2018年10月31日 水曜日
産後の冷えについて
女性になりやすい「冷え性」もともと冷えやすい方もおられますが、産後から急に冷えが強くなったと仰る方は育児での疲労や食事などでなるケースがあります。また、今回は東洋医学からみた冷えについてもお話ししていきます。
・今まで気にしてなかったのに最近体が冷えやすい
・人から手が冷たいと言われることがある
・靴下が手放せない
・産後から冷えを感じやすくなった気がする
・もともと冷え性だ
それだけで栄養が不足しやすい状態になります。
そのため、栄養や血液の循環不良が体の冷えに大きく影響します。
体温は筋肉による産熱や代謝との関わりが大きいため、これらの問題があれば冷え症状を助長します。
体温の調節は自律神経が支配しているため、冷え症状につながる可能性があります。
体の骨格的な歪みが引き起こす冷えのパターンもあります。
体に血管という大きな川の流れがあるとして、それらの通り道に歪みがあるとどうなるでしょう?
流れが悪くなったり、川の水量に影響が出そうなことは想像できますよね?
体に歪みがあるということは血液の循環系に大きな影響を及ぼすということです。
食事から得られる栄養が不足してくると、体は熱の産生効率が低下します。
痩せすぎると脂肪分が少なくなることで冷えてきやすいですし
逆に冷飲食のし過ぎや太り過ぎも冷えの原因となります。
体の血液を収める肝臓のバランスが崩れることで起こりやすいタイプ。
しかもそれが慢性的に続くことで症状が全身に広がってしまっていることが考えられます。
上のAパターンとの違いは、 A.血液循環をつかさどる肝臓自体の作用が弱っている
B.体の一部で滞りが起こっているために肝臓が過剰に働いている
といったイメージでしょうか。
熱は上に昇り、下に冷気が溜まりやすいので、このような冷えが出てくると考えられます。
・皮膚全体の色が黒い(日焼けによるものではない)
・舌が乾燥している
・肥満している
・ホルモンバランス
・骨格の歪み
・保温する
・妊娠中に起こりやすい足がつる症状 ・【症例】産後にピキッと腰が痛む|産後骨盤矯正|20代女性
・【症例】一人目出産後から数年続く肩こり|30代女性|産後骨盤矯正
Contents
産後に限らず、女性のお悩みである体の冷え
・お風呂に入って温まったのにすぐに体が冷える・今まで気にしてなかったのに最近体が冷えやすい
・人から手が冷たいと言われることがある
・靴下が手放せない
・産後から冷えを感じやすくなった気がする
・もともと冷え性だ
これらの冷えでお悩みの女性は非常に多いですが、実は産後にも起こりやすい症状でもあります。
今回はそれらの体の冷えに関してのお話を東洋医学の知識も交えてお伝えしていきます。
産後に冷えやすい要因
・母乳育児による冷え
母乳はお母さんの血液から作られますから、産後に母乳での育児を行うということはそれだけで栄養が不足しやすい状態になります。
そのため、栄養や血液の循環不良が体の冷えに大きく影響します。
・筋力不足による冷え
産後は運動不足になりやすいため、筋力量が減りやすい状態になってしまいます。体温は筋肉による産熱や代謝との関わりが大きいため、これらの問題があれば冷え症状を助長します。
・ホルモンバランスの変化による冷え
産後はホルモンのバランスが安定しないため、自律神経の乱れが起こりやすい時期だと言えます。体温の調節は自律神経が支配しているため、冷え症状につながる可能性があります。
・骨格の歪みによる冷え
あまり冷えとの結びつきを意識している方が少ないようですが体の骨格的な歪みが引き起こす冷えのパターンもあります。
体に血管という大きな川の流れがあるとして、それらの通り道に歪みがあるとどうなるでしょう?
流れが悪くなったり、川の水量に影響が出そうなことは想像できますよね?
体に歪みがあるということは血液の循環系に大きな影響を及ぼすということです。
・産後の食生活の乱れによる冷え
産後は子育てなどの兼ね合いもあり、食生活が乱れがちです。食事から得られる栄養が不足してくると、体は熱の産生効率が低下します。
痩せすぎると脂肪分が少なくなることで冷えてきやすいですし
逆に冷飲食のし過ぎや太り過ぎも冷えの原因となります。
東洋医学からみた冷えのパターン
A.全身または手足が冷える(肝虚寒証)
体の血液を収める肝臓のバランスが崩れることで起こりやすいタイプ。
しかもそれが慢性的に続くことで症状が全身に広がってしまっていることが考えられます。
B.腰から下が冷える(肝虚証もしくは肝実証)
こちらも肝臓に負担がかかり起こるケースですが、体のどこか一部で極端な滞りが発生している状態です。
上のAパターンとの違いは、 A.血液循環をつかさどる肝臓自体の作用が弱っている
B.体の一部で滞りが起こっているために肝臓が過剰に働いている
といったイメージでしょうか。
C.足首から先が冷える(肝虚熱証)
肝臓に負担がかかった結果、体の中の熱のバランスが崩れている状態。
熱は上に昇り、下に冷気が溜まりやすいので、このような冷えが出てくると考えられます。
D.冷えのぼせる(上記のすべての証に共通して起こり得る)
体の中の熱のバランスが崩れ、下半身が冷えて上半身に熱がこもった状態のことです。
あなたはどのタイプ?望診(見た目)で分かる冷えのパターン
A.全身または手足が冷える(肝虚寒証)
・頬がピンク色
・全身の肌の色が白い
・眼瞼内が白い
・唇が荒れやすい
・痩せている
B.腰から下が冷える(肝虚証もしくは肝実証)
・顔面にシミが多い
・皮膚全体の色が黒い(日焼けによるものではない)
・舌が乾燥している
・肥満している
C.足首から先が冷える(肝虚熱証)
・のぼせて顔が赤い
D.冷えのぼせる
(上記のすべての証に共通して起こり得るので割愛)
対策
・栄養・ホルモンバランス
・骨格の歪み
・保温する
これらをケアすることが冷えの対策になりますが、それ以外にも上記でご説明した
東洋医学からみた体質別の養生法など様々なものが存在します。
それらについてはまた別の機会でお伝えしますので、しばらくお待ちください。
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