仕事での疲れやすさ・肩首のこり｜５０代女性｜整体

お仕事でのパソコンを扱う際の肩こりに悩まれていた女性が長年の肩こりがほとんど感じない程度まで緩和した解説記事です。慢性的な不快感は時間がかかるケースが多いですが、今回の様に比較的早期に変化を体感できるケースもあります。

疲れやすさ・肩首のこりについての解説

利用者

５０代女性

お悩み

仕事での疲れやすさ・肩首のこり

その他のお悩み

特になし

過去に受けていた施術

マッサージ、整体

主な施術ポイント

胸郭(呼吸の問題)、体の前面の緊張に対するアプローチ

施術内容と経過

<ヒアリング>
もともと肩こりは感じており、マッサージや整体に通って何とかやり過ごしていた。
１週間前から職場のパソコンがノートパソコンからデスクトップに変わり、作業中の目線や首の傾きが変わり特に状態が増悪。主に肩から背中にかけての重い不快感がある。

<状態チェック>
・脊柱の側彎
・左重心
・体の前面の筋膜の緊張
・胸郭の硬さ

<施術>
慢性的に感じている肩こりについては、姿勢や長時間にわたる作業姿勢の負担によるものだと仮定。
１週間前からの不快感増悪については、姿勢の変化の他に目から入ってくる刺激が影響して起こっているものであると考える。
初回は主に胸郭や脊柱など、体の軸となる部分の調整を含めて行い、大きな歪みをざっくりと矯正し原因部位をあぶりだすように調整。
胸周りの緊張が強いので、そのあたりを緩和するためのストレッチをお伝えして終了。

【２回目】
３日後来店。
前回後から仕事中の肩こりの程度は１０→６、７に軽減。
前回のストレッチは時間があれば実施している。
気になっていた体の前面の緊張はマシになっている。
引き続き胸郭などの軸の調整。
本日はその硬くなっている胸郭や背骨を緩めるために、呼吸法をお伝えして終了。

【３回目】
４日後来店。
肩こり１０→５に軽減。
前回の呼吸とは別の作用を持つ呼吸法をお伝え。

【４～６回目】
各１週間に一度の施術を行った。
程度は１０→５の状態が続き、一進一退の状況が続いた。

【７回目】
肩こりの程度がほとんど０に近い状態になる日が出てきた。
以前のように仕事で疲れるようなことがなくなっていてご自身でも驚いている。
いろんな整体やマッサージに行ってみたが、なかなか良くならずの状況だったので正直もっと時間や回数がかかると思っていたのが分かりやすく効果が感じられたことを喜ばれていた。
今後はお仕事の状況に合わせて２～３週に一度のメンテナンスを行う予定。

考察

こちらの女性は長年の肩こりに悩まれていました。
主な原因としては、体の前面の緊張とそれによる胸郭の硬さが考えられます。
長時間のパソコン作業による不良姿勢でお腹がつぶれるような猫背の姿勢が固定化している状態だったので、そのあたりを解除していくように意識して施術を行いました。
呼吸のセルフケアを行ったことも慢性症状にもかかわらず早期に回復していった要因だと思います。

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