胸から背中にかけての重さ・だるさ｜４０代男性｜整体

前胸部から背中にかけて不定期に重さやだるさを感じる男性が整体施術によって回復していくまでの経過を解説した記事です。いわゆる自律神経の乱れが影響して起こっていた典型的な例であると言えます。

胸から背中にかけての重さ・だるさについての解説

利用者

４０代男性

お悩み

前胸部～背中の重さ・だるさ

その他のお悩み

特になし

過去に受けていた施術

特になし

主な施術ポイント

鎖骨、胸郭、ヒラメ筋

施術内容と経過

<ヒアリング>
ここ数年で前胸部から背中の一部にだるさや重さを感じることが不定期にあった。
ここ二週間でその頻度と程度が増えて不快感を感じていたところ、奥様のご紹介で当院に来られた。
症状の出方にも特徴があり、例えば左の前胸部だけにその重さを感じる日もあれば、右の背中側にだけ感じる日もあり、それがランダムに移動しているような感覚だとご本人は言う。

<検査>
・背中の関節の硬さ(肋椎関節)
・呼吸の際に過度に肩が上がってしまう
・ハードワークによる疲労の蓄積、緊張状態

<施術>
①胸郭の硬さが物理的に圧迫している可能性がある
②同じく胸郭の硬さによる呼吸の問題が出ている
③ハードワークによって呼吸をつかさどる自律神経がそもそも乱れている
これらの要素を整えるために、関連の深い胸郭・鎖骨・腹筋系・足部の筋肉の調整を行う。
施術後に肩の可動域の変化や自覚的に息の吸いやすさを感じた。

【２回目】
６日後来店。
前回後から呼吸がしやすくなり、奥様から「肩の高さが左右揃っているね」と言われたとのこと。
検査でも、前回のような胸郭の硬さはマシになっている。

【３回目】
８日後来店。
今週は左側の旨と背中で重さやだるさを感じていた。
胸郭の硬さや自律神経系の検査の反応自体は悪くはないが、まだとりきれていない箇所があるのでそのあたりを実施。

【４回目】
７日後来店。
今週は胸や背中の症状は無し。
奥様に「いびき良くかいていたのに最近軽減している」と言われたとのこと。

【５～７回目】
各週で症状は全く感じなかった。
３回(期間的には３～４週間)ほど様子を見たが全く以前のような症状が出ていないので、次回施術後に卒業予定。

考察

今回は胸から背中にかけてのランダムに出てくるだるさや重さの症例でした。
症状の出方としては、いわゆる自律神経の乱れなどによる内側の問題と、胸郭の緊張などによる外側(構造)の問題が挙げられます。
ランダムに症状が出ることについては、筋膜のつながりなどを考えた時に周辺の組織の緊張や負担がその都度一番きつい部位に影響して起こっていたのだと考えられます。
このような症状については、慢性化すると時間がかかるケースが多いですが、この方の場合は緊張の緩みなどがスムーズだったため、比較的早い回数で良くなってくれました。

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