2018年9月19日 水曜日
産後の尿もれの原因と対策
産後のご相談で非常に多い症状の1つが尿もれです。「そのうち回復するだろう。。。」なんて思っていたら、数か月経過しても全然回復がみられずにいよいよ深刻に悩まれる方も。症状の特性上、なかなか人に相談しにくかったり、ネットで得た知識を使って回復を図るも効果が表れないケースなど様々です。今回は、そんな尿もれの症状についてのお話です。
☑重い荷物を運ぼうとした時
☑せきやくしゃみをした瞬間
☑特に何もしていないのに尿もれがある
産後からこのような症状が出てきたあなた、是非以下の内容を読み進めてみてください。
つらい尿もれをなくす糸口がつかめることでしょう。
今回取り上げる産後の尿もれのほとんどがこれにあたります。
その名の通り、腹圧がかかった瞬間に思いがけず漏らしてしまうケース。
回復方法の項でお伝えしますが、主に骨盤底筋などの筋力の弱化によって引き起こされます。
・切迫性尿失禁
これについては、
・急な尿意にかられてトイレに駆け込んだが間に合わなかった。
・トイレでズボンを下ろす直前に漏らしてしまった。
など、
膀胱の過活動により過敏になってしまうことで起こる尿もれのことを指します。
原因は神経因性のものや脳の障害により、伝達が上手くいかないことなどが挙げられます。
先述の通り、産後の尿もれのほとんどは上記の腹圧性尿失禁ですから、切迫性尿失禁については今回は割愛します。
特に女性は男性に比べて尿道が短いですから、その分だけ尿もれしやすくなります。
あとは、妊娠や出産における骨盤底筋への負担を考慮すれば男性よりも女性でお悩みの方が多いのは明らかでしょう。
これまでにも登場してきましたが、妊娠中の荷重による負担や出産による骨盤底筋の弱化や微細な損傷など、主に排尿にも関わる筋力の問題によって起こるケースが多いです。 (赤く見えるハンモック状の部分)
・骨盤底筋が働きにくい環境になっている
先ほど骨盤底筋の弱さが原因となるとお話しましたが、その骨盤底筋が十分働かない環境も問題です。
例えば、産後に限らず反り腰の方は骨盤の特製上、骨盤底筋に力が入りにくくなります。
体の重心がずれていることなどもそれらのバランスを崩してしまう原因となりますから、骨盤底筋の状態に加えて力がしっかりと入るように骨盤をはじめとする骨格を調整する必要があります。
・内臓下垂
特に経産婦の方は妊娠期から出産を経る過程で、内臓下垂が起こりやすくなります。
胃や肝臓、小・大腸などは、腹膜という組織で正常な位置に収められていますが、下垂が起こるということは、当然その圧力は骨盤内にある下方へと向かいます。
それが影響して膀胱などの臓器にも圧力が加わり、尿もれが起こるケースがあります。
・神経組織の損傷
出産で産道を通過する際、周辺の神経組織が傷ついてしまうことがあります。
その損傷により、排尿に関わる神経に問題が起こると尿もれにつながる可能性があります。
神経の損傷の度合いにもよりますが、回復を促すためにも周辺組織の血行や循環など、治癒力が上がる環境を作ることが重要です。
ただし、特に骨盤周辺の構造的な歪みがあると骨盤底筋の力が発揮されにくくなりますから、そのような歪みを解消することも優先事項となります。
そういった意味では、整体などで骨格の調整や歪みの原因を見つけてもらうこともかなり重要だと言えるでしょう。
骨盤底筋の力の入れ方については、ヨガのインストラクターの方でも間違ってしまうぐらい、その機能についての知識があいまいな現状です。
妊産婦を専門に扱う整体院などに相談するのも1つです。
↑出来ればホームページなどで骨盤底筋に関しての記事があったり、専門的な知識があるところを探されると良いでしょう。
産後このようなタイミングで尿もれが起こっていませんか?
☑立ち上がろうとした瞬間☑重い荷物を運ぼうとした時
☑せきやくしゃみをした瞬間
☑特に何もしていないのに尿もれがある
産後からこのような症状が出てきたあなた、是非以下の内容を読み進めてみてください。
つらい尿もれをなくす糸口がつかめることでしょう。
尿もれにも種類があります
・腹圧性尿失禁今回取り上げる産後の尿もれのほとんどがこれにあたります。
その名の通り、腹圧がかかった瞬間に思いがけず漏らしてしまうケース。
回復方法の項でお伝えしますが、主に骨盤底筋などの筋力の弱化によって引き起こされます。
・切迫性尿失禁
これについては、
・急な尿意にかられてトイレに駆け込んだが間に合わなかった。
・トイレでズボンを下ろす直前に漏らしてしまった。
など、
膀胱の過活動により過敏になってしまうことで起こる尿もれのことを指します。
原因は神経因性のものや脳の障害により、伝達が上手くいかないことなどが挙げられます。
先述の通り、産後の尿もれのほとんどは上記の腹圧性尿失禁ですから、切迫性尿失禁については今回は割愛します。
尿もれは男性より女性に多い?
”産後の尿もれ”とご紹介しているので、当然女性の方が起こりやすくなります。特に女性は男性に比べて尿道が短いですから、その分だけ尿もれしやすくなります。
あとは、妊娠や出産における骨盤底筋への負担を考慮すれば男性よりも女性でお悩みの方が多いのは明らかでしょう。
で、何が原因なの?
・骨盤底筋の弱化これまでにも登場してきましたが、妊娠中の荷重による負担や出産による骨盤底筋の弱化や微細な損傷など、主に排尿にも関わる筋力の問題によって起こるケースが多いです。 (赤く見えるハンモック状の部分)

・骨盤底筋が働きにくい環境になっている
先ほど骨盤底筋の弱さが原因となるとお話しましたが、その骨盤底筋が十分働かない環境も問題です。
例えば、産後に限らず反り腰の方は骨盤の特製上、骨盤底筋に力が入りにくくなります。
体の重心がずれていることなどもそれらのバランスを崩してしまう原因となりますから、骨盤底筋の状態に加えて力がしっかりと入るように骨盤をはじめとする骨格を調整する必要があります。
・内臓下垂
特に経産婦の方は妊娠期から出産を経る過程で、内臓下垂が起こりやすくなります。
胃や肝臓、小・大腸などは、腹膜という組織で正常な位置に収められていますが、下垂が起こるということは、当然その圧力は骨盤内にある下方へと向かいます。
それが影響して膀胱などの臓器にも圧力が加わり、尿もれが起こるケースがあります。
・神経組織の損傷
出産で産道を通過する際、周辺の神経組織が傷ついてしまうことがあります。
その損傷により、排尿に関わる神経に問題が起こると尿もれにつながる可能性があります。
神経の損傷の度合いにもよりますが、回復を促すためにも周辺組織の血行や循環など、治癒力が上がる環境を作ることが重要です。
どうやって回復するの?
主には、弱化した骨盤底筋の機能を回復させることがメインになります。ただし、特に骨盤周辺の構造的な歪みがあると骨盤底筋の力が発揮されにくくなりますから、そのような歪みを解消することも優先事項となります。
そういった意味では、整体などで骨格の調整や歪みの原因を見つけてもらうこともかなり重要だと言えるでしょう。
骨盤底筋の力の入れ方については、ヨガのインストラクターの方でも間違ってしまうぐらい、その機能についての知識があいまいな現状です。
妊産婦を専門に扱う整体院などに相談するのも1つです。
↑出来ればホームページなどで骨盤底筋に関しての記事があったり、専門的な知識があるところを探されると良いでしょう。
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・産後の尿もれについて