2018年9月29日 土曜日
産後の膝の痛みについて
産後でもトップレベルにご相談の多い膝の痛み。これらが起こるのにもそれぞれ原因があります。産後に膝痛が起こりやすい原因から対策、注意が必要な膝痛の例などをお伝えしていきます。
・オムツ替えで地面に膝をつくと痛い
・自転車をこぐ時に膝が痛む
・あぐらの姿勢をすると膝が痛む
・歩いていると膝に違和感がある
・しゃがむ時にズキッとする
・階段を上がったり降りたりすると痛む
これらは産後に起こりやすい膝のお悩みです。
それぞれの症状は人によって起こる原因も様々です。
産後に膝の痛みが起こりやすい原因についてお伝えしていきます。
・ホルモンバランスの変化に伴うもの
妊娠期〜産後はリラキシンという体の靭帯・関節を緩める働きのあるホルモンの影響を受けるため、膝の関節は不安定になりやすく痛みの原因となります。
・体重増加や筋力の低下
妊娠中や産後に体重が増加している場合や、のけ反り姿勢で物理的な負荷がかかりますし、動きが制限されやすい時期なので、筋力の低下が起こり膝周りを支える力も弱まります。
ホルモンの影響による関節の不安定さを緩和するために、全身の循環系を整え回復を図ります。
・体重のコントロールや筋力アップ
先述の体重増加を解消する工夫をする。 主に太もも周りの筋力をつけることで膝関節自体の支持性を高める。
・むくみの除去
ホルモンバランスの調整と合わせて循環改善を行うことでむくみは軽減し、周辺の筋肉が正常に機能したり、関節内圧の調整につながります。
・子育てによる負担をなるべく減らす
これについては、それぞれの家庭環境により異なるとは思いますが、サポートを受けられる方についてはできるかがり他人に頼ってご自身の負担を少しでも減らしましょう。あとは、正しい抱っこの仕方や負担の少ない座り方などの訓練も行うと効果的です。
・体の歪みをとる
歪みの根本にアプローチしてくれるところに相談すると良いでしょう。産後は普段と状態が違う特殊な状態ですので、妊産婦の方への施術実績があるところへ行かれることをお勧めします。
このような膝の痛みの多くは、上記の原因(むくみ、ホルモン、筋力不足など)により関節が過剰に動いているような状態です。
その時にむやみにマッサージをすることで関節の動きはさらに強まり(支えが弱まる)、余計に痛みが増すケースがあります。
・ストレッチ
むやみやたらに膝関節を動かしたり、周辺の組織を緩めるようなことをすることで上記のような動き過ぎの状態につながりますので、痛みが強い場合は特に注意が必要です。
↓ ↓ ↓
(産後の膝痛|30代女性|産後骨盤矯正)
〈利用者〉
N.Sさん 女性 30代 吹田市江坂
〈悩み〉
膝の痛み
特にしゃがんだ時や立ち上がる瞬間
〈主な施術ポイント〉
腓骨筋、足首、重心調整
〈施術内容と経過〉
【1回目】
下肢の検査を行ったところ、左の足首のかたさと腓骨筋の弱りが見られた。
重心が左に偏っている状態だったので、姿勢の軸を中心に戻すことをメインに、腓骨筋をしっかりと使えるように再教育。
施術後、足首や膝の動き良くなり立ち姿勢での重心もある程度中心に戻る。
膝の動きや支えに関わるこの腓骨筋の弱りがマシになってきた頃に膝の痛みも取れてくるだろうとお伝え。
【2回目】
1週間後来院。
膝の痛みは変化なし。
初診時に感じた骨盤のかたさはマシに。
腓骨筋はまだ弱い状態。
前回同様の方針で施術。
【3回目】
1週間後来院。
膝が痛む頻度が減った。
腓骨筋やや力入るようになってきた。
特にあぐらの姿勢からの立ち上がりが辛い。
授乳姿勢で骨盤の後傾がきつくなっている状態だったので、授乳時の座り方を指導。
【4回目】
1週間後来院。
膝の痛み10→3。
やや痛む時あるが、ほとんど気にならなくなってきた。
腓骨筋の左右差も小さくなってきた。
【5回目】
1週間後来院。
膝の痛み10→1。
授乳中の膝の痛みもほとんど感じない。
重心も整っており、骨盤の歪みも目立たない状態。
特に、症状が左右両側に出ているケースでは関節リウマチの可能性も考えられます。
安静にしていても痛む場合や上記のような症状が現れている場合はご自身で判断せず、1度病院などでの検査を行なうことをお勧めします。
Contents
産後このような症状でお悩みではありませんか?
・子供の抱き上げの際に膝が痛む・オムツ替えで地面に膝をつくと痛い
・自転車をこぐ時に膝が痛む
・あぐらの姿勢をすると膝が痛む
・歩いていると膝に違和感がある
・しゃがむ時にズキッとする
・階段を上がったり降りたりすると痛む
これらは産後に起こりやすい膝のお悩みです。
それぞれの症状は人によって起こる原因も様々です。
産後に膝の痛みが起こりやすい原因についてお伝えしていきます。
産後に膝の痛みが起こりやすい原因
一つずつご紹介していきます。・ホルモンバランスの変化に伴うもの
妊娠期〜産後はリラキシンという体の靭帯・関節を緩める働きのあるホルモンの影響を受けるため、膝の関節は不安定になりやすく痛みの原因となります。
・体重増加や筋力の低下
妊娠中や産後に体重が増加している場合や、のけ反り姿勢で物理的な負荷がかかりますし、動きが制限されやすい時期なので、筋力の低下が起こり膝周りを支える力も弱まります。
・むくみによるもの
妊娠中や産後はむくみが起こりやすいですが、それによって関節内の圧力の変化が起こったり、筋力を発揮しづらい状態になった時に支持性が下がり痛みを引き起こします。
・産後の習慣によるもの
産後は今まではなかった抱っこやおむつ替え、繰り返しの立ち座りが始まります。それらの習慣によって生じる負担が影響して起こるケースがあります。
・体(重心)の歪みによるもの
抱っこの仕方の癖など、体の中心軸がブレることで重心は偏り、膝関節にも影響を及ぼします。
膝痛を良くするためには?
・ホルモンバランスの調整ホルモンの影響による関節の不安定さを緩和するために、全身の循環系を整え回復を図ります。
・体重のコントロールや筋力アップ
先述の体重増加を解消する工夫をする。 主に太もも周りの筋力をつけることで膝関節自体の支持性を高める。
・むくみの除去
ホルモンバランスの調整と合わせて循環改善を行うことでむくみは軽減し、周辺の筋肉が正常に機能したり、関節内圧の調整につながります。
・子育てによる負担をなるべく減らす
これについては、それぞれの家庭環境により異なるとは思いますが、サポートを受けられる方についてはできるかがり他人に頼ってご自身の負担を少しでも減らしましょう。あとは、正しい抱っこの仕方や負担の少ない座り方などの訓練も行うと効果的です。
・体の歪みをとる
歪みの根本にアプローチしてくれるところに相談すると良いでしょう。産後は普段と状態が違う特殊な状態ですので、妊産婦の方への施術実績があるところへ行かれることをお勧めします。
こんな膝のケアは危険かもしれません
・マッサージするこのような膝の痛みの多くは、上記の原因(むくみ、ホルモン、筋力不足など)により関節が過剰に動いているような状態です。
その時にむやみにマッサージをすることで関節の動きはさらに強まり(支えが弱まる)、余計に痛みが増すケースがあります。
・ストレッチ
むやみやたらに膝関節を動かしたり、周辺の組織を緩めるようなことをすることで上記のような動き過ぎの状態につながりますので、痛みが強い場合は特に注意が必要です。
実例からみる産後の膝痛(N.Sさん 30代の場合)
担当者の解説を含む症例の完全版はこちらから↓ ↓ ↓
(産後の膝痛|30代女性|産後骨盤矯正)
〈利用者〉
N.Sさん 女性 30代 吹田市江坂
〈悩み〉
膝の痛み
特にしゃがんだ時や立ち上がる瞬間
〈主な施術ポイント〉
腓骨筋、足首、重心調整
〈施術内容と経過〉
【1回目】
下肢の検査を行ったところ、左の足首のかたさと腓骨筋の弱りが見られた。
重心が左に偏っている状態だったので、姿勢の軸を中心に戻すことをメインに、腓骨筋をしっかりと使えるように再教育。
施術後、足首や膝の動き良くなり立ち姿勢での重心もある程度中心に戻る。
膝の動きや支えに関わるこの腓骨筋の弱りがマシになってきた頃に膝の痛みも取れてくるだろうとお伝え。
【2回目】
1週間後来院。
膝の痛みは変化なし。
初診時に感じた骨盤のかたさはマシに。
腓骨筋はまだ弱い状態。
前回同様の方針で施術。
【3回目】
1週間後来院。
膝が痛む頻度が減った。
腓骨筋やや力入るようになってきた。
特にあぐらの姿勢からの立ち上がりが辛い。
授乳姿勢で骨盤の後傾がきつくなっている状態だったので、授乳時の座り方を指導。
【4回目】
1週間後来院。
膝の痛み10→3。
やや痛む時あるが、ほとんど気にならなくなってきた。
腓骨筋の左右差も小さくなってきた。
【5回目】
1週間後来院。
膝の痛み10→1。
授乳中の膝の痛みもほとんど感じない。
重心も整っており、骨盤の歪みも目立たない状態。
こんな時は病院を受診しましょう
膝周辺の熱がいつまでたっても下がらない・全身のだるさ、こわばり感がある・あざや赤い発疹ができる・痛みで夜中に起きる、全然眠れないなど。。。特に、症状が左右両側に出ているケースでは関節リウマチの可能性も考えられます。
安静にしていても痛む場合や上記のような症状が現れている場合はご自身で判断せず、1度病院などでの検査を行なうことをお勧めします。