2024年12月30日 月曜日
仙腸関節炎
仙腸関節炎が中々改善しないあなたへ
仙腸関節炎と診断され様々な治療を受けたり、動画を見てストレッチを頑張っているが一向に改善しない。
実は仙腸関節炎の方はあなたと同じようにこのように悩まれている方が多く存在します。それは仙腸関節炎は本当に正しい対策をしないと解消しない難しい疾患だからです。
でも大丈夫です。安心してください。
当院では今まで何をしても治らなかった仙腸関節のお悩みが 高確率でスッキリ解消しています。
間違った対策を続けないためにも最後までご覧ください。
Contents
仙腸関節について
仙腸関節とは仙骨と腸骨をつなぐ関節です。場所は骨盤の後ろ側ボコボコした部分が仙腸関節といい、 上から掛かる重力と下から掛かる床半力の衝撃を吸収しています。 とても強い力がかかります。
↑赤のラインの深部が仙腸関節です。
仙腸関節は動くのか?
世界中で仙腸関節は動くか? 動かないものか?という議論が今もなお飛び交っています。
仙腸関節は動かない。と考える先生は
痛みを訴えても原因不明と診断されます。
仙腸関節は動く。と考える先生は
仙腸関節の痛みを訴えると仙腸関節炎、仙腸関節捻挫と診断します。
私達は経験上、仙腸関節は動くものと判断しています。
特に妊娠中や産後は動きが顕著になります。
これは紛れも無い事実です。
もし動かないのであれば関節構造ではなく一つの骨になっていてもいいのでは無いかと思います。
私はアメリカでのホルマリン固定されていない解剖実習で仙腸関節を確かめてきました。 仙腸関節を動かしてみても大きな動きは見られませんでした。
しかし、ゆっくり動かすと
数ミリの動きを感じ取ることができました。
また関節にメスを入れると関節を動かすために必要な関節液のが出てきました。
仙腸関節は特に荷重がかかった時に特に動きます。
歩行や体勢を変えるときに重要です。
仙腸関節は強い力に耐える剛性と繊細な動きをする両面を持った特殊な関節です。
仙腸関節炎の症状
仙腸関節炎と他の腰痛の違いは?
仙腸関節の場合、骨盤や痛むポイントを一点で訴える方が多く、 腰痛の方は全体的にボヤッと訴える方が多い印象です。仙腸関節の周辺には痛みを感じるセンサーが豊富に詰まっており 痛みを一点でポイントに感じとれるからです。
仙腸関節炎は判断が難しい?
実は仙腸関節炎は関節の運動機能をしっかり検査して判断しないといけないからです。 レントゲンやMRIでも判断が難しいと言われています。逆に仙腸関節炎と診断されても 仙腸関節ではなく周辺の組織が傷んでる場合もよくあります。
仙腸関節炎を改善する上で最も重要なポイント
まずはしっかりと「鑑別」することが重要です。仙腸関節炎は他の腰痛と比べても特に鑑別が重要です。
鑑別ポイント1:場所
仙腸関節炎と診断されていても実は仙腸関節そのものではなく周辺の組織が傷んでいることがあります。その場合はいくら仙腸関節を調整しても意味がありません。鑑別ポイント2:仙腸関節の状態
仙腸関節に問題があると判断した後、仙腸関節がどのような状態か見極めないといけません。 大まかには「固まっているのか?」それとも「ゆるすぎるのか?」固まっている時と緩まっている時では全く対策が異なります。
よくあるパターンで緩まっているのにマッサージやストレッチなどさらに緩める対策をしてしまっているパターンです。
仙腸関節炎を解消するための施術
STEP1:鑑別本当に仙腸関節炎なのか?
病院で仙腸関節炎と診断されても
実際に仙腸関節には問題ないことがよくあります。
緩いのか? 固まっているのか?
どこから問題が起こっているのか?
この結果により、施術法が変わるため重要になります。
STEP2:仙腸関節の施術
仙腸関節は固有受容器といわれるセンサーが非常に多く繊細です。 仙腸関節の歪みやズレを整える施術を行います。
STEP3:周辺関節の調整
仙腸関節の歪みの原因は他の関節からくることもあるため、 周辺関節のアライメントを整える必要があります。
STEP4:全身の調整
仙腸関節が整っても重心バランスが安定していないと 再発のリスクが上がります。
再発しないために全身の調整も必要です。
STEP5:栄養や日常生活の見直し
栄養バランスの不良により組織の問題につながることがあり、 必要と判断した場合は栄養指導をさせていただきます。
また、仙腸関節に負担が掛かるような座り姿勢や癖などがあれば修正する必要があります。
仙腸関節炎で悩まれている方へのメッセージ
仙腸関節炎は腰痛の中でも難治性の疾患です。しっかり鑑別し原因を取り除いていけば 今までほとんどの方の仙腸関節炎の問題は解消できました。
最近は調べれば、ストレッチの記事や動画が山ほど出てきます。
しかし、痛みの原因を見極めないまま自己流で実践したり、間違った施術を受け続けると かえって痛みが強くなり逆効果になりかねます。
固まったパターンの仙腸関節炎なら数回の施術で解消します。
緩いタイプの仙腸関節炎もしっかりと周辺組織から体全体の問題を整えていけばほとんどの問題が解消します。
組織の状態が悪くなってしまう前にお早めに正しい施術を受けられることをお勧めします。