2020年8月17日 月曜日
介助仕事での腰痛|30代女性|整体
介護士として働く女性が、仕事中の介助姿勢で腰をひねってしまい、それをきっかけに腰を痛めてしまった事例です。腰痛の不安を取り除けるまでの経過を分かりやすく解説していきますのでご覧ください。
<状態把握> ・左重心 ・上体の左回旋で可動域制限 ・脊柱が右に側彎傾向 ・左肩下がり ・左背部筋の異様な膨隆
<施術> 上記部位の問題をとれるように手技を行う。 リンパ循環、腰椎3~5番、胸椎12番の調整を実施。
【2回目】 6日後来店。 前回後体の巡りが良くなった感じはするが、腰の痛みはまだ残る。 前回分の施術に加えて、大腰筋、腰周りの緊張を緩める呼吸法についてお伝え。
【3回目】 3日後来店。 前回の後から痛みはほとんど引いていった。 時々腰周りが不安定な時がある。
【4~7回目】 本人の不安がなくなるように施術を重ねていく。 6回目の後に「腰の痛みで不安になることはなくなった」とおっしゃったことや、実際に動きのチェックを行って問題が特にみられなかったことなどを考慮して、一旦腰の施術は一区切り。 今後は腰周りの再発予防のためにメンテナンスをご提案。
急性の腰痛を発症した場合、マシになってきたからと言ってそのまま放置するのではなく、残存した歪みのケアを行うことで、今後の再発予防につながります。

介助仕事での腰痛についての解説
利用者
30代女性お悩み
腰の痛みその他のお悩み
臀部のビリビリしびれる感覚過去に受けていた施術
特になし主な施術ポイント
上体のねじれ、腰椎、胸椎、リンパ循環施術内容と経過
<ヒアリング> 1か月前に仕事で介助している際に、上半身をひねって腰に痛みが出始めた。 そこから1週間ほどで回復したと思ったが、しばらくして再度痛みが出てきた。 主に上半身を右側にひねった時や局所にストレッチがかかるような姿勢で痛みがきつくなる。(入浴介助、子供と遊ぶ、台所作業など)<状態把握> ・左重心 ・上体の左回旋で可動域制限 ・脊柱が右に側彎傾向 ・左肩下がり ・左背部筋の異様な膨隆
<施術> 上記部位の問題をとれるように手技を行う。 リンパ循環、腰椎3~5番、胸椎12番の調整を実施。
【2回目】 6日後来店。 前回後体の巡りが良くなった感じはするが、腰の痛みはまだ残る。 前回分の施術に加えて、大腰筋、腰周りの緊張を緩める呼吸法についてお伝え。
【3回目】 3日後来店。 前回の後から痛みはほとんど引いていった。 時々腰周りが不安定な時がある。
【4~7回目】 本人の不安がなくなるように施術を重ねていく。 6回目の後に「腰の痛みで不安になることはなくなった」とおっしゃったことや、実際に動きのチェックを行って問題が特にみられなかったことなどを考慮して、一旦腰の施術は一区切り。 今後は腰周りの再発予防のためにメンテナンスをご提案。
考察
今回は介助姿勢での腰をひねる動作から始まった痛みのケースでした。 上半身をひねる場合、胸椎と腰椎の移行部付近の関節がうまく働くことによってひねりの動作がつくられます。状態把握での結果は、やはり胸椎の12番のあたりに関節の歪みが出ていました。 そのあたりの調整を行うとともに、腰椎に関連する大腰筋と言われる筋肉にもアプローチできたことが今回の施術のポイントでした。急性の腰痛を発症した場合、マシになってきたからと言ってそのまま放置するのではなく、残存した歪みのケアを行うことで、今後の再発予防につながります。