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東洋医学からみた産後の頭痛
2018年10月6日 土曜日
産後に起こりやすい頭痛の症状についての記事です。普段は現代医学的な要因をメインにお伝えしていきますが、今回は東洋医学からみた産後の頭痛についての解説を行います。病院に行っても、整骨院に行っても改善されない、または説明がしっくりこない方はご覧いただければと思います。
この記事の目次
産後にこのような症状でお悩みではありませんか?
・頭がズーンと重たくなる・時々ズキズキと痛む
・こめかみのあたりが硬い気がする
・後頭部や目がつらい
・頭に熱がこもる、のぼせ感がある
・頭が痛くて考えがまとまらない
これらは産後に起こりやすい頭痛症状の一例です。
育児が始まり、体の負担も増えることなどから、頭痛があると育児生活の質が下がってしまいます。
これらの症状を改善するためにも、早期の対処が必要となります。
産後の頭痛が起こる原因
・負担の増加産後は子育てによる負担で筋肉・関節にもかなり影響が出ます。
特に首や肩周りの症状に連動するようにして頭痛が出るケースが多いです。
・循環機能の低下
産後は出産で大きなダメージを受けた状態になります。
加えて、育児などでの疲労が重なったりすることで体全体の体液循環が低下しやすい時期です。
それらによって頭に存在する体液(脳脊髄液)の巡りも悪くなってしまい、頭痛になることがあります。
・貧血による頭痛
妊娠中〜産後にかけては、鉄が不足しやすい状態です。
貧血に伴う頭の締め付け感やふらつきなどを引き起こします。
・ホルモンバランスの変化
妊娠中にもこのホルモンバランスの変化は起こりますが、産後も例外ではありません。
特に生理の再開に伴い、これらの頭痛を引き起こすケースがあります。
・重篤な病気の前兆・随伴症状
脳血管障害など、重篤な病気に伴い頭痛が起こるケースがあります。
ひどい場合は自身で判断せずに病院での検査を受けましょう。
東洋医学からみた産後の頭痛
・まずは東洋医学について
私の周囲の方の印象を聞いていると、”東洋医学”と聞くと漢方や鍼灸、あとはヨガや気功みたいな世界?などのイメージを持たれている方が多いようですね。
かなり奥の深い世界なので、詳しくは別の機会にお話しするとしますが、産後の頭痛を紐解く上で必要な部分について要点をご説明していきますね。
まずは鍼灸の概念として、臓器のバランスが体を支配している、というのが挙げられます。
その臓器というのが、
「肝・心・脾・肺・腎」の5つです。

これらが円滑に働いている状態が健康な状態とされており、もしも疲労や冷え・ストレスなどの環境要因で臓器のバランスが崩れると、不調につながってしまうのです。
整体や鍼灸では、これらで弱った体の部位を整えて全体のバランスを整えます。
・産後頭痛=肝臓・脾臓が原因!?
東洋医学的に見れば、先述のどの臓器も頭痛を引き起こす原因となりえます。が、産後に起こりやすい頭痛の原因となると数が絞られてきます。
今回は、臨床上でよく起こる臓器の不調についてお伝えしていきましょう。
・肝タイプの頭痛
東洋医学では、肝臓は血液を司り、主に筋肉などを栄養します。産後は抱っこなど、育児で筋肉に対しての負荷がかなりかかります。
後は、貧血なども起こりやすいので、血液に関連する肝臓には負担がかかってしまいます。
それによって肝臓はフルパワーで働き続けなくてはならず、限度を超えてしまった時にオーバーヒートするような状態になります。
そこで発生した負のエネルギーが原因で、頭痛が起こるということですね。
肝臓の負担を取り除くためには、筋肉を休めたり、酸味のものを食事に取り入れると良いでしょう。(摂り過ぎor不足の状態は避ける)
この肝タイプの方は、何でも完璧にこなそうとしたり、行動力のある場合が多いので、少し力を抜いてサボるくらいでちょうど良いケースが多いです。
誰かに頼ることも必要になるでしょう。
・脾タイプの頭痛
東洋医学での脾は、飲食物を消化して体のエネルギー生産をする働きがあります。このタイプの方が産後に気を付けたいのは、甘いものの取り過ぎや食事のバランスです。
産後ママのお話を伺っていると、「家にいるとついつい甘いものを食べ過ぎてしまう」、「子供の世話をしながらなので、まともな食事ができていない」などのお話を耳にします。
これら全て脾を傷める原因となりますから、それに起因する頭痛も起こりやすくなります。
ストレスも溜まっているのは重々承知していますが、摂り過ぎている分を控えたりするのも大切なケアの一つです。
脾タイプの方の特徴として、1つのことに執着して思い悩むということがあります。
産後の育児についてや身内でのコミュニケーションなど、相談相手を見つけて先の不安をなるべくつぶしておくのも一つです。
セルフケアについて
・適度な運動を心がける産後は特に運動不足に陥りやすいので、お子さんの近くでもできそうなストレッチなどで体を動かしておいたりすると良い。
・体を冷やさないようにする
足が冷えると、あたたかい血液は上に昇ります。そうすることでのぼせた状態になり頭痛が起こります。
・ストレスのケア
ストレスにより血流が低下してしまいますので極力深呼吸や好きなことをしてリラックスすることを心がけます。
改善しない場合は?
上記のセルフケアなどを行っても改善されない場合は、整体や鍼灸などで体のバランスを整えた方が改善も早くなります。原因にも記載があったように、当店では筋・骨格以外にも東洋医学の視点も取り入れたでの施術を行っておりますので、症状と体質を改善したい方はぜひ一度ご相談ください。
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・産後の肩こりについて・【症例】授乳姿勢での頚部痛|産後骨盤矯正
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