2017年11月2日 木曜日
妊娠32週の逆子|20代女性|整体+鍼灸
妊娠32週の方の逆子の症例です。出産予定日まで2ヶ月を切った場面での逆子に、ご本人さんも焦り気味でした。今回は、そんな妊婦さんの逆子が改善した症例を逆子の特徴なども含めてお伝えしていきます。
【1回目】
婦人科では右側に胎児の背骨があると言われた。
脈診やヒアリングにて、東洋医学的に脾の弱りがある。
触診でのお腹の張りは結構強めの状態。
利用者
20代女性 箕面市
主症状
逆子(初回来店時妊娠32週)
一人目の時は逆子ではなかった
その他の症状
背中の張り感
時々足がつるが、特に体の痛みはあまり感じない
過去に受けていた施術
特になし
主な施術ポイント
全身循環、お腹周り、逆子灸
施術内容と経過
【1回目】
婦人科では右側に胎児の背骨があると言われた。
脈診やヒアリングにて、東洋医学的に脾の弱りがある。
触診でのお腹の張りは結構強めの状態。
お腹の中で動きやすくするため、まずは全身の循環不良をとる整体。
その後、お腹周りの張りをとっていき、返りやすいような環境を作る意識で施術。
脾の弱りが見られるタイプは胃にも影響が出やすいので、胃の働きを強めるように施術。
足のツボに対して、逆子の灸も実施して1回目は終了。
【2回目】
翌日来院。
前回終了後、お腹の張りが少し和らいだ感覚があり、胎動が増えたように感じた、とのこと。
お腹の蹴られる位置が以前と変わった。
前回同様の施術実施。
明日婦人科での検診のため、結果を待つ。
翌日、「逆子が返ってました!」とご連絡があり、今回の施術は一区切り。
ご本人の希望で安産ケア、もしくは産後に再びご来院予定。
考察
今回の逆子施術でのポイントは”お腹の張り”でした。
まず、妊娠するということは”胎児に母体のスペースをゆずる”ことであると考えます。
今まで1人で過ごしていた体に新たな命が芽生えるわけですから、当然今までとは勝手が変わってきます。
胎児が快適に過ごせるスペースをしっかりと確保してあげる必要があります。
そんな時にお母さんのお腹が張っていたり、痛みでイライラしていたりするとどうでしょうか?
逆子施術で大切なのはこのお腹の張りを取ってあげること、そして循環や痛みの改善を行うことでお母さん自身の環境を整えてあげること。
難しいことを考えずとも、胎内で居心地が良いポジションが見つかれば、胎児も自然と動いてくれます。
あと少し、充実のマタニティ生活を送っていただければと思います。
担当 乾
※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。
【記事作成者 整体太郎と鍼灸花子(吹田市江坂)】
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