34週目で分かった逆子が解消|30代女性|整体+鍼灸

利用者
30代 女性 吹田市江の木町主症状
逆子(34週目)その他の症状
腰の痛み過去に受けていた施術
マッサージ 整体主な施術ポイント
体幹部施術内容と経過
【1回目】来院時の妊娠週数は34週と5日。
3日前の検診で逆子と診断を受ける。
9日後の助産師外来での検査で返っていなければ、5月上旬に予定帝王切開となる可能性が高いとのこと。
検査を行うと、まずはお腹全体の硬さが目立つ。
初産ということもあり、心理的にも特に不安感が強く、体自体が緊張状態であることが感じ取ることができた。
足の冷えやむくみの具合を見ると、股関節付近を境に体の上下の交流が弱かった。(血液循環系)
初回は上記の所見部位へのアプローチを中心に、逆子は病気ではないこと、今どのような状態で、どうすれば返りやすい状態になるのかなど、まずは不安を取り除くことを意識しながら施術。
両足の逆子のツボに対してのお灸も実施。
検診までの間にあと2回を目安に施術を受けるよう伝えた。
【2回目】
2日後来院。
もともと胎動が強く出る方だったので、前回の施術後によく動いたかどうかはあまりわからなかった様子。
終わった後に体全体が温かくなる感覚があった。
腹部の硬さがまだ残る感じがあったので、側腹部や背部からのアプローチを行いながら全体を緩めていく。
その他は前回同様の施術。
【3回目】
6日後来院。
前回後は、いつも以上に胎動があったのを感じ取れたとのこと。
検査より、腹部の緊張はほとんど取れており、初回時に比べて胎児の位置が下になり、全体的に安定感が出てどっしりする感覚が得られた。
前回同様の方針で施術。
明日の検診日に備える。
翌日、ご本人からお電話があり、逆子が返っていたとご報告をいただいた。
今後の安産の施術or産後の骨盤矯正についてお伝え。
逆子としての施術はこれで一旦卒業。
考察
今回は逆子の症状でした。
構造面の問題については、上記にあったようにお腹の硬さと上半身・下半身の交流不足が考えられました。
ただし、今回のケースで私が特に気になったのは、ご本人がかなりの不安症であったこと。
不安な状態では体は緊張しますから、当然血行も悪くなりますし硬くなりやすいです。
逆子であることへの不安ももちろんですが、もともと何かにつけて不安になりやすいタイプでした。
さらに、こちらの女性のお母様も不安になりやすいタイプで、娘さんよりも遠くに住まれていましたが毎回の施術にご同伴され、「先生、うちの娘はどんな感じですか?逆子治りますか?」と気にかけていらっしゃいました。
我が子のことで心配になるのは私もちろん理解しているつもりですが、親御さんの不安の波はお子さんにとってはかなりの影響力です。
それを感じた今回のケースでは、ご本人だけでなくお母様への説明・ケアを特に意識して施術にあたったことが良い結果に繋がったのではないかと感じた症例でした。
担当 乾
※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。
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【記事作成者 整体太郎と鍼灸花子(吹田市江坂)】