2022年11月28日 月曜日
慢性の肩こりと自律神経症状が改善|40代 女性|整体
左肩こりと痛み、左腕のだるさが1ヶ月以上続き、就寝時も痛みが出ていた症状が改善していくまでの事例紹介です。
現在は、症状が再発しないように予防も兼ねて自律神経系の症状(不安になりやすい、胸やけ、冷え)も一緒に根本的治療を進めております。
左の僧帽筋は、短縮しており収縮性の緊張が取れず痛みに繋がっておりました。 また、呼吸のエクササイズで腹式呼吸を促し、交感神経優位になる状態が続かないように指導。 次回、左肩の痛みと睡眠の状態など日常生活での変化を確認。
【2回目】 5日後、来院。 好転反応(+) →組織の緊張が強い場合、一時的にだるさや痛みが現れるが消失すると患部が楽になります。 睡眠の質は前回の施術を受けてから少しずつ改善しているとの事。 また、座位にて呼吸と胸郭の動きのチェックを行うと、 前回より上部胸椎の動きがついていたので、胸郭の動きに変化が見られました。
初回と同様の治療とプラス、 前庭覚に対するバランスのエクササイズを指導しました。
座位→立位(両踵地)→立位(片足立ち)→座位(バランスボール)
まず、座位にて眼の動きのチェックと前庭覚のエクササイズを行います。
①輻輳と開散 近くを見るときの両眼の寄り具合 遠くを見るときの両眼の離れ具合
②共同性眼球運動 スムースパスート 滑動性追従運動のチェック (視覚野→小脳→前頭眼野) 縦横斜めから流れてくる対象物をしっかり眼で追えているかチェックします。
③サッケード 衝動性眼球運動のチェック (視覚野→頭頂葉→前頭眼野) 瞬間的に示される対象物を瞬時に眼で追えているかチェックします。
④前庭動眼反射 VOR 物を見るときに、眼の中心で物体を正確に捉えようとする為のシステムで、 頭部に加わる加速度を三半規管や耳石器で検出し、代償性眼球運動を起こすことで 視線の方向を一定に保つ役割を担います。
エクササイズでは、眼は中心物を捉えながら頭部の回旋動作を行い前庭覚の機能を高めていきます。
以上のエクササイズを指導し終了。
【3回目】 8日後来院、症状が軽減し良くなっているとの事。 体の柔軟性を高めていく為に脊柱の分節運動(一つ一つの関節が正しく動けるようにアプローチ)を本人と動きの確認。 前回のエクササイズをチェックし修正点を伝え終了。
【4回目】 7日後来院、僧帽筋の緊張が取れはじめたら 鎖骨周りの痛みや喉のつまりが気になるとの事。 鎖骨の調整や頸部の調整もメインに行い、呼吸のチェックをして治療終了。 約1週間単位でお越し頂き、根本治療を継続。
視覚や体性感覚、前庭覚は人間が持つバランス感覚として機能しています。
実は、開眼時のバランスは約70%を視覚に頼っているとも言われ視覚に頼った生活を送っていると、 脳神経システム、体性感覚、前庭覚の働きの機能低下が見られたりします。
また、これらの機能を上げる事は慢性的な痛み、ダルさなどを根本的に治す解決策にもなりうる場合もございますので、 同じ様な症状でお困りの方は、一度ご相談下さい。
※個人の感想です。100%施術効果を保証するものではありません。
【施術担当・記事作成者 脇内】
<利用者>
40代女性<お悩み>
左肩の痛み、左腕のだるさ、自律神経系の不調<過去に受けていた施術>
整体、鍼灸治療<主な施術ポイント>
肩関節、肩甲骨、脊柱、頸部<ヒアリング>
いつも体を暖めたり、寝ると治っていた肩こりが1ヶ月以上治らず肩の痛みも増してきたので、 どうにかしたいとの事でご来院。 また、慢性化している自律神経系の不調もどうにかしたいとの事でした。<状態>
初診の姿勢検査では、立位でのけぞり姿勢(sway-back姿勢)、座位での胸椎後弯(++)。 バランスは左側の視覚(視野)、前庭覚の機能低下がみられ左体幹・上肢の筋緊張も高まりやすい状態でした。 また、呼吸の浅さから胸郭の動きに柔軟性が欠けていた為、背部の筋肉の硬さが出ている状態でした。<施術内容と経過>
【1回目】 ・頸部、胸腰椎、肋椎の関節調整 ・僧帽筋、頭板状筋、脊柱起立筋のリリース ・呼吸のエクササイズ左の僧帽筋は、短縮しており収縮性の緊張が取れず痛みに繋がっておりました。 また、呼吸のエクササイズで腹式呼吸を促し、交感神経優位になる状態が続かないように指導。 次回、左肩の痛みと睡眠の状態など日常生活での変化を確認。
【2回目】 5日後、来院。 好転反応(+) →組織の緊張が強い場合、一時的にだるさや痛みが現れるが消失すると患部が楽になります。 睡眠の質は前回の施術を受けてから少しずつ改善しているとの事。 また、座位にて呼吸と胸郭の動きのチェックを行うと、 前回より上部胸椎の動きがついていたので、胸郭の動きに変化が見られました。
初回と同様の治療とプラス、 前庭覚に対するバランスのエクササイズを指導しました。
座位→立位(両踵地)→立位(片足立ち)→座位(バランスボール)
まず、座位にて眼の動きのチェックと前庭覚のエクササイズを行います。
①輻輳と開散 近くを見るときの両眼の寄り具合 遠くを見るときの両眼の離れ具合
②共同性眼球運動 スムースパスート 滑動性追従運動のチェック (視覚野→小脳→前頭眼野) 縦横斜めから流れてくる対象物をしっかり眼で追えているかチェックします。
③サッケード 衝動性眼球運動のチェック (視覚野→頭頂葉→前頭眼野) 瞬間的に示される対象物を瞬時に眼で追えているかチェックします。
④前庭動眼反射 VOR 物を見るときに、眼の中心で物体を正確に捉えようとする為のシステムで、 頭部に加わる加速度を三半規管や耳石器で検出し、代償性眼球運動を起こすことで 視線の方向を一定に保つ役割を担います。
エクササイズでは、眼は中心物を捉えながら頭部の回旋動作を行い前庭覚の機能を高めていきます。
以上のエクササイズを指導し終了。
【3回目】 8日後来院、症状が軽減し良くなっているとの事。 体の柔軟性を高めていく為に脊柱の分節運動(一つ一つの関節が正しく動けるようにアプローチ)を本人と動きの確認。 前回のエクササイズをチェックし修正点を伝え終了。
【4回目】 7日後来院、僧帽筋の緊張が取れはじめたら 鎖骨周りの痛みや喉のつまりが気になるとの事。 鎖骨の調整や頸部の調整もメインに行い、呼吸のチェックをして治療終了。 約1週間単位でお越し頂き、根本治療を継続。
<考察>
今回ポイントとなったのが、初期段階でのバランスの介入を行った事です。 普段とっているバランスは代償を伴ったバランスかもしれません。視覚や体性感覚、前庭覚は人間が持つバランス感覚として機能しています。
実は、開眼時のバランスは約70%を視覚に頼っているとも言われ視覚に頼った生活を送っていると、 脳神経システム、体性感覚、前庭覚の働きの機能低下が見られたりします。
また、これらの機能を上げる事は慢性的な痛み、ダルさなどを根本的に治す解決策にもなりうる場合もございますので、 同じ様な症状でお困りの方は、一度ご相談下さい。
※個人の感想です。100%施術効果を保証するものではありません。
【施術担当・記事作成者 脇内】