

♢紫外線対策

日傘や日焼け止めを塗る。

夏に限らず１年中するのがいいです。
特に梅雨や初夏は紫外線が強くなってくる季節なので気をつけましょう。

また合成界面活性剤が含まれているものは避けることをオススメします。

♢スキンケア

クレンジング、洗顔、基礎化粧品などなど全てにおいて合成界面活性剤が含まれているものは避けましょう。

クレンジングや洗顔は石鹸を泡立て押し当てるように洗顔する。この時クレンジングも同様の方法で行う。

擦っても落ちない化粧品は肌にダメージを与えるので使用は控えて下さい。

また市販の基礎化粧品は防腐剤などが含まれているものが多く、様々な種類をつけていると

乾燥や細胞の破壊により皮膚炎がの可能性も。

叩きつけように化粧水をつける方がおられますが、毛細血管を傷つけシミの原因にもなるので気をつけましょう

合成界面活性剤は化粧品のクリームを作る際に使われます。
界面活性剤なのでお肌のバリアをゆるめてしまう性質が強く、
長期間使用し続けると乾燥肌、敏感肌の原因になります。

まとめ

上記のものに気をつけて入れば、ニキビだけでなく肌荒れやシミなどの対策にもつながります。

ですが、どれ程気をつけていても仕事や育児などの疲労、それにより内臓に負担が起こり

栄養の吸収が阻害されることもあります。

対策をしていてもニキビや肌荒れが起こる方はまずは休息をとってみましょう。

それでも改善しにくい場合は整体や鍼灸施術も効果的です。

炎症がひどい場合や膿が多い時などはお近くの皮膚科を受診しましょう。

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