2019年9月2日 月曜日
産後のオムツ替えでの腰痛|30代女性|産後骨盤矯正
産後の腰痛でお悩みの方はかなりの数いらっしゃいますが、その回復の仕方は個人差があります。産後は負担が多い時期ですから、比較的時間を要するケースが多いのですが今回の女性に関しては施術での回復を早めるある特徴がありました。
<検査> ・左の仙腸関節が過剰に動いている ・胸椎の動きが硬く、各動作での腰椎の負担が増えている ・鼠蹊部の緊張が強く、股関節が屈曲変位
<施術> 上記の検査項目の反応は、慢性腰痛・産後の腰痛どちらの腰痛の原因にもなりうる共通項である。 もともと腰痛が出やすい体の環境になっていたことに加えて、産後の疲労や負担が合わさることで今回の痛みにつながっていると考える。 産後に弱りやすいインナーマッスル系に力が入るように調整を行う。 初回は上記項目の調整を行いながら、トレーニングの指導を行って終了。
【2回目】 4日後来店。 腰の痛みは10→4くらいに軽減。 抱っこやオムツ替えなど、生活での動作時に痛む機会が少なくなった。 検査を行うと、前回膝立検査をした時の腰のつっぱりはほとんどなくなっている。 前回のトレーニングの復習を実施。
【3回目】 10日後来店。 前回の状態をキープ。 以前は痛むときはマックス10のレベルで痛んでいたが、今回はひどくても5程度の痛みで収まっていた。 胸椎の硬さが残る部分を再度緩める。
【4回目】 7日後来店。 前回から生活で感じていた腰痛はほとんど感じなくなった。
【5回目】 5日後来店。 前回に引き続き腰の痛みは気にならなかった。 症状も落ち着いているので、今後はさらに産後の骨盤が整うように施術やセルフケアでのアプローチを強化していく。
【症例】産後の疲れやすさで公園に行くのもしんどい
【症例】産後の腰痛
【症例】抱っこひもによる産後の肩こり

産後のオムツ替え腰痛についての解説
利用者
30代女性 産後半年経過お悩み
腰痛その他のお悩み
特になし過去に受けていた施術
整体、オステオパシー、鍼灸施術主な施術ポイント
胸椎(椎間関節)、仙腸関節、鼠径部施術内容と経過
<ヒアリング> 10年前から慢性的に腰痛があった。 一人目妊娠中に痛みがさらに強くなり、二人目の産後1ヶ月経過した頃にさらに状態が悪化。 主に抱っこやオムツ替えなどでの同じ姿勢が続いた後の動作開始時に腰が痛む。 産後の骨盤の緩みについては、自覚はないが整えておきたい。<検査> ・左の仙腸関節が過剰に動いている ・胸椎の動きが硬く、各動作での腰椎の負担が増えている ・鼠蹊部の緊張が強く、股関節が屈曲変位
<施術> 上記の検査項目の反応は、慢性腰痛・産後の腰痛どちらの腰痛の原因にもなりうる共通項である。 もともと腰痛が出やすい体の環境になっていたことに加えて、産後の疲労や負担が合わさることで今回の痛みにつながっていると考える。 産後に弱りやすいインナーマッスル系に力が入るように調整を行う。 初回は上記項目の調整を行いながら、トレーニングの指導を行って終了。
【2回目】 4日後来店。 腰の痛みは10→4くらいに軽減。 抱っこやオムツ替えなど、生活での動作時に痛む機会が少なくなった。 検査を行うと、前回膝立検査をした時の腰のつっぱりはほとんどなくなっている。 前回のトレーニングの復習を実施。
【3回目】 10日後来店。 前回の状態をキープ。 以前は痛むときはマックス10のレベルで痛んでいたが、今回はひどくても5程度の痛みで収まっていた。 胸椎の硬さが残る部分を再度緩める。
【4回目】 7日後来店。 前回から生活で感じていた腰痛はほとんど感じなくなった。
【5回目】 5日後来店。 前回に引き続き腰の痛みは気にならなかった。 症状も落ち着いているので、今後はさらに産後の骨盤が整うように施術やセルフケアでのアプローチを強化していく。
考察
今回は産後に起きやすい育児などの生活動作での症状でした。 3回の施術でほとんど症状を感じなくなっていたので、産後の体力面が落ちてしまっている時期であることを考慮すると、かなり早期に回復してくれた例でした。 実はこちらの方は理学療法士の資格をお持ちで、体の構造などについての知識がもともとあったため、体の使い方や施術をしていく際のイメージがつきやすかったのも早く回復していった要因の一つだと思います。 一般の方でも、実際ご自身のどのあたりに問題があり、それがどのようになればゴールなのか、をしっかりと理解できていると、確実に回復は早くなります。 そのような早く良くなっていくイメージを持ってもらえるよう、分かりやすく説明するということも我々の大事な仕事の一つであると感じています。関連記事
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