2021年7月28日 水曜日
肩こりからくる全身のだるさ|30代 女性|整体
肩こりからくるお身体のだるさや薬を飲まないと仕事ができない頭痛にお悩みの患者さんが改善していくまでの事例紹介です。呼吸による自律神経のアプローチや体の使い方を指導して姿勢の調整を行うことで状態が改善していきました。
<状態把握> ・反り返りの姿勢で脊柱のS字カーブが強い。 ・頸椎、胸椎の可動域に制限あり。 ・呼吸が浅く肩で呼吸をしている。
<施術> 【1回目】 ・反り返りの姿勢を改善するために短縮部位をリリース ・脊柱の可動域を出すために関節調整 ・肩関節の可動域を出すために肩甲骨と肩鎖関節の動きを出すアプローチ セルフケアとして肩甲骨を動かす運動指導と反り返り姿勢改善のために臀部のストレッチを指導
【2回目】 8日後来院、痛みのレベル10→6 頭痛を忘れるぐらい消失した、寝つきがまだ悪い 状態:反り返り姿勢減少、脊柱のS字カーブ減少 前回と同様の施術と股関節の位置の調整を行う セルフケアとして横隔膜を使った呼吸へ導入するセルフケア指導
【3回目】 7日後来院、生理中で肩こりあり、頭痛なし、寝つき良くなった 状態:反り返り姿勢減少 引き続き同様の施術と腰椎の可動域制限部位をリリース セルフケアとして股関節を正しい位置に戻すストレッチ指導
【4回目】 9日後来院、肩こりなし、頭痛なし、寝付きもいい 状態:股関節の位置正常、反り返り姿勢減少したが、腰方形筋の緊張が残る 前回と同様の施術と胸郭の動きを出す施術を行う セルフケアとして臀部の活性化を行うトレーニング指導
【5回目】 20日後来院、肩こりなし、頭痛もなく、寝付きもよく元気な状態をキープできている。 肩が内に入るのが気になる。 状態:反り返り姿勢ほぼ消失。肩甲骨の位置が外転している 肩甲骨の動きをつける施術を行う。 セルフケアとして肩甲骨を引き下げる筋肉のトレーニング指導と肩甲骨を動かす運動指導を行う。
自律神経は活動時に交感神経優位となり体が活動モードに切り替わり、 安静時は副交感神経が優位となり体が休息モードになります。 このバランスが崩れて交感神経優位な状態が続いてしまうと 身体が常に緊張状態で休息できず疲労が溜まってしまいます。
自律神経のアプローチとして呼吸への介入を行いました。 自律神経は自分で意識して切り替えることはできませんが、呼吸を介してアプローチをすることができます。 横隔膜を使った呼吸(腹式呼吸)をしやすくするセルフケアを指導して副交感神経優位に促していくことで 睡眠の質が向上し、しっかり休息をとることができるようになりました。
骨格へのアプローチとして反り返りの姿勢の改善と脊柱の可動域をリリースを行いました。 反り返りの姿勢は頭の位置が前方位になり後頭部や背部の筋肉が伸長ストレスを受けて 頭痛や肩こりの原因となります。 また、肋骨の位置が浮いた状態に変位するため横隔膜を使いにくい姿勢となり 浅い呼吸(肩呼吸)を助長します。 肩でする呼吸は常に肩や首のまわりの筋肉を使うため、肩や首こりの原因となります。 反り返り姿勢を改善することで頭の位置や肋骨の位置が改善し、頭痛や肩こりが軽減していきました。

肩こりからくる全身のだるさが改善した事例解説
利用者
30代女性お悩み
・肩こりからくる全身のだるさ ・むくみ ・冷え ・不眠 ・頭痛その他のお悩み
・不眠で疲れがとれない、枕が合わない過去に受けていた施術
マッサージ主な施術ポイント
呼吸指導 姿勢指導(体の使い方指導)施術内容と経過
<ヒアリング> いつも体が重く、常に肩が張っている感覚で足も冷えてむくむ。 仕事の終わり際になると頭痛が出てきて薬を飲まないと仕事ができなくなる。 枕が合わず、寝つきが悪い。熟睡できなくて寝て起きても疲れが取れていない。 快適に過ごせるようにしていきたい。<状態把握> ・反り返りの姿勢で脊柱のS字カーブが強い。 ・頸椎、胸椎の可動域に制限あり。 ・呼吸が浅く肩で呼吸をしている。
<施術> 【1回目】 ・反り返りの姿勢を改善するために短縮部位をリリース ・脊柱の可動域を出すために関節調整 ・肩関節の可動域を出すために肩甲骨と肩鎖関節の動きを出すアプローチ セルフケアとして肩甲骨を動かす運動指導と反り返り姿勢改善のために臀部のストレッチを指導
【2回目】 8日後来院、痛みのレベル10→6 頭痛を忘れるぐらい消失した、寝つきがまだ悪い 状態:反り返り姿勢減少、脊柱のS字カーブ減少 前回と同様の施術と股関節の位置の調整を行う セルフケアとして横隔膜を使った呼吸へ導入するセルフケア指導
【3回目】 7日後来院、生理中で肩こりあり、頭痛なし、寝つき良くなった 状態:反り返り姿勢減少 引き続き同様の施術と腰椎の可動域制限部位をリリース セルフケアとして股関節を正しい位置に戻すストレッチ指導
【4回目】 9日後来院、肩こりなし、頭痛なし、寝付きもいい 状態:股関節の位置正常、反り返り姿勢減少したが、腰方形筋の緊張が残る 前回と同様の施術と胸郭の動きを出す施術を行う セルフケアとして臀部の活性化を行うトレーニング指導
【5回目】 20日後来院、肩こりなし、頭痛もなく、寝付きもよく元気な状態をキープできている。 肩が内に入るのが気になる。 状態:反り返り姿勢ほぼ消失。肩甲骨の位置が外転している 肩甲骨の動きをつける施術を行う。 セルフケアとして肩甲骨を引き下げる筋肉のトレーニング指導と肩甲骨を動かす運動指導を行う。
考察
今回の患者さんはお身体が交感神経優位の状態のため、体が常に過緊張になり疲れやすく、 睡眠の質も低下し、循環も低下して足の冷えやむくみが出ている状態と考えられます。自律神経は活動時に交感神経優位となり体が活動モードに切り替わり、 安静時は副交感神経が優位となり体が休息モードになります。 このバランスが崩れて交感神経優位な状態が続いてしまうと 身体が常に緊張状態で休息できず疲労が溜まってしまいます。
自律神経のアプローチとして呼吸への介入を行いました。 自律神経は自分で意識して切り替えることはできませんが、呼吸を介してアプローチをすることができます。 横隔膜を使った呼吸(腹式呼吸)をしやすくするセルフケアを指導して副交感神経優位に促していくことで 睡眠の質が向上し、しっかり休息をとることができるようになりました。
骨格へのアプローチとして反り返りの姿勢の改善と脊柱の可動域をリリースを行いました。 反り返りの姿勢は頭の位置が前方位になり後頭部や背部の筋肉が伸長ストレスを受けて 頭痛や肩こりの原因となります。 また、肋骨の位置が浮いた状態に変位するため横隔膜を使いにくい姿勢となり 浅い呼吸(肩呼吸)を助長します。 肩でする呼吸は常に肩や首のまわりの筋肉を使うため、肩や首こりの原因となります。 反り返り姿勢を改善することで頭の位置や肋骨の位置が改善し、頭痛や肩こりが軽減していきました。