2021年4月25日 日曜日
腰痛 手首 膝の痛み | 30代 女性|産後骨盤矯正
産後2ヶ月頃から床に座る生活になり
立ち上がる時の腰、膝の痛みとお子さんを抱っこしている際の手首が痛み
が改善していくまでの事例紹介です。
体内で不足しがちな栄養を摂取し、不活性化している筋肉を活性させる事により
状態が回復してきました。
【1回目】 ・右下肢の運動連鎖リリース ・骨盤の位置の調整 ・右の腹部、腰部の短縮をリリース ・胸椎の調整 ・右膝関節の調整 ・尺側手根屈筋のリリース
セルフケアとして骨盤底筋群、内臓下垂に対するトレーニングと正しい抱っこ、授乳のやり方を指導
【2回目】
7日後来院、抱っこ、授乳の姿勢を変えた事により肩こりや前腕の症状は軽減したが、腰、膝の痛みは残存。 右の骨盤の前傾減少しているが不安定な状態。 引き続き同様の施術を行う 呼吸のエクササイズとタンパク質、ヘム鉄、ビタミンCの摂取、トレーニングも継続して行うよう指導
【3回目】 7日後来院、全体的に痛みが軽減、 抱っこ中の前腕の痛みも気にならない日が出てきた。 骨盤の前傾も改善していっているが、 ハムストリングの活性が出来ていない。 ハムストリングの活性を促すトレーニングを入れながらの施術と 自宅で出来る簡単なトレーニング指導
【4回目】 7日後来院、抱っこする時間が長く前腕の痛みが強くなってきた。 ホルモンのよる影響の説明と 尺側手根屈筋のリリースをし尺側の短縮をとる
【5回目】 7日後来院、痛みは出なかった。全体的に調子が良いが、 呼吸が浅くなりやすい傾向は続く。 胸郭がしっかりと拡大できるように胸椎のつまりをとり セルフケアとして広背筋の抑制をさせながら行う呼吸のエクササイズを指導
【6回目】 7日後来院、2日くらい痛みが出る日があったが以前みたいな痛みはない。 トレーニングと呼吸のエクササイズの復習。
【7回目】 2週間後来院、痛みはほとんどない。 抱っこひもで抱っこを長時間行うと背部が硬くなる。 胸椎の動きをだす施術を行う セルフケアとして座位でもできる呼吸のエクササイズを指導 次回2週間後来院、痛みがなければメンテナンスに移行予定
一方「エストロゲン」は 減少し、通常とホルモン環境が大きく変化します。
このプロゲステロンには、 2つの腱を包んでいる腱鞘を収縮させるという作用も持っていることから、 腱の滑りを悪くする原因の一つと考えられています。
よって、エストロゲンというホルモンの減少でも 手や前腕の痛みがおこるのです。 産後数ヶ月するとエストロゲンの量も戻ってくるので 痛みも改善します。
栄養面では、筋膜や腱の滑走を滑らかにする コラーゲンの合成を行うために必要なタンパク質、鉄、ビタミンC の摂取をオススメします。
エクササイズ等で、姿勢のクセで 不活性化されている筋群を活性させ 呼吸の介入で腹部の筋肉を連動させる事により、 頸部や前胸部の緊張も取れやすくなります。
これらをしっかり行う事が産後の早期改善に繋がるポイントになります。
Contents
【産後の腰痛、手首、膝の痛みが改善した事例解説】
<利用者>
30代女性<お悩み>
・座位から立ち上がる時の腰と膝の痛み。抱っこしている時の手首の痛み。<過去に受けていた施術>
なし<主な施術ポイント>
骨盤の前傾、胸腰椎移行部、長母指外転筋<施術内容と経過>
<ヒアリング>
産後2ヶ月頃から床に座る生活になり 立ち上がる時の腰と右膝の痛みが続いている。 また、子どもを抱っこしている時に右の手首が痛くなる状態が継続し肩も少しこる。<状態>
・骨盤は右に前傾位。 ・骨盤の後傾への動きは左右ともに硬い(特に右)。 ・骨盤と体幹の側方への動きは右に行きやすい。 ・右の腰部の反り。 ・右の足関節は内反位。 ・フィンケルシュタインテスト(+)右長母指外転筋の痛み。夜中が一番痛む。 ・右膝は内外側とも痛みがある。<施術>
【1回目】 ・右下肢の運動連鎖リリース ・骨盤の位置の調整 ・右の腹部、腰部の短縮をリリース ・胸椎の調整 ・右膝関節の調整 ・尺側手根屈筋のリリース
セルフケアとして骨盤底筋群、内臓下垂に対するトレーニングと正しい抱っこ、授乳のやり方を指導
【2回目】
7日後来院、抱っこ、授乳の姿勢を変えた事により肩こりや前腕の症状は軽減したが、腰、膝の痛みは残存。 右の骨盤の前傾減少しているが不安定な状態。 引き続き同様の施術を行う 呼吸のエクササイズとタンパク質、ヘム鉄、ビタミンCの摂取、トレーニングも継続して行うよう指導
【3回目】 7日後来院、全体的に痛みが軽減、 抱っこ中の前腕の痛みも気にならない日が出てきた。 骨盤の前傾も改善していっているが、 ハムストリングの活性が出来ていない。 ハムストリングの活性を促すトレーニングを入れながらの施術と 自宅で出来る簡単なトレーニング指導
【4回目】 7日後来院、抱っこする時間が長く前腕の痛みが強くなってきた。 ホルモンのよる影響の説明と 尺側手根屈筋のリリースをし尺側の短縮をとる
【5回目】 7日後来院、痛みは出なかった。全体的に調子が良いが、 呼吸が浅くなりやすい傾向は続く。 胸郭がしっかりと拡大できるように胸椎のつまりをとり セルフケアとして広背筋の抑制をさせながら行う呼吸のエクササイズを指導
【6回目】 7日後来院、2日くらい痛みが出る日があったが以前みたいな痛みはない。 トレーニングと呼吸のエクササイズの復習。
【7回目】 2週間後来院、痛みはほとんどない。 抱っこひもで抱っこを長時間行うと背部が硬くなる。 胸椎の動きをだす施術を行う セルフケアとして座位でもできる呼吸のエクササイズを指導 次回2週間後来院、痛みがなければメンテナンスに移行予定
<考察>
妊娠・出産期は、「プロゲステロン」という、 妊娠の維持に必要なホルモンが通常期よりも多く分泌されます。一方「エストロゲン」は 減少し、通常とホルモン環境が大きく変化します。
このプロゲステロンには、 2つの腱を包んでいる腱鞘を収縮させるという作用も持っていることから、 腱の滑りを悪くする原因の一つと考えられています。
よって、エストロゲンというホルモンの減少でも 手や前腕の痛みがおこるのです。 産後数ヶ月するとエストロゲンの量も戻ってくるので 痛みも改善します。
栄養面では、筋膜や腱の滑走を滑らかにする コラーゲンの合成を行うために必要なタンパク質、鉄、ビタミンC の摂取をオススメします。
エクササイズ等で、姿勢のクセで 不活性化されている筋群を活性させ 呼吸の介入で腹部の筋肉を連動させる事により、 頸部や前胸部の緊張も取れやすくなります。
これらをしっかり行う事が産後の早期改善に繋がるポイントになります。