2018年7月17日 火曜日
歩行時、上向きで寝ている時の腰のつらさ|産後骨盤矯正|20代女性
今回は産後に多い腰のつらさについてです。このような産後の腰のつらさについてはこれまでにも数多くお伝えしてきましたが、今回の様な時間がかかるケースも存在します。”太れない、筋力がつきにくい”などの自覚がある方は特に注意してください。
<カウンセリング>
主に左の仙腸関節付近のつらさ。
上向きになって寝たり、朝の起き上がりなどで強く感じ、
妊娠中から出始めたこのつらさが最近では歩行時にも感じるようになってきている。
<検査>
・腹筋群(骨盤周辺組織)の弱さ
・胃の虚弱
・抱っこなどによる腕から前胸部の緊張
・脊柱の側彎
<施術>
出産直後ということを差し引いても、かなりの筋力不足がみられるので、まずは疲労を取り除いたうえで骨盤周辺の筋力強化を行う。
胃の虚弱により、うまくエネルギー変換もできていないようなので、そのあたりも緩和していく。
骨盤のインナーマッスルの強化トレーニングをお伝えして終了。
【2回目】
3日後来院。
前回終了後、つらさの程度は変わらないが、左側に限局していた痛みが左右均等にぼんやりと感じるようになった。
引き続き疲労緩和のための内臓などへのアプローチを行いながら、骨盤の安定性を高めるように周辺組織の調整を行う。
前回お伝えしたトレーニングの復習を行ったが、まだまだ力の入り方が弱い。
地道なトレーニングが必要になりそう。
【3~5回目】
各1週間おきの施術。
つらさの程度は波があり一定しない。
トレーニング自体も時間が取れる日があったりなかったり。
疲労の状態自体は改善傾向に向かっている。
徐々に筋力トレーニングでの力の入り方もうまくなってきている。
別の種類のトレーニング方法もお伝え。
さらに強化していく。
【6回目】
前回後腰のつらさ10→6に軽減。
生活の中で骨盤底筋の意識を持ちながら過ごすと楽になる。
歩行時も同様。 引き続き疲労系の回復と骨盤ケアをメインに進める。
【7回目】
腰のつらさ10→ほぼ0に。
トレーニングは続けているが、特に生活で意識しなくても腰のつらさを感じることはなくなった。
あと何回か様子を見てから、問題なければ施術間隔を空けてメンテナンスを行う。
他の産後腰痛の例では、もう少し早い段階で変化が出ることが多いですが、トレーニングの進み具合や子育ての環境もあってか、今回は改善までの経過がなだらかに進みました。
時々、トレーニングや食事量を増やしても”太れない、筋力がつきにくい人”がいるかと思いますが、これらは東洋医学的にみても胃の虚弱がある方に多いです。 現代医学的にみると、胆汁の分泌と運動の関連性が指摘されており、それを生成する肝臓などをケアしておいたこともつらさの緩和の要因だったと思われます。
担当 乾
※個人の症例です。100%施術効果を保証するものではありません。
・産後の膝痛
・【症例】抱っこの際の腰痛
・【症例】産後膝を床について作業すると痛む
・【症例】産後の腰痛・膝痛|30代女性|産後骨盤矯正
・【症例】産前からずっと続く腰痛が改善
・【症例】5~6年前から感じていた腰痛|産後骨盤矯正|30代女性
・4年間悩み続けた産後の尿漏れ
利用者
20代女性 吹田市江坂町主症状
腰のつらさその他の症状
肩こり過去に受けていた施術
特になし主な施術ポイント
骨盤の不安定さの緩和、胃、肝臓施術内容と経過
【1回目】<カウンセリング>
主に左の仙腸関節付近のつらさ。
上向きになって寝たり、朝の起き上がりなどで強く感じ、
妊娠中から出始めたこのつらさが最近では歩行時にも感じるようになってきている。
<検査>
・腹筋群(骨盤周辺組織)の弱さ
・胃の虚弱
・抱っこなどによる腕から前胸部の緊張
・脊柱の側彎
<施術>
出産直後ということを差し引いても、かなりの筋力不足がみられるので、まずは疲労を取り除いたうえで骨盤周辺の筋力強化を行う。
胃の虚弱により、うまくエネルギー変換もできていないようなので、そのあたりも緩和していく。
骨盤のインナーマッスルの強化トレーニングをお伝えして終了。
【2回目】
3日後来院。
前回終了後、つらさの程度は変わらないが、左側に限局していた痛みが左右均等にぼんやりと感じるようになった。
引き続き疲労緩和のための内臓などへのアプローチを行いながら、骨盤の安定性を高めるように周辺組織の調整を行う。
前回お伝えしたトレーニングの復習を行ったが、まだまだ力の入り方が弱い。
地道なトレーニングが必要になりそう。
【3~5回目】
各1週間おきの施術。
つらさの程度は波があり一定しない。
トレーニング自体も時間が取れる日があったりなかったり。
疲労の状態自体は改善傾向に向かっている。
徐々に筋力トレーニングでの力の入り方もうまくなってきている。
別の種類のトレーニング方法もお伝え。
さらに強化していく。
【6回目】
前回後腰のつらさ10→6に軽減。
生活の中で骨盤底筋の意識を持ちながら過ごすと楽になる。
歩行時も同様。 引き続き疲労系の回復と骨盤ケアをメインに進める。
【7回目】
腰のつらさ10→ほぼ0に。
トレーニングは続けているが、特に生活で意識しなくても腰のつらさを感じることはなくなった。
あと何回か様子を見てから、問題なければ施術間隔を空けてメンテナンスを行う。
考察
今回のケースではもともとの筋力不足、胃の虚弱によるエネルギー生産の不足が原因と考えました。他の産後腰痛の例では、もう少し早い段階で変化が出ることが多いですが、トレーニングの進み具合や子育ての環境もあってか、今回は改善までの経過がなだらかに進みました。
時々、トレーニングや食事量を増やしても”太れない、筋力がつきにくい人”がいるかと思いますが、これらは東洋医学的にみても胃の虚弱がある方に多いです。 現代医学的にみると、胆汁の分泌と運動の関連性が指摘されており、それを生成する肝臓などをケアしておいたこともつらさの緩和の要因だったと思われます。
担当 乾
※個人の症例です。100%施術効果を保証するものではありません。
【記事作成者 整体太郎と鍼灸花子(吹田市江坂)】
関連記事
・産後の腰痛・産後の膝痛
・【症例】抱っこの際の腰痛
・【症例】産後膝を床について作業すると痛む
・【症例】産後の腰痛・膝痛|30代女性|産後骨盤矯正
・【症例】産前からずっと続く腰痛が改善
・【症例】5~6年前から感じていた腰痛|産後骨盤矯正|30代女性
・4年間悩み続けた産後の尿漏れ
関連記事タグ : 腰痛