2018年2月10日 土曜日
抱っこをしてると感じる背中のシビレ|30代女性|産後骨盤矯正
今回のケースでは抱っこなど、子育ての動作によって起こったであろう体の歪みが原因でした。産後といえば抱っこ・授乳など、様々な態勢での作業が多くなる時期です。そんな時期にもかかわらず、産後のダメージを引きずったままでの育児に体はボロボロの状態。今回は、そんな産後ママのお体の痛み(シビレ)が改善した症例です。
整体
鍼灸
右背部シビレ:もともと出産前から肩首のこりは感じていた。
産後抱っこする機会が増え、それに伴い右の肩から肩甲骨の内側にかけてシビレが出始めた。
主に抱っこをし終わった時に出現し、5~10分で消失する。
産後といえば抱っこ・授乳など、様々な態勢での作業が多くなる時期です。
そんな時期にもかかわらず、産後のダメージを引きずったままでの育児に体はボロボロの状態。
特に抱っこの際に目立つのは、片方で抱え、もう片方の利き手を使って作業というもの。
今回のように左で抱くケースは、左に偏った体を正中ライン(この場合右側)に寄せようとして歪みが生まれやすいです。
胸郭の歪みを矯正し、可動性を上げ、コアのトレーニングで体の連動性を上げていく。
そのように分析し施術したことで比較的早期に症状が改善されたのだと思います。
・産後の骨盤ケアなどが絶対に必要な理由
・【症例】産後に出てきた背中の痛み
・【症例】抱っこの際の腰痛
利用者
30代女性 吹田市出口町主症状
右背部のシビレその他の症状
体重が落ちない過去に受けていた施術
マッサージ整体
鍼灸
主な施術ポイント
肋椎、肝臓施術内容と経過
【1回目】右背部シビレ:もともと出産前から肩首のこりは感じていた。
産後抱っこする機会が増え、それに伴い右の肩から肩甲骨の内側にかけてシビレが出始めた。
主に抱っこをし終わった時に出現し、5~10分で消失する。
カウンセリングにて、抱っこは左腕に抱えるようにして行うことがほとんどとのこと。
検査にて、両肩・首(右)の筋肉の緊張が強い・右の肋椎が後方へずれている。
内臓では胃と肝臓に反応あり。
以上のことから、内臓をはじめとする生理機能面の低下・局所筋の緊張や骨格的な歪みによって
シビレが起こっていると仮説を立てる。
体全体の循環を整えながら、上記の検査反応部位の調整を行う。
調整後の肩周りの検査で変化が出ていたため、今回はこの施術方針でしばらく進める予定。
【2回目】
8日後来院。
右背部:シビレを感じる頻度は少なくなったが、数は2~3回ほどシビレを感じた。
検査・施術の中で、右の肋椎のズレが初見時と同じぐらいに戻っているのを確認。
同方針で進めていきながら、抱き方や産後に弱りやすいコアを強化するトレーニングを指導。
【3回目】
7日後来院。
今週は抱っこしての外出が多く、シビレが出る頻度が高かった。
肋椎・胃・肩甲骨を中心に施術。
【4回目】
5日後来院。
右背部:シビレの頻度は初見時の半分に減った。
検査を行うと、歪みや余計な硬さが取れてきている。
1~2回目に目立っていた体幹部のねじれもマシになってきている。
【5回目】
7日後来院。
右背部:シビレはほぼ0に。
普段と同じように抱っこしていたが、今週は一度も感じなかった。
背骨の動きがまだ硬く、シビレに影響する可能性があるので施術とセルフケアで処置。
今後は産後の骨盤を引き締めつつ、シビレが再発しないよう引き続きケアしていく。
考察
今回のケースでは抱っこなど、子育ての動作によって起こったであろう体の歪みが原因でした。産後といえば抱っこ・授乳など、様々な態勢での作業が多くなる時期です。
そんな時期にもかかわらず、産後のダメージを引きずったままでの育児に体はボロボロの状態。
特に抱っこの際に目立つのは、片方で抱え、もう片方の利き手を使って作業というもの。
今回のように左で抱くケースは、左に偏った体を正中ライン(この場合右側)に寄せようとして歪みが生まれやすいです。
胸郭の歪みを矯正し、可動性を上げ、コアのトレーニングで体の連動性を上げていく。
そのように分析し施術したことで比較的早期に症状が改善されたのだと思います。
担当 乾
※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。
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