2017年11月15日 水曜日
産後の腰痛・膝痛|30代女性|産後骨盤矯正
今回の産後の腰痛・膝痛の大きな原因は足のバランス、骨盤底の弱さであると考えました。歩行のバランスがうまく機能していないと、その動きの悪さをカバーしようと他の組織に負担がかかってきます。それらが次の痛みを招いてしまいます。
長時間抱っこしたり上向きで寝ると腰が痛む。
施術前の状態把握では、膝の屈伸動作で下腿の外側に沿った痛みを感じる。
触察してみると腓骨筋の緊張がやや強く(うまく使えていない)、足関節の動きが悪くなっている。
立位の姿勢チェックからも、骨盤底筋群の弱りが顕著。腰周りが非常に不安定になっている。
歩行のバランスがうまく機能していないと、その動きの悪さをカバーしようと他の組織に負担がかかってきます。
今回は腓骨筋・股関節。あとは骨盤底の弱さが顕著に出ていたケースだったので
そこを使えるようにしてあげただけでもかなりお悩みの不快感がマシになっていきました。
・産後の膝痛
・【症例】抱っこの際の腰痛
・【症例】産後膝を床について作業すると痛む
利用者
30代女性 吹田市垂水町
お悩み
腰痛:もともと産前からだるさや痛みは感じていたが、出産直後からさらにきつくなった。
長時間抱っこしたり上向きで寝ると腰が痛む。
膝痛:もともと冷えることで痛みを感じていた。こちらも産後から感じ始めて長時間抱っこで膝の不快感は増悪。
歩行時に外側に体重が乗るような感覚がある。
その他のお悩み
特になし
過去に受けていた施術
整体(産前)
主な施術ポイント
腓骨筋、股関節、骨盤底筋再教育
施術の経過と内容
【1回目】
施術前の状態把握では、膝の屈伸動作で下腿の外側に沿った痛みを感じる。
触察してみると腓骨筋の緊張がやや強く(うまく使えていない)、足関節の動きが悪くなっている。
立位の姿勢チェックからも、骨盤底筋群の弱りが顕著。腰周りが非常に不安定になっている。
産後から育児での疲労も溜まっていることなどを考慮し、まずは疲労処理できていない内臓を中心に循環を良くしていく施術。
産後に意識すべき立ち方・座り方などをお伝えし、初回は終了。
【2回目】
2日後来店。
前回からまだ大きな変化はない。
前回こちらが指摘した体の歪みを、ご自身の生活の中で自覚することができた。
前回同様の施術に加えて、骨盤底筋の力の入れ方や基礎などをお伝え。
自宅用に産後の骨盤トレーニングメニューもお伝えした。
【3回目】
4日後来店。
膝の屈伸時の下腿外側の痛みは半分くらいとれて、残り下半分が気になるとのこと。
腰は前回後楽だったがここ数日きつい。
施術の中で腓骨筋の緊張もとれてきて、足首の動き良くなってきている。
産後の骨盤底筋トレーニングのやり方の確認と、座位で骨盤の関節を滑らかにする運動を訓練。
【4回目】
7日後来店。
腰・膝の痛み:前回後からほぼ0。
まだもう少し重心が外にある感じがする。
つま先立ちなど、足の親指に力が入るように訓練。
【5回目】
7日後来店。
少しだけ膝が気になる日があったが、ほとんど痛みはなかった。
重心は真ん中に整った感じがするが、立位で膝の内側あたりに違和感がある。
状態把握をしたところ、脛骨が膝関節に対して外旋していたので調整。
お悩みはほぼ消失したと捉えて良いが、骨盤底筋の使い方や筋力がまだ弱いので
腰回りの引き締めも含めて産後の骨盤トレーニングを中心に施術継続。
考察
今回の腰痛・膝痛の大きな原因は足のバランス、骨盤底の弱さであると考えました。
歩行のバランスがうまく機能していないと、その動きの悪さをカバーしようと他の組織に負担がかかってきます。
今回は腓骨筋・股関節。あとは骨盤底の弱さが顕著に出ていたケースだったので
そこを使えるようにしてあげただけでもかなりお悩みの不快感がマシになっていきました。
※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。
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