眠れずイライラ｜70代　女性｜整体

今回のケースは１年前に亡くなったペットがきっかけで自律神経が乱れ眠れず、それを誰にも理解してもらえなかったり、家族は眠れていることにイライラしてしまいました。そんな心因性のストレスから不眠になった方を解説します。

利用者

70代 女性 吹田市江坂在住

主症状

不眠

その他の症状

左臀部と左肩の痛み、頭痛

過去に受けていた施術

マッサージ、整体

主な施術ポイント

自律神経の調整、脊柱の可動性、臀部のリリース

施術内容と経過

【１回目】
一年前にペットの猫が亡くなってから体調がおかしくなってきた。
夜ベッドで寝ようと思うと寝れない。
ソファでずっと起きてて朝方気づいたら寝ている。イライラしたり、心臓がドキドキしたりする。
安定剤を飲むと頭痛がするのでしんどい。変形性腰椎症のせいか左臀部がいたい。左肩もなぜか痛い。

ジムで体を動かしたりヨガに行ったりしているが眠れない。
周りに大丈夫寝れるよなどと言われるが
私の気持ちなんてわからないだろうと思ってしまったり、横でぐっすり寝られるのも辛い。
わかってくれないという気持ちが余計に辛いとのこと。
筆者自身にも経験があり、その時に自分が思っていたことと類似していたため、
こういう事も気になりませんかなどお話を聞いていくとかなり気持ちも軽くなり体が楽とのこと。

施術はとにかく副交感神経優位になるようアプローチ。下半身のポンプや胸郭、頚部の調整に脊柱をゆらして緩める。

体も心も軽くなったととのこと。

【２回目】
3日後に来院。施術後はよく寝れたが翌日は寝れなかった。体は楽でおしりの痛みもなかったとのこと。
気持ちも少し前向きに考えられるようになった。

【３回目】
1週間後に来院。2日間寝れなかったがそれ以外の日は寝れた。少し頭痛があったが前ほどではない。
イライラ、ドキドキはまだある。

脊柱や腰仙部の動きを調整。体全体を緩めるように施術。

【４回目】
1週間寝れなかったが昼寝はできた。
イライラやどきどきはなかった。
心因的なストレスは少なくなってきたが自律神経の乱れによる波はまだあるので微調整。
背部の施術をすると眉間のシワがなくなっていくので脊柱と腰仙部のアプローチをより丁寧に。

【５回目】
2日間寝れなかったが昼寝もできた。
前回同様にアプローチ

【6回目～7回目】
3日寝れたがあとの日は寝れたが夜中に目が覚めた。頭痛もあった。だがこれ以降からイライラやドキドキはない。
4日間寝れた。頭痛なし。

【8回目】
6日間寝れたが寝付けなかったりする。
すぐぐっすり寝れるようになりたい。

考察

今回のケースは大事な家族の一員が亡くなったことでのストレスから自律神経が乱れ
不眠になりました。
そして、その寝れないという状況が不安で、でも誰も私の気持ちをわかってくれないという孤独感。
「寝ないといけない」という焦りがより寝れない方向へとなっていきました。

私が初心でその気持ちに共感でき頑張る必要はないと、寝れないならそれでいいと伝えたことで
この方の不安や孤独感が少なくなったのがポイントです。
心因性からくる不眠は誰か味方になってくれる人が必要だと改めて思いました。

もちろん、それにより体が緊張しますから気持ちが前向きになっても
自律神経は乱れたままなので声かけとともに体を緩めるように施術することでより良くなっていく
イメージが出来たことが回復により繋がりました。

このケースでは体へのアプローチだけでなく、いかにこの方の心をも解せるかがポイントでした。
さらに快適な睡眠へと導けるように調整していきます。

担当　田中

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【記事作成者　整体太郎と鍼灸花子（吹田市江坂）】