2019年7月10日 水曜日
産後から続く肩~腰の痛み|30代女性|整体
産後3年が経過した女性が、ずっと悩まされていた肩や腰の痛みについての症例です。産後はホルモンバランスや育児における負担など、様々な問題が引き金となる時期ですが、皆さんが甘く見がちな”疲労”の蓄積。これが今回の改善のポイントでした。
肩については、出産後から日常的にこっており、左のこめかみがズキズキすることがある。
腰については長時間の座位・立位・歩行で痛みを感じる。(短時間であれば問題ない)
出産してから特に何もケアをしておらず、骨盤周りは開いた感覚がありズボンがきつく感じる。
出産後3年経過しているので、骨盤が戻るとは期待していないが、できることがあるならやりたい。
<検査>
・重心が左に偏る
・右の仙腸関節の硬さ
・下顎骨の硬さ
<施術>
体の重心に偏りがあるため、それに付随して緊張している部位をまずは整える。
産後からケアをされていないこともあり、骨盤や体幹部の支持性が弱いように感じるのでセルフケアもかねて施術を行う。
【2回目】
7日後来店。
肩:前回後肩のこり感と頭痛(左こめかみ)の頻度が減った。(以前はほぼ毎日あったのがこの1週間は1、2回に減った。)
腰:気持ちマシだが、まだ以前の痛みは感じる。
前回同様の施術に加えて、産後に弱りやすい骨盤内部のトレーニングを実施。
自宅でのトレーニングの仕方についてもお伝え。
【3回目】
12日後来店。
肩こり・頭痛:前回後から肩のこりがマシだったのと、頭痛は1回感じただけだった。
腰:前回後から痛みは無し。
前回同様の施術を行い、トレーニング確認。
【4~5回目】
肩こり・頭痛:かなり調子が良く、こり感がマシ。
頭痛は天候が悪い時にはほぼほぼ強く出ていたが、今回は転機に左右されることなく過ごせた。
腰の痛みは引き続き出ていないので、経過を観察しながら施術の間隔を徐々に空けていく。
今後は産後の体型のケアをしながらベストな状態をキープする。
検査項目の欄でも記載していたように、体の重心のバランスが乱れていたのですが、もともとのクセに付け加えての要素で言えばやはり産後からの抱っこの仕方などに起因することが多いです。疲労については産後の方はほぼ皆さん感じていますが、その程度によって治癒のスピードもまちまち。今回のケースではそのあたりの回復を意識して施術を行うとかなりスムーズに結果に繋がりました。
”疲労”と聞くと甘く見がちですが、ほとんどの症状や不快感はその疲労が処理しきれずに起こっています。産後などの忙しい時期にいかにこれらのケアをおこなっているか、それが将来的な体調を決めると言っても過言ではありません。
【症例】産後の疲れやすさで公園に行くのもしんどい
【症例】産後の腰痛
【症例】抱っこひもによる産後の肩こり

産後から続く肩~腰の痛みについての解説
利用者
30代女性 一人目出産後3年経過お悩み
肩から腰にかけてのこり感その他のお悩み
出産を機に骨盤周りが太くなった気がする過去に受けていた施術
マッサージ主な施術ポイント
重心調整、下顎骨(下あご)施術内容と経過
<ヒアリング>肩については、出産後から日常的にこっており、左のこめかみがズキズキすることがある。
腰については長時間の座位・立位・歩行で痛みを感じる。(短時間であれば問題ない)
出産してから特に何もケアをしておらず、骨盤周りは開いた感覚がありズボンがきつく感じる。
出産後3年経過しているので、骨盤が戻るとは期待していないが、できることがあるならやりたい。
<検査>
・重心が左に偏る
・右の仙腸関節の硬さ
・下顎骨の硬さ
<施術>
体の重心に偏りがあるため、それに付随して緊張している部位をまずは整える。
産後からケアをされていないこともあり、骨盤や体幹部の支持性が弱いように感じるのでセルフケアもかねて施術を行う。
【2回目】
7日後来店。
肩:前回後肩のこり感と頭痛(左こめかみ)の頻度が減った。(以前はほぼ毎日あったのがこの1週間は1、2回に減った。)
腰:気持ちマシだが、まだ以前の痛みは感じる。
前回同様の施術に加えて、産後に弱りやすい骨盤内部のトレーニングを実施。
自宅でのトレーニングの仕方についてもお伝え。
【3回目】
12日後来店。
肩こり・頭痛:前回後から肩のこりがマシだったのと、頭痛は1回感じただけだった。
腰:前回後から痛みは無し。
前回同様の施術を行い、トレーニング確認。
【4~5回目】
肩こり・頭痛:かなり調子が良く、こり感がマシ。
頭痛は天候が悪い時にはほぼほぼ強く出ていたが、今回は転機に左右されることなく過ごせた。
腰の痛みは引き続き出ていないので、経過を観察しながら施術の間隔を徐々に空けていく。
今後は産後の体型のケアをしながらベストな状態をキープする。
考察
こちらの女性のケースでポイントとなったのは、体の重心バランスと産後の疲労でした。検査項目の欄でも記載していたように、体の重心のバランスが乱れていたのですが、もともとのクセに付け加えての要素で言えばやはり産後からの抱っこの仕方などに起因することが多いです。疲労については産後の方はほぼ皆さん感じていますが、その程度によって治癒のスピードもまちまち。今回のケースではそのあたりの回復を意識して施術を行うとかなりスムーズに結果に繋がりました。
”疲労”と聞くと甘く見がちですが、ほとんどの症状や不快感はその疲労が処理しきれずに起こっています。産後などの忙しい時期にいかにこれらのケアをおこなっているか、それが将来的な体調を決めると言っても過言ではありません。
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