2018年6月9日 土曜日
椎間板変性症と診断された腰痛・下肢のシビレ|整体|40代女性
今回は整形外科で腰椎椎間板の変性症と言われた女性の症例です。診断されて以来続く腰の痛みや下肢のシビレが回復するまでの課程をこちらの症例にまとめてみました。腰の痛みを感じている方はぜひご覧下さい。
下肢のシビレ
整体
カイロプラクティック
〈カウンセリング〉
腰痛・・・慢性的に感じていたが、同じ姿勢をしばらく続けているだけでだる痛い感じがしてきたのは2ヶ月前から。
現在は横向きになって寝ると特に痛みを感じやすい。
下肢シビレ・・・4年ほど前に整形外科にて腰椎椎間板変性症と診断を受ける。
その頃から足の付け根以下の全範囲でシビレを感じるように。
仕事は主にデスクワークだが、15分以上座っていると症状が出てくる。
〈検査〉
・臀筋、大腿部前面の緊張(++)
・股関節、骨盤の可動性低下
・骨盤両AS(反りがきつい)
・体力の低下(過度の疲労)
・立位左重心
・全身のむくみ(循環不良)
〈施術〉
カウンセリングや検査の内容から椎間板由来の原因も考えられるが、シビレの誘発因子となる腰下肢の循環不良など、その他周辺の問題も見受けられるので末梢の問題も疑って調整を行う。
まずは上記検査での緊張部位を緩める。
疲労がかなり溜まっているので、手技で全身の循環改善。
夜勤の仕事もあり、自律神経のバランスも崩れやすい環境なのでそのあたりも施術。
初回は一旦これで終了。
【2回目】
3日後来院。
前回後翌日に腰痛・下肢シビレ共にマシな気がしたが、すぐに元の状態に戻った。
前回ケアした部位の緊張はやや落ちているが、まだまだ硬さは残る。
疲労回復も全然追いついていないことが分かる。
お身体の現状や初回から今回の変化の具合を考慮した上でしばらく回数がかかる可能性がある旨をお伝え。
まずは6回目安で変化を見ていく。
前回同様の施術を行い、加えて骨盤の支持性を高めるために、骨盤底筋のトレーニングをお伝え。
生活の中で腰が反らないように意識してもらう。
【3回目】
7日後来院。
前回からは特に変化はなし。
検査での反応も、まだ変化の出方に幅が少ない。
【4回目】
6日後来院。
前回後、腰周りが少しマシな感じがしたが、夜勤をするとすぐに症状が戻ってくる。
同じ方針で施術。
滞っていたり硬さがあった部位に少しずつ変化が出てきた。
股関節周りもしっかりめに施術。
【5回目】
15日後来院。
腰・・・最近痛みマシに。
下肢シビレ・・・以前は15分座位でシビレていたが、今週は60分はシビレずに仕事できるようになった。
同じ方針で施術。
【6回目】
6日後来院。
腰・・・ほとんど痛みを感じずに過ごせた。
下肢シビレ・・・10→0。姿勢によっては出そうな予感がする時もあったが、シビレ自体は1回も出なかった。
【7回目】
4日後来院。
前回後の状態を維持。
症状が安定してきたようなので、再発の予防をしながら今後は2〜3週間に1度のメンテナンスを予定。
足のシビレと言えば、ヘルニアや脊柱管狭窄症などが有名ですが、ではそもそもなぜしびれるのでしょうか?
基本的には神経の疎通が悪くなっている。ということが考えられます。
ヘルニアであれば、神経根で突出した髄核が神経に触れる・圧迫するなどが考えられますが、それと同じような状況は他の部位でも起こりえます。
例えば今回の様に、臀筋や下肢の筋肉の緊張が強い・股関節が硬い・むくみが強いなど。
それらに注目して施術を行うことで、今回の症状が回復されたのではないかと考えます。
もう一つのポイントとしては、極度の疲労があったことです。
こちらの方は看護師として病院勤務をしており、夜勤があったりとかなりのハードワーク。
いつも来られる際に疲労感というか悲壮感が漂っている状態でした。
その疲労をとるためにアプローチを先に行うことで、今回の症状が回復しやすい状態に持っていけたのではないかと思います。
担当 乾
※個人の感想です。100%施術効果を保証するものではありません
【記事作成者 整体太郎と鍼灸花子(吹田市江坂)】
・足のシビレ
・【症例】ぎっくり腰一歩手前の腰痛
・【症例】臀部から足底にかけての痛みとシビレ
・【症例】腰痛と足のピリピリ感
利用者
40代女性 吹田市垂水町主症状
腰痛下肢のシビレ
その他の症状
肩こり過去に受けていた施術
マッサージ整体
カイロプラクティック
主な施術ポイント
腰下肢の神経疎通、骨盤周辺の安定化(筋力強化)施術内容と経過
【1回目】〈カウンセリング〉
腰痛・・・慢性的に感じていたが、同じ姿勢をしばらく続けているだけでだる痛い感じがしてきたのは2ヶ月前から。
現在は横向きになって寝ると特に痛みを感じやすい。
下肢シビレ・・・4年ほど前に整形外科にて腰椎椎間板変性症と診断を受ける。
その頃から足の付け根以下の全範囲でシビレを感じるように。
仕事は主にデスクワークだが、15分以上座っていると症状が出てくる。
〈検査〉
・臀筋、大腿部前面の緊張(++)
・股関節、骨盤の可動性低下
・骨盤両AS(反りがきつい)
・体力の低下(過度の疲労)
・立位左重心
・全身のむくみ(循環不良)
〈施術〉
カウンセリングや検査の内容から椎間板由来の原因も考えられるが、シビレの誘発因子となる腰下肢の循環不良など、その他周辺の問題も見受けられるので末梢の問題も疑って調整を行う。
まずは上記検査での緊張部位を緩める。
疲労がかなり溜まっているので、手技で全身の循環改善。
夜勤の仕事もあり、自律神経のバランスも崩れやすい環境なのでそのあたりも施術。
初回は一旦これで終了。
【2回目】
3日後来院。
前回後翌日に腰痛・下肢シビレ共にマシな気がしたが、すぐに元の状態に戻った。
前回ケアした部位の緊張はやや落ちているが、まだまだ硬さは残る。
疲労回復も全然追いついていないことが分かる。
お身体の現状や初回から今回の変化の具合を考慮した上でしばらく回数がかかる可能性がある旨をお伝え。
まずは6回目安で変化を見ていく。
前回同様の施術を行い、加えて骨盤の支持性を高めるために、骨盤底筋のトレーニングをお伝え。
生活の中で腰が反らないように意識してもらう。
【3回目】
7日後来院。
前回からは特に変化はなし。
検査での反応も、まだ変化の出方に幅が少ない。
【4回目】
6日後来院。
前回後、腰周りが少しマシな感じがしたが、夜勤をするとすぐに症状が戻ってくる。
同じ方針で施術。
滞っていたり硬さがあった部位に少しずつ変化が出てきた。
股関節周りもしっかりめに施術。
【5回目】
15日後来院。
腰・・・最近痛みマシに。
下肢シビレ・・・以前は15分座位でシビレていたが、今週は60分はシビレずに仕事できるようになった。
同じ方針で施術。
【6回目】
6日後来院。
腰・・・ほとんど痛みを感じずに過ごせた。
下肢シビレ・・・10→0。姿勢によっては出そうな予感がする時もあったが、シビレ自体は1回も出なかった。
【7回目】
4日後来院。
前回後の状態を維持。
症状が安定してきたようなので、再発の予防をしながら今後は2〜3週間に1度のメンテナンスを予定。
考察
今回は腰痛と足のシビレでした。足のシビレと言えば、ヘルニアや脊柱管狭窄症などが有名ですが、ではそもそもなぜしびれるのでしょうか?
基本的には神経の疎通が悪くなっている。ということが考えられます。
ヘルニアであれば、神経根で突出した髄核が神経に触れる・圧迫するなどが考えられますが、それと同じような状況は他の部位でも起こりえます。
例えば今回の様に、臀筋や下肢の筋肉の緊張が強い・股関節が硬い・むくみが強いなど。
それらに注目して施術を行うことで、今回の症状が回復されたのではないかと考えます。
もう一つのポイントとしては、極度の疲労があったことです。
こちらの方は看護師として病院勤務をしており、夜勤があったりとかなりのハードワーク。
いつも来られる際に疲労感というか悲壮感が漂っている状態でした。
その疲労をとるためにアプローチを先に行うことで、今回の症状が回復しやすい状態に持っていけたのではないかと思います。
担当 乾
※個人の感想です。100%施術効果を保証するものではありません
【記事作成者 整体太郎と鍼灸花子(吹田市江坂)】
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