2021年4月30日 金曜日
頭痛 疲れやすさ|10代 女性|整体
1年前に体調を崩して以来、頭痛が続くようになってしまったのがお悩みの中学生の女の子の改善していくまでの事例紹介です。反り返りの姿勢の調整と腹式呼吸をしやすい状態に促すトレーニングを行うことで状態が改善していきました。
<状態把握> ・反り返り(スウェイバック)姿勢で頭が前方に突出し頚部・頭部の緊張が強い ・足の指が地面に接しておらず踵重心(浮指) ・呼吸が浅い
<施術> 【1回目】 反り返り姿勢を改善するために、反り返りによって短縮している部位をリリース 足の指が使えるように足指のリリース 反り返り姿勢の予防のためにハムストリングスのストレッチの指導と、足の指を使うよう指導
【2回目】 6日後来院、ここ2、3日頭痛がない状態キープしている 反り返り姿勢軽減、後頭部の筋緊張軽減、足の指は左側が特に使えていない まだ引き続き同様の施術と、左足でケンケンするように指導
【3回目】 9日後来院、頭痛の予感があったが出なかった 反り返り姿勢軽減、反り返りによる短縮も軽減 引き続き同様の施術と肩の筋肉(僧帽筋)の緊張をリリース セルフケアとして横隔膜を使った呼吸(腹式呼吸)の指導
【4回目】 6日後来院、頭痛の予感なくなった、体の疲れやすさもなくなった 反り返り姿勢なし 引き続き同様の施術を行う
【5回目】 2週間後日後来院、頭痛なし、体の疲れ感は何回かあった 反り返り姿勢なしだが、学校のテストも挟んだので後頭部の硬さが出た 後頭部の筋緊張をリリース 引き続き横隔膜を使った呼吸をするように指導
【6回目】 20日後来院、頭痛なし、体の疲れ感じてもさほど気にならなくなった 反り返り姿勢なし、重心テストはやや後ろ方向が弱い(腹筋がまだ弱い) 引き続き同様の施術を行う セルフケアとして腹筋をより活性化するためにハムストリングスのストレッチ指導 状態が落ち着いてきているのでメンテナンスに移行する
他にも日頃から身体を動かすより本を読む方が好きとのことだったので、 目を使うときは後頭部の筋肉も連動して動くため、より後頭部の筋緊張が出やすくなります。
呼吸については、反り返り姿勢になると肋骨が浮き上がり、横隔膜を使った呼吸がしにくくなる構造になるため、 肩で呼吸をしてしまって呼吸が浅くなります。 浅い呼吸が常に行われると体に酸素が行き渡りにくくなり、酸欠状態となり疲れやすくなる原因になります。
施術で反り返り姿勢を改善しつつ、横隔膜を使った呼吸をしやすくするセルフケアを行うことで、 頭頚部の筋緊張が緩和、呼吸の質が改善し体調がよくなっていきました。
頭痛と疲れやすさが良くなった事例解説
利用者
10代女性お悩み
・起床時と夕方疲れてくると締め付ける頭痛がでてくる ・疲れやすいその他のお悩み
・手足の冷え過去に受けていた施術
整体、鍼灸主な施術ポイント
スウェイバック姿勢と呼吸へのアプローチ施術内容と経過
<ヒアリング> 1年前に体調を崩して以来頭痛が続くようになった。 今はたまに出る程度だが、起床時や夕方に疲れてくると締め付けるタイプの頭痛が出てくる。 また、疲れやすい自覚がある。<状態把握> ・反り返り(スウェイバック)姿勢で頭が前方に突出し頚部・頭部の緊張が強い ・足の指が地面に接しておらず踵重心(浮指) ・呼吸が浅い
<施術> 【1回目】 反り返り姿勢を改善するために、反り返りによって短縮している部位をリリース 足の指が使えるように足指のリリース 反り返り姿勢の予防のためにハムストリングスのストレッチの指導と、足の指を使うよう指導
【2回目】 6日後来院、ここ2、3日頭痛がない状態キープしている 反り返り姿勢軽減、後頭部の筋緊張軽減、足の指は左側が特に使えていない まだ引き続き同様の施術と、左足でケンケンするように指導
【3回目】 9日後来院、頭痛の予感があったが出なかった 反り返り姿勢軽減、反り返りによる短縮も軽減 引き続き同様の施術と肩の筋肉(僧帽筋)の緊張をリリース セルフケアとして横隔膜を使った呼吸(腹式呼吸)の指導
【4回目】 6日後来院、頭痛の予感なくなった、体の疲れやすさもなくなった 反り返り姿勢なし 引き続き同様の施術を行う
【5回目】 2週間後日後来院、頭痛なし、体の疲れ感は何回かあった 反り返り姿勢なしだが、学校のテストも挟んだので後頭部の硬さが出た 後頭部の筋緊張をリリース 引き続き横隔膜を使った呼吸をするように指導
【6回目】 20日後来院、頭痛なし、体の疲れ感じてもさほど気にならなくなった 反り返り姿勢なし、重心テストはやや後ろ方向が弱い(腹筋がまだ弱い) 引き続き同様の施術を行う セルフケアとして腹筋をより活性化するためにハムストリングスのストレッチ指導 状態が落ち着いてきているのでメンテナンスに移行する
考察
今回の患者さんは反り返り姿勢により頭部や頚部の筋緊張が強くなったことが頭痛の要因と考えられます。 また、足の指が浮いた状態(浮指)も踵重心になりバランスを取ろうとして頭が前に突き出し、 反り返り姿勢を助長します。他にも日頃から身体を動かすより本を読む方が好きとのことだったので、 目を使うときは後頭部の筋肉も連動して動くため、より後頭部の筋緊張が出やすくなります。
呼吸については、反り返り姿勢になると肋骨が浮き上がり、横隔膜を使った呼吸がしにくくなる構造になるため、 肩で呼吸をしてしまって呼吸が浅くなります。 浅い呼吸が常に行われると体に酸素が行き渡りにくくなり、酸欠状態となり疲れやすくなる原因になります。
施術で反り返り姿勢を改善しつつ、横隔膜を使った呼吸をしやすくするセルフケアを行うことで、 頭頚部の筋緊張が緩和、呼吸の質が改善し体調がよくなっていきました。