2018年10月9日 火曜日
妊娠17週での骨盤の不安定感|30代女性|マタニティ整体
今回は妊婦の方に起こりやすい骨盤周囲の不安定さの症状でした。ホルモンのバランスの関係でそのような不安定さが起こりやすい時期ですが、その他にも悪化さえてしまう要因はたくさんあります。今回の女性の特徴を踏まえたうえで解説していきます。
現在妊娠週数17週と5日。
1~2週間前から骨盤の不安定感が出始め、主に上向きに寝たり歩行時のぐらつく感覚がある。
一人目の時はこんな骨盤の状態にはなっていなかったので、安産もかねて施術を受けたいと思い今回に至る。
<検査>
・右重心
・腹部の緊張
・左肩の上がりにくさ
・恥骨のズレ(右側の前方変位)
<施術>
胸郭の硬さが目立ったので、腹部の緊張緩和とともに調整。
恥骨の歪みを矯正。
側臥位で骨盤の安定性を出す手技を行う。
自覚はないが、むくみも見られたので体液循環を回復するように施術。
早く骨盤周りを安定させるために骨盤底筋の力の入れ方や生活での姿勢などの指導を行って初回終了。
【2回目】
翌日来店。
施術後の体の軽さはあったが、骨盤の安定感についてはまだ実感には至らず。
やはり仰臥位での仙骨が当たる感じが気になるとのこと。
検査で疲労や循環系の問題は取れてきているのが分かったので、引き続き同じ方針で施術を行う。 前回お伝えした姿勢などの生活動作を確認してから、骨盤を安定させるのに必要なセルフケアをお伝えする。
【3回目】
前回後から骨盤の不安定感はかなりマシになった。
恥骨については歩行時に痛みが出る。
↑
恥骨の痛みは右の恥骨のズレを調整することでマシに。
【4回目】
骨盤の不安定感はほとんど感じない。
恥骨痛10→6。
引き続き同方針で施術を行う。
【5回目】
骨盤の不安定感は(−)
恥骨痛10→2。
時々お腹が張るくらいで、特に困ることはない。
【5回目】
骨盤・恥骨共に不快症状は感じない。
状態も安定してきているので、少しずつ間隔をあけていき、今後は安産のために月に1度くらいのメンテナンスを行う予定。
違和感など、少し気になる部分が出て来れば早めにご連絡いただくようお伝え。
恥骨痛まで出ていたということなので、骨格的な部分の歪みも大きな要因であったと思います。
妊娠中はホルモンの関係で体の関節などの緩みが出やすい状態なので、それに生活環境での負担などが加わった時に今回の様な症状が引き起こされたケースの代表だったと思います。
骨盤を安定させるためのトレーニングも同時に頑張ってくださったことも早めに回復できた要因だと思います。
担当 乾
※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。
・妊娠中の股関節痛について

利用者
30代女性 吹田市片山町主症状
骨盤のぐらつき感、恥骨の痛みその他の症状
特になし過去に受けていた施術
整体、マッサージ主な施術ポイント
恥骨、重心調整、骨盤内組織の強化施術内容と経過
【1回目】現在妊娠週数17週と5日。
1~2週間前から骨盤の不安定感が出始め、主に上向きに寝たり歩行時のぐらつく感覚がある。
一人目の時はこんな骨盤の状態にはなっていなかったので、安産もかねて施術を受けたいと思い今回に至る。
<検査>
・右重心
・腹部の緊張
・左肩の上がりにくさ
・恥骨のズレ(右側の前方変位)
<施術>
胸郭の硬さが目立ったので、腹部の緊張緩和とともに調整。
恥骨の歪みを矯正。
側臥位で骨盤の安定性を出す手技を行う。
自覚はないが、むくみも見られたので体液循環を回復するように施術。
早く骨盤周りを安定させるために骨盤底筋の力の入れ方や生活での姿勢などの指導を行って初回終了。
【2回目】
翌日来店。
施術後の体の軽さはあったが、骨盤の安定感についてはまだ実感には至らず。
やはり仰臥位での仙骨が当たる感じが気になるとのこと。
検査で疲労や循環系の問題は取れてきているのが分かったので、引き続き同じ方針で施術を行う。 前回お伝えした姿勢などの生活動作を確認してから、骨盤を安定させるのに必要なセルフケアをお伝えする。
【3回目】
前回後から骨盤の不安定感はかなりマシになった。
恥骨については歩行時に痛みが出る。
↑
恥骨の痛みは右の恥骨のズレを調整することでマシに。
【4回目】
骨盤の不安定感はほとんど感じない。
恥骨痛10→6。
引き続き同方針で施術を行う。
【5回目】
骨盤の不安定感は(−)
恥骨痛10→2。
時々お腹が張るくらいで、特に困ることはない。
【5回目】
骨盤・恥骨共に不快症状は感じない。
状態も安定してきているので、少しずつ間隔をあけていき、今後は安産のために月に1度くらいのメンテナンスを行う予定。
違和感など、少し気になる部分が出て来れば早めにご連絡いただくようお伝え。
考察
今回の例は、妊娠中に起きやすい骨盤周りの不安定さに関するお悩みでした。恥骨痛まで出ていたということなので、骨格的な部分の歪みも大きな要因であったと思います。
妊娠中はホルモンの関係で体の関節などの緩みが出やすい状態なので、それに生活環境での負担などが加わった時に今回の様な症状が引き起こされたケースの代表だったと思います。
骨盤を安定させるためのトレーニングも同時に頑張ってくださったことも早めに回復できた要因だと思います。
担当 乾
※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。
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