2022年7月19日 火曜日
座っていると痛くなる腰の痛みが改善|30代 女性|産後骨盤矯正
産後、座っているとだんだん腰が痛くなることで悩まされていた患者さんが改善した事例紹介です。反り返った姿勢の調整、不安定になっている骨盤の関節の調整を行い、正しいポジションで維持できるようにセルフケアをすることで骨盤が安定化し症状が改善していきました。
<状態> ・反り返り姿勢 ・右荷重のクセがあり ・仙腸関節の可動性に左右差があり
<施術> 【1回目】 施術内容 ・反り返り姿勢による短縮部位をリリース (後頭下筋、胸腰椎移行部、臀筋、ハムストリング、右が特に緊張が強く右をリリース) ・仙腸関節の調整 セルフケアとして、骨盤底筋のトレーニング指導、ハムストリングの運動指導 座る時に骨盤を立てるように指導
【2回目】7日後来院 右に荷重しやすいことに気付いた 土日に子どもの抱っこが多かったため、今日は痛みが強い 状態:反り返り姿勢まだあり、右の臀部、ハムストリングの緊張が強い 引き続き反り返り姿勢による短縮部位のリリースと、右側腹部のリリースを行う セルフケアとして腹横筋(コルセットの役割があるインナーマッスル)のトレーニング指導
【3回目】7日後来院 座った時の痛みがなくなった。 抱っこが少ない時は腰痛感じなくなった 状態:反り返り姿勢で股関節前方スライドが残る、右側腹部の緊張減少 引き続き同様の施術を行う セルフケアとして股関節の正しいポジションの立ち方指導
【4回目】13日後来院 座ったとき時の痛みなし、抱っこで荷重を気を付けて痛みなし 状態:反り返り姿勢なし、右側腹部の緊張なし、全体の筋緊張減少 脊柱の可動域をつける セルフケアとして抱っこの後に背骨を動かすこと 体の状態良好のため、メンテナンスに移行
<解説> 今回の患者さんは、反り返り姿勢による腰部や臀部、ハムストリングの筋肉の短縮と、 日頃から浅く座る姿勢によって仙腸関節が不安定な位置になること、 お子さんを右で抱っこするため筋緊張のアンバランスが重なって起こった痛みと考えられます。
1つ目の反り返り姿勢は骨盤が前方にスライドし、後ろ重心になり、 バランスを取ろうとして頭が前方位になった姿勢です。 お子さんを抱っこするときに骨盤に乗せていると反り返り姿勢になりやすくなります。 この姿勢によって腰部や臀部の下部、ハムストリングが短縮し、 動作時に短縮部位以外の部位が必要以上に伸ばされるために痛みが発生しやすくなります。
2つ目の浅く座る姿勢は、骨盤の中央の骨の仙骨が後下方への変位を発生させ、 骨盤の関節(仙腸関節)を不安定な状態にします。 仙腸関節が不安定になると、動作時に関節を安定させている靭帯などの結合組織が 伸長されて痛みが発生します。
3つ目の右でお子さんを抱っこするクセは、右の側腹部、臀部、ハムストリングの過緊張を引き起こし、 これらが緊張すると仙腸関節を不安定にする要因になります。
これらが重なったことで痛みが発生したと考えられます。 施術では反り返り姿勢による短縮部のリリース、右の緊張部のリリース、 骨盤、股関節の位置調整を行い、正しいポジションにキープするための筋肉の活性化、 トレーニングを指導しました。 抱っこのクセも意識してもらうことで仙腸関節が安定し、痛みが減少していきました。
Contents
利用者
30代女性お悩み
・腰が座っていると痛くなる ・腰が中腰から伸びる時に痛い過去に受けていた施術
マッサージ主な施術ポイント
・姿勢バランスの調整 ・骨盤の安定性の強化施術内容と経過
<ヒアリング> 産後3年、子供の抱っこで腰が痛くなることはあったが、シップで大丈夫だった。 ここ1か月座っていると腰が痛くなり、中腰から伸びる動作でも痛みを感じる。 根本的に治療したいのと、メンテナンスをしたいとこのことで来院された。<状態> ・反り返り姿勢 ・右荷重のクセがあり ・仙腸関節の可動性に左右差があり
<施術> 【1回目】 施術内容 ・反り返り姿勢による短縮部位をリリース (後頭下筋、胸腰椎移行部、臀筋、ハムストリング、右が特に緊張が強く右をリリース) ・仙腸関節の調整 セルフケアとして、骨盤底筋のトレーニング指導、ハムストリングの運動指導 座る時に骨盤を立てるように指導
【2回目】7日後来院 右に荷重しやすいことに気付いた 土日に子どもの抱っこが多かったため、今日は痛みが強い 状態:反り返り姿勢まだあり、右の臀部、ハムストリングの緊張が強い 引き続き反り返り姿勢による短縮部位のリリースと、右側腹部のリリースを行う セルフケアとして腹横筋(コルセットの役割があるインナーマッスル)のトレーニング指導
【3回目】7日後来院 座った時の痛みがなくなった。 抱っこが少ない時は腰痛感じなくなった 状態:反り返り姿勢で股関節前方スライドが残る、右側腹部の緊張減少 引き続き同様の施術を行う セルフケアとして股関節の正しいポジションの立ち方指導
【4回目】13日後来院 座ったとき時の痛みなし、抱っこで荷重を気を付けて痛みなし 状態:反り返り姿勢なし、右側腹部の緊張なし、全体の筋緊張減少 脊柱の可動域をつける セルフケアとして抱っこの後に背骨を動かすこと 体の状態良好のため、メンテナンスに移行
<解説> 今回の患者さんは、反り返り姿勢による腰部や臀部、ハムストリングの筋肉の短縮と、 日頃から浅く座る姿勢によって仙腸関節が不安定な位置になること、 お子さんを右で抱っこするため筋緊張のアンバランスが重なって起こった痛みと考えられます。
1つ目の反り返り姿勢は骨盤が前方にスライドし、後ろ重心になり、 バランスを取ろうとして頭が前方位になった姿勢です。 お子さんを抱っこするときに骨盤に乗せていると反り返り姿勢になりやすくなります。 この姿勢によって腰部や臀部の下部、ハムストリングが短縮し、 動作時に短縮部位以外の部位が必要以上に伸ばされるために痛みが発生しやすくなります。
2つ目の浅く座る姿勢は、骨盤の中央の骨の仙骨が後下方への変位を発生させ、 骨盤の関節(仙腸関節)を不安定な状態にします。 仙腸関節が不安定になると、動作時に関節を安定させている靭帯などの結合組織が 伸長されて痛みが発生します。
3つ目の右でお子さんを抱っこするクセは、右の側腹部、臀部、ハムストリングの過緊張を引き起こし、 これらが緊張すると仙腸関節を不安定にする要因になります。
これらが重なったことで痛みが発生したと考えられます。 施術では反り返り姿勢による短縮部のリリース、右の緊張部のリリース、 骨盤、股関節の位置調整を行い、正しいポジションにキープするための筋肉の活性化、 トレーニングを指導しました。 抱っこのクセも意識してもらうことで仙腸関節が安定し、痛みが減少していきました。