2023年12月15日 金曜日
産後の腰・膝痛、骨盤のぐらつきが改善|20代 女性|産後
産後から発症した腰・膝の痛みと歩行時の骨盤のぐらつきが改善していくまでの事例紹介です。
体内で不足しがちな栄養を摂取し、不活性化している筋肉を活性させる事により状態が回復してきました。
【1回目】 ・筋膜系のアプローチ ・骨盤調整 ・膝関節の調整
セルフケアとして骨盤底筋群トレーニングと 正しい抱っこ、授乳のやり方を指導。
【2回目】
翌日来院、抱っこ、授乳の姿勢を変えた事により肩こりと腰痛は軽減したが、膝の痛みは残存。
PS(痛みの度合い) 10→5
歩行時の骨盤のぐらつきは軽減している。
引き続き同様の施術を行う
疲労が溜まりやすい為 呼吸のエクササイズとタンパク質、ヘム鉄、ビタミンCの摂取、トレーニングも継続して行うよう指導。
【3回目】 3日後来院、全体的に痛みが軽減、膝の痛みは少し軽減。 ハムストリングの不活性状態が著名。
ハムストリングの活性を促すトレーニングを入れながらの施術と 自宅で出来る簡単なトレーニング指導。
【4回目】 4日後来院、膝の痛みが軽減してきたが 座椅子から立ち上がる動作は痛みが出る。
膝関節下の脂肪体組織にもアプローチを続け 動かしやすい状態にしました。
【5回目】 6日後来院、座椅子からの立ち上がりが軽減。
夜間授乳で睡眠不足が続くため、疲労が溜まりやすいとの事。
食事で鉄分の摂取が不十分だった為、ヘム鉄のサプリメントを飲むようにアドバイスしました。
【6回目】 4日後来院、腰痛や膝痛は軽減し痛みが気にならない日も出てきたとの事。
トレーニングと呼吸のエクササイズの復習。
【7回目】 5日後来院、痛みはほとんどない。 抱っこひもで抱っこを長時間行うと背部が硬くなるくらい。
PS(痛みの度合い) 5→0
胸椎の動きをだす施術を行う セルフケアとして座位でもできる呼吸のエクササイズを指導
次回1週間後来院、痛みがなければメンテナンスに移行予定
早めの段階で固くなってしまった組織や筋膜の緊張を取る事により関節の動きが正常に戻りやすく痛みの軽減に繋がります。
栄養面では、筋膜や腱の滑走を滑らかにする コラーゲンの合成を行うために必要なタンパク質、鉄、ビタミンC の摂取をオススメします。
エクササイズ等で、姿勢のクセで 不活性化されている筋群を活性させ 呼吸の介入で腹部の筋肉を連動させる事により、 頸部や前胸部の緊張も取れやすくなります。
これらをしっかり行う事が産後の早期改善に繋がるポイントになります。
記事作成 施術担当 脇内
Contents
【産後の腰痛・膝の痛み、骨盤のぐらつきが改善した事例解説】
<利用者>
20代女性<お悩み>
・座位から立ち上がる時の腰と膝の痛み。 ・歩行時の骨盤のぐらつき。 ・肩こり。<過去に受けていた施術>
なし<主な施術ポイント>
骨盤後傾へのアプローチ、下肢の運動連鎖<施術内容と経過>
<ヒアリング>
床に座る生活がメインで 立ち上がる時の腰と両膝の痛みが続いている。 また、妊娠中や妊娠前も感じなかった歩行時の骨盤のぐらつきが気になるとの事でした。<状態>
・骨盤の前傾への動きは左右ともに制限あり。 ・膝関節の軽度屈曲位(曲がっている状態)ポジション。 ・外側重心により骨盤の両サイドの緊張(↑)<施術>
【1回目】 ・筋膜系のアプローチ ・骨盤調整 ・膝関節の調整
セルフケアとして骨盤底筋群トレーニングと 正しい抱っこ、授乳のやり方を指導。
【2回目】
翌日来院、抱っこ、授乳の姿勢を変えた事により肩こりと腰痛は軽減したが、膝の痛みは残存。
PS(痛みの度合い) 10→5
歩行時の骨盤のぐらつきは軽減している。
引き続き同様の施術を行う
疲労が溜まりやすい為 呼吸のエクササイズとタンパク質、ヘム鉄、ビタミンCの摂取、トレーニングも継続して行うよう指導。
【3回目】 3日後来院、全体的に痛みが軽減、膝の痛みは少し軽減。 ハムストリングの不活性状態が著名。
ハムストリングの活性を促すトレーニングを入れながらの施術と 自宅で出来る簡単なトレーニング指導。
【4回目】 4日後来院、膝の痛みが軽減してきたが 座椅子から立ち上がる動作は痛みが出る。
膝関節下の脂肪体組織にもアプローチを続け 動かしやすい状態にしました。
【5回目】 6日後来院、座椅子からの立ち上がりが軽減。
夜間授乳で睡眠不足が続くため、疲労が溜まりやすいとの事。
食事で鉄分の摂取が不十分だった為、ヘム鉄のサプリメントを飲むようにアドバイスしました。
【6回目】 4日後来院、腰痛や膝痛は軽減し痛みが気にならない日も出てきたとの事。
トレーニングと呼吸のエクササイズの復習。
【7回目】 5日後来院、痛みはほとんどない。 抱っこひもで抱っこを長時間行うと背部が硬くなるくらい。
PS(痛みの度合い) 5→0
胸椎の動きをだす施術を行う セルフケアとして座位でもできる呼吸のエクササイズを指導
次回1週間後来院、痛みがなければメンテナンスに移行予定
<考察>
痛みがある時はつめて来院される事をお勧めします。早めの段階で固くなってしまった組織や筋膜の緊張を取る事により関節の動きが正常に戻りやすく痛みの軽減に繋がります。
栄養面では、筋膜や腱の滑走を滑らかにする コラーゲンの合成を行うために必要なタンパク質、鉄、ビタミンC の摂取をオススメします。
エクササイズ等で、姿勢のクセで 不活性化されている筋群を活性させ 呼吸の介入で腹部の筋肉を連動させる事により、 頸部や前胸部の緊張も取れやすくなります。
これらをしっかり行う事が産後の早期改善に繋がるポイントになります。
記事作成 施術担当 脇内