2024年4月29日 月曜日
妊娠中期の腰殿部痛、逆子がマタニティ整体で改善|20代 女性|マタニティ
妊娠25週の頃から、左腰殿部の痛みがあり起床時や動作開始時痛と逆子が施術を重ねていくごとに解消していくまでの事例紹介です。
妊娠中の体の変化や周期事の特徴、必要な治療、セルフケアのポイントを踏まえ解説していきます。
初診時では、座位でも殿部痛があり 仰臥位(仰向け)から座位に移行する際も、動作時痛がありました。
下部胸椎の動きをつける為、関節調整を行いました。
(胸郭の動きの悪さは呼吸に影響を及ぼし、 背部の筋肉の緊張はお腹のハリを生み出す要因の1つでもあります。)
また、のけ反り姿勢により 殿部に筋硬結があったので 硬結部位の大殿筋下部、中殿筋をリリース。 殿部がうまく使えない事でハムストリングは萎縮している状態だったため 筋膜へのアプローチを行いました。
追加で呼吸の介入を行いました。
呼吸の介入は、四つん這いの呼吸を指導。 (逆子の改善にも効果のあるエクササイズです。)
ハムストリングの萎縮に対し、 立位で台に足をかけ股関節進展位でストレッチを20秒×2、 股関節屈曲位で殿部を後ろへ引くのを繰り返す活性トレーニングを20回×2を指導。
【2回目】
3日後、来院の際
初回よりPS(ペインスケール:痛みの度合い)は軽減。
まだ痛みを感じる事が多いとの事。
大殿筋下部や中殿筋の硬結はまだ残っているところがある為、同じ施術を行いセルフケアのチェックをし終了。
【3回目】
4日後、来院の際
起床時・動作時痛も症状がほぼ出ていない状態。
3回目以降は、症状の再発防止と中期の姿勢の変化に対するトレーニング、エクササイズを取り入れていきました。
【4回目】
4日後、来院の際
PS(ペインスケール)痛みの度合いは0に近い状態。
逆子の対策としてお腹のハリを取る施術を行いました。
2日後、検診で逆子チェック。
【5回目】
4日後、来院の際
逆子が治っていました。
次は、1週間後来院、予定日近くまではこのペースでメンテナンスを行っていく予定。
症状が落ち着いてきた為、安産に向けた全身の調整を行いました。 次は、1週間後来院、予定日近くまではこのペースでメンテナンスを行っていく予定。
妊娠中期5〜7ヶ月(16〜27週)
この時期は一般的に安定期とも呼ばれます。
明確な定義はありませんが、安定期に差し掛かると、胎盤が完成するためホルモンバランスも安定します。それに伴い体温も正常に戻っていくため、妊娠初期にあるだるさや熱っぽさも軽減する方が多いです。
妊娠初期には"初期流産"というリスクもありましたが、この時期になればそのリスクも減り、母子ともに安定します。
また、逆子になりやすい時期にもさしかかってくる為、お腹のハリや首肩こり・背部痛といった症状を解消しておくのがポイントです。
逆子の施術では、胎動の確認や体内のエネルギーが全身に行き届いているか、枯渇していないか等を確認し改善へ導きます。
1〜2回で改善するケースが多く、施術間隔は詰めて来ていただくと改善率は高まります。 (当院の施術データによる)
【施術担当・記事作成者 脇内】
<利用者>
20代女性<お悩み>
・左腰殿部痛 ・逆子<過去に受けていた施術>
マッサージ、整体、カイロプラクティック<主な施術ポイント>
筋膜の調整、呼吸の介入、アライメント調整<ヒアリング>
妊娠25週から左腰殿部の痛みがあり、起床時、動作開始時の痛みが続く状態のため来院。<状態>
・左中殿筋部に硬結(+) ・大殿筋下部の硬さ(+) ・骨盤後傾位(+) ・sway-back姿勢(のけ反り姿勢) ・ハムストリングの不活性状態 ・お腹の張り(−) ・胎動あり ・逆子<施術内容と経過>
【1回目】 ・お腹のスペース確保の為、頸部の調整 ・下部胸椎フィクスゼーション(関節のつまり)に対する関節調整 ・骨盤の位置の調整 ・大・中殿筋、大腿筋膜張筋をリリース ・ハムストリングのリリースと活性トレーニング ・マタニティヨガの指導初診時では、座位でも殿部痛があり 仰臥位(仰向け)から座位に移行する際も、動作時痛がありました。
下部胸椎の動きをつける為、関節調整を行いました。
(胸郭の動きの悪さは呼吸に影響を及ぼし、 背部の筋肉の緊張はお腹のハリを生み出す要因の1つでもあります。)
また、のけ反り姿勢により 殿部に筋硬結があったので 硬結部位の大殿筋下部、中殿筋をリリース。 殿部がうまく使えない事でハムストリングは萎縮している状態だったため 筋膜へのアプローチを行いました。
追加で呼吸の介入を行いました。
呼吸の介入は、四つん這いの呼吸を指導。 (逆子の改善にも効果のあるエクササイズです。)
ハムストリングの萎縮に対し、 立位で台に足をかけ股関節進展位でストレッチを20秒×2、 股関節屈曲位で殿部を後ろへ引くのを繰り返す活性トレーニングを20回×2を指導。
【2回目】
3日後、来院の際
初回よりPS(ペインスケール:痛みの度合い)は軽減。
まだ痛みを感じる事が多いとの事。
大殿筋下部や中殿筋の硬結はまだ残っているところがある為、同じ施術を行いセルフケアのチェックをし終了。
【3回目】
4日後、来院の際
起床時・動作時痛も症状がほぼ出ていない状態。
3回目以降は、症状の再発防止と中期の姿勢の変化に対するトレーニング、エクササイズを取り入れていきました。
【4回目】
4日後、来院の際
PS(ペインスケール)痛みの度合いは0に近い状態。
逆子の対策としてお腹のハリを取る施術を行いました。
2日後、検診で逆子チェック。
【5回目】
4日後、来院の際
逆子が治っていました。
次は、1週間後来院、予定日近くまではこのペースでメンテナンスを行っていく予定。
症状が落ち着いてきた為、安産に向けた全身の調整を行いました。 次は、1週間後来院、予定日近くまではこのペースでメンテナンスを行っていく予定。
<考察>
マタニティ整体では、体の歪みやお腹の位置などを分析し呼吸や体の機能を整え、 骨盤や足など歪みやバランスを整えます。 また、日常での注意点やセルフケアをお伝えします。妊娠中期5〜7ヶ月(16〜27週)
この時期は一般的に安定期とも呼ばれます。
明確な定義はありませんが、安定期に差し掛かると、胎盤が完成するためホルモンバランスも安定します。それに伴い体温も正常に戻っていくため、妊娠初期にあるだるさや熱っぽさも軽減する方が多いです。
妊娠初期には"初期流産"というリスクもありましたが、この時期になればそのリスクも減り、母子ともに安定します。
また、逆子になりやすい時期にもさしかかってくる為、お腹のハリや首肩こり・背部痛といった症状を解消しておくのがポイントです。
逆子の施術では、胎動の確認や体内のエネルギーが全身に行き届いているか、枯渇していないか等を確認し改善へ導きます。
1〜2回で改善するケースが多く、施術間隔は詰めて来ていただくと改善率は高まります。 (当院の施術データによる)
【施術担当・記事作成者 脇内】