2018年9月19日 水曜日
産後の骨盤の開きや緩みについて
妊産婦の専門家として一番ご相談の多い”産後の骨盤トラブル”。その中でも、骨盤の歪みや開きについてのお悩みは特に多いです。今回は、そんな産後の骨盤の状態についての疑問を解消していきます。
・産後骨盤が広がった気がする
・産前に履けていたズボンが入らない、またはきつくなった
・ご主人にお尻が大きくなったと言われた
・歩いたり重いものを持つとグラつく感覚がある
このような産後の骨盤の広がりや緩みについて、産後ママからのご相談が絶えません。
当てはまるあなたは、今回の記事の内容を読まれることをお勧めします。
骨盤は仙骨・寛骨・尾骨という骨で構成されていますが、これらの骨が関節を成しています。
開くということは、これらの関節が引き離されるようなイメージでしょうか。
しかしながら、これらの関節は強靭な靭帯によって補強されており、実は皆さんが思っているほど何センチも動くようなものではないのです。
産後は関節や靭帯を緩ませるホルモン(リラキシン)の影響を受けます。
なので、骨盤自体が横に広がっていくというよりは関節自体が緩む、という解釈で良いかと思います。
これについては、その方の自然治癒力や体力面、子育てにおける周りのサポート状況など、様々な要因が絡んできますが、核家族化が進んでいる現代、なかなかこれらの環境が整っている方は多くはない状況です。
もちろん負担が少ない方は自然と戻りやすいので、正しい産後の過ごし方をしていれば回復するでしょうが、そのようなストレスが少しでもある方は何かしらのケアを行う必要があると考えます。
自分での判断も難しいので、勝手に判断するよりもできれば専門知識がある医療機関(妊産婦専門整体院など)でみてもらうことをお勧めします。
出産後は様々な負担がかかりますし、ホルモンのバランスなど普段の体の状態とは大きく異なります。
そのような状態を早期に回復させるためにも、骨盤矯正に必要な基礎的なトレーニングを開始するなど、早期の対応が重要になります。
もちろん、不安定な骨盤をバキバキしたりなど外力を加えるような施術はNGですので受けられる際は事前に気をつけてください。
そのヒントは先ほどの”骨盤の緩み”にあります。
試しに内股の状態でお尻を突き出すように腰を反ってみてください。
今履いているズボンが少し突っ張りませんか?
そう。
骨盤の傾斜や歪みの状態によって骨盤の周径が変わるのです。
産後は骨盤が緩みやすい状態なので、骨格的な歪みも起きやすくそれが影響してズボンが入りにくくなることがあります。
・骨盤の歪みを取る
・歪みにくい状態を作る
・ホルモンの状態を安定させる
これらを徹底的に行うことで症状は十分改善が見込めます。
関節の矯正などは自分で行うのは難しいですが、骨盤引き締めに必要な筋肉のトレーニングについては自身でのケアが可能です。
骨盤底筋の概要や力の入れ方など、我々の業界でも正しい知識を持った方が少ない、というのが現状です。
できれば妊産婦についての知識や症例が豊富な整体院などにご相談されることをお勧めします。 (ただ今、動画作成中です。)
Contents
こんな症状でお悩みではありませんか?
・産後骨盤が広がった気がする
・産前に履けていたズボンが入らない、またはきつくなった
・ご主人にお尻が大きくなったと言われた
・歩いたり重いものを持つとグラつく感覚がある
このような産後の骨盤の広がりや緩みについて、産後ママからのご相談が絶えません。
当てはまるあなたは、今回の記事の内容を読まれることをお勧めします。
産後の骨盤は開く?
そもそも、骨盤が開くとはどういうことなのでしょうか?骨盤は仙骨・寛骨・尾骨という骨で構成されていますが、これらの骨が関節を成しています。
開くということは、これらの関節が引き離されるようなイメージでしょうか。
しかしながら、これらの関節は強靭な靭帯によって補強されており、実は皆さんが思っているほど何センチも動くようなものではないのです。
産後は関節や靭帯を緩ませるホルモン(リラキシン)の影響を受けます。
なので、骨盤自体が横に広がっていくというよりは関節自体が緩む、という解釈で良いかと思います。
骨盤は自然に引き締まる?放っておいても大丈夫?
自然に引き締まる方とそうでない方、両方が存在します。これについては、その方の自然治癒力や体力面、子育てにおける周りのサポート状況など、様々な要因が絡んできますが、核家族化が進んでいる現代、なかなかこれらの環境が整っている方は多くはない状況です。
もちろん負担が少ない方は自然と戻りやすいので、正しい産後の過ごし方をしていれば回復するでしょうが、そのようなストレスが少しでもある方は何かしらのケアを行う必要があると考えます。
自分での判断も難しいので、勝手に判断するよりもできれば専門知識がある医療機関(妊産婦専門整体院など)でみてもらうことをお勧めします。
骨盤矯正はいつから受けた方が良いの?
これに関しては様々な情報がありますが、妊産婦ケアの鉄則としては”なるべく早期に何かしらのケアを行う”ということです。出産後は様々な負担がかかりますし、ホルモンのバランスなど普段の体の状態とは大きく異なります。
そのような状態を早期に回復させるためにも、骨盤矯正に必要な基礎的なトレーニングを開始するなど、早期の対応が重要になります。
もちろん、不安定な骨盤をバキバキしたりなど外力を加えるような施術はNGですので受けられる際は事前に気をつけてください。
なぜズボンが入りにくくなるの?
先ほど、皆さんが思っているほど骨盤は開いていないとお伝えしましたが、ではなぜズボンが入りにくくなったりするのでしょうか?そのヒントは先ほどの”骨盤の緩み”にあります。
試しに内股の状態でお尻を突き出すように腰を反ってみてください。
今履いているズボンが少し突っ張りませんか?
そう。
骨盤の傾斜や歪みの状態によって骨盤の周径が変わるのです。
産後は骨盤が緩みやすい状態なので、骨格的な歪みも起きやすくそれが影響してズボンが入りにくくなることがあります。
入りやすくするにはどうすれば良い?
入りにくくなる原因を先ほどお伝えしましたが、それを改善させるのが一番手取り早い方法です。・骨盤の歪みを取る
・歪みにくい状態を作る
・ホルモンの状態を安定させる
これらを徹底的に行うことで症状は十分改善が見込めます。
セルフケアで産前の状態にリセット!
上記で改善のポイントをお伝えしましたが、その中でもポイントになるのが”骨盤底筋”です。関節の矯正などは自分で行うのは難しいですが、骨盤引き締めに必要な筋肉のトレーニングについては自身でのケアが可能です。
骨盤底筋の概要や力の入れ方など、我々の業界でも正しい知識を持った方が少ない、というのが現状です。
できれば妊産婦についての知識や症例が豊富な整体院などにご相談されることをお勧めします。 (ただ今、動画作成中です。)