2021年5月30日 日曜日
在宅ワークで悪化した首、肩の痛み|20代 女性|整体
1年前に在宅ワークが増えてから、座っていると首や肩や背中の痛み、ひどい時は頭痛も出るのがお悩みの患者さんが改善していくまでの事例紹介です。背骨の動きをつける調整と重心バランスの調整を行うことで状態が改善していきました。
<状態把握> ・肩関節が内旋位 ・右の骨盤(腸骨)が前傾位 ・左荷重 ・頭の位置が前方位
<施術> 【1回目】 ・荷重が左に偏っているため、右に体重を乗せやすいように右の骨盤と股関節を調節。 ・肩関節の内旋位をリリース ・頭の前方位をリリース セルフケアとして右の骨盤を後ろに動かすおしり歩きを指導
【2回目】 1週間後来院、痛みの頻度が減少、痛みのレベルは10→8 状態:右骨盤の前傾位減少。 前回と同様の施術と脊柱の可動域をつける施術を行う。 セルフケアとして背骨の前弯、後弯の運動を指導
【3回目】 1週間後来院、痛みの頻度減少、痛みのレベルは10→5 後頭部の痛みが一番になってきた、左の肩甲骨の内側がピキッとなりやすい。 状態:骨盤の位置の左右差軽減、内転筋と股関節の連動がやや右が悪い 引き続き同様の施術を行う。 セルフケアとして内転筋と股関節を連動させて動かす運動指導
【4回目】 1週間後来院、痛みのレベル10→5 後頭部の痛み減少。首から腰の痛みが出てきた。 状態:内転筋と股関節の連動向上 引き続き同様の施術とより右に荷重しやすいように右の足首の調節を行う セルフケアとして右のアキレス腱のマッサージ指導
【5回目】 6日後来院、痛みのレベル10→4 後頭部の痛み消失、起床時の腰の痛みが出てきた。 状態:腰椎と頸椎の硬さが残る、右の足首の状態は改善 頸椎と腰椎の回旋の動きをつけて睡眠の質をあげる施術を行う
【6回目】 1週間後来院、痛みのレベル10→3 左の背中のピンポイントの痛みのみになった 状態:上半身がまだ右に荷重できてない 右の胸郭の動きをつける施術を行う セルフケアとして右の腹筋の運動指導
【7回目】 1週間後来院、痛みのレベル10→3、 頻度が下がった 状態 胸郭の動き改善、頸椎左の硬さが残る 引き継き前回同様の施術と頸部の動きをつける施術を行う
【8回目】 1週間後来院、痛みのレベル10→2、首より肩が気になる 状態 頸椎の動き改善、肩甲骨の動きの硬さがのこる 肩甲骨の動きをつける施術を行う セルフケアとして肩甲骨の運動指導
【9回目】 2週間後来院、痛みのレベル10→0 痛みが取れた状態をキープできているため、もともと悩みだった下肢外側のハリをとる施術に以降。
施術としては背骨の可動域を出す施術やセルフケアと、 右に荷重をかけやすいように足首や股関節、骨盤、胸郭の調整とセルフケアを行いました。
もともと背骨の関節の動きが硬い方だったため回数がかかりましたが、 背骨の動きがしっかり出て、体のバランスが整ってくると症状が改善していきました。

在宅ワークで悪化した首と肩の痛みが良くなった事例解説
利用者
20代女性お悩み
・座って仕事していると夕方ごろになると首、肩、肩甲骨の左の内側が痛くなってくる ・時々側頭部から後頭部にかけて頭痛も出てくるその他のお悩み
・足の外側のハリ感が気になる過去に受けていた施術
マッサージ主な施術ポイント
重心バランスの調整 脊柱の分節運動施術内容と経過
<ヒアリング> 一年前から在宅勤務が増えて座っていると首と肩と肩甲骨の左の内側に痛みが出るようになった。 勤務はパソコン業務。夕方になると症状が出てくる。<状態把握> ・肩関節が内旋位 ・右の骨盤(腸骨)が前傾位 ・左荷重 ・頭の位置が前方位
<施術> 【1回目】 ・荷重が左に偏っているため、右に体重を乗せやすいように右の骨盤と股関節を調節。 ・肩関節の内旋位をリリース ・頭の前方位をリリース セルフケアとして右の骨盤を後ろに動かすおしり歩きを指導
【2回目】 1週間後来院、痛みの頻度が減少、痛みのレベルは10→8 状態:右骨盤の前傾位減少。 前回と同様の施術と脊柱の可動域をつける施術を行う。 セルフケアとして背骨の前弯、後弯の運動を指導
【3回目】 1週間後来院、痛みの頻度減少、痛みのレベルは10→5 後頭部の痛みが一番になってきた、左の肩甲骨の内側がピキッとなりやすい。 状態:骨盤の位置の左右差軽減、内転筋と股関節の連動がやや右が悪い 引き続き同様の施術を行う。 セルフケアとして内転筋と股関節を連動させて動かす運動指導
【4回目】 1週間後来院、痛みのレベル10→5 後頭部の痛み減少。首から腰の痛みが出てきた。 状態:内転筋と股関節の連動向上 引き続き同様の施術とより右に荷重しやすいように右の足首の調節を行う セルフケアとして右のアキレス腱のマッサージ指導
【5回目】 6日後来院、痛みのレベル10→4 後頭部の痛み消失、起床時の腰の痛みが出てきた。 状態:腰椎と頸椎の硬さが残る、右の足首の状態は改善 頸椎と腰椎の回旋の動きをつけて睡眠の質をあげる施術を行う
【6回目】 1週間後来院、痛みのレベル10→3 左の背中のピンポイントの痛みのみになった 状態:上半身がまだ右に荷重できてない 右の胸郭の動きをつける施術を行う セルフケアとして右の腹筋の運動指導
【7回目】 1週間後来院、痛みのレベル10→3、 頻度が下がった 状態 胸郭の動き改善、頸椎左の硬さが残る 引き継き前回同様の施術と頸部の動きをつける施術を行う
【8回目】 1週間後来院、痛みのレベル10→2、首より肩が気になる 状態 頸椎の動き改善、肩甲骨の動きの硬さがのこる 肩甲骨の動きをつける施術を行う セルフケアとして肩甲骨の運動指導
【9回目】 2週間後来院、痛みのレベル10→0 痛みが取れた状態をキープできているため、もともと悩みだった下肢外側のハリをとる施術に以降。
考察
在宅ワークになると体を動かす時間が減少するため、長時間同じ姿勢で過ごすことが圧倒的に多くなります。 今回の患者さんはデスクワークの姿勢で過ごすことが多くなったために、 頭の位置が前方位のままになり、背骨のひとつひとつの動き(分節運動)が硬くなり、 首や肩の痛みを悪化させる原因になっていました。 また足首や股関節、骨盤、胸郭の動きが左に荷重がかかりやすいバランスをしていたため、症状が左に集中していました。施術としては背骨の可動域を出す施術やセルフケアと、 右に荷重をかけやすいように足首や股関節、骨盤、胸郭の調整とセルフケアを行いました。
もともと背骨の関節の動きが硬い方だったため回数がかかりましたが、 背骨の動きがしっかり出て、体のバランスが整ってくると症状が改善していきました。