猫背について
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今さら聞けない猫背の真実
✅身長が低くなったと言われた
✅肩がやけにこる
✅頭が亀の様に前に出ている
✅息がしづらい
✅首の痛みや目疲れがキツい
猫背とは
医学的にいうと「背中が後方に丸く曲がり、首が前に出た状態。」
体を横からみると、背骨は本来、S字型になっています。(生理的湾曲)
様々な原因でそのバランスが崩れ、C字型に近い状態が猫背と言われる状態です。
猫背になる原因
原因は様々ですが今回は特に多いものをご紹介します。
♢筋力低下
姿勢を維持するには骨だけでなく様々な筋肉が必要です。筋力が低下することでその
筋肉が体を支えられなくなり姿勢が崩れ猫背になります。
特に大事な筋肉は腹筋と腸腰筋です。
・腹筋
腹筋は後ろに倒れる動きを抑制する働きがあります。腹筋の筋力が低下してしまうと
体が前に倒れ、背中が丸くなり更に腰に負担がかかります。
・腸腰筋
骨盤から下腹部にかけてある筋肉です。大腰筋、小腰筋、腸骨筋の3つの総称で
いわゆるインナーマッスルです。姿勢の維持や歩行などの足を前方に動かす働きがあります。
筋力が低下すると骨盤が後傾し体のバランスをとるために胸椎から体が丸まります。
またぽっこりお腹の原因にもなります。
♢生活習慣による猫背
パソコンや読書の姿勢、最近ではスマホやタブレットでの姿勢不良が目立ちます。
1日中のデスクワークも姿勢がかなり崩れやすくなります。
♢内臓の状態
内蔵の状態が悪くなると、体は自然と内蔵にスペースを与える姿勢をとります。
それが、いわゆる猫背の状態です。
例えば、お腹が痛い時には無意識に背中が丸くなりますよね?
あの状態がこの反射が起こっている状態です。(内蔵体壁反射)
ただし、お腹の痛みが取れていないのに姿勢だけをよくしようとしても、
また自然と背中は丸まってきますよね?
猫背を解消するためには、背骨の調整はもちろんの事、内臓などの他の要因にも目を向ける事が重要となります。
いかがですか?
骨格や姿勢に気を付けていれば自然と良くなるものだと
思っていませんでしたか?
では猫背を放っておくとどうなるのでしょう・・・。
猫背を放っておくと・・・
「姿勢が悪いだけでしょ?」
とんでもない!
猫背を放っておくと自分にとって様々なデメリットが・・・
♢健康面
姿勢が悪くなるということは肩や腰にも負担がかかります。
肩こり・首こり・腰痛・頭痛がおこります。
ひどい場合は椎間板ヘルニアになることもあります。
さらに腹部が圧迫されて内臓の機能が低下してしまいます。
それぞれの内臓は皮膚と神経でつながっていて、内臓の調子が悪くなった時に
背中や腰、肩など、神経を介して様々な症状が引き起こされます。
また食欲不振・便秘・血行不良・倦怠感なども起こります。
♢美容面
見た目が美しくなく、実年齢より老けて見られるのはもちろんですが
内臓圧迫により起こる血行不良はリンパの流れにも影響します。
例えば、むくみ・肌の乾燥・たるみ・くすみなどが起こります。
そして骨盤が歪んだり筋力が低下するので
ぽっこりお腹・お尻のたるみなども起きます。
猫背を放っておくとこれだけの症状がでます。
いまご紹介したのは一部に過ぎません。
放っておけば放っておいたぶんだけ症状が悪化したり随伴症状がでます。
今のうちに解消しましょう!
猫背の対処方法
①骨格の歪みを整える
骨格が歪んだ状態でいくら正しい姿勢をとった所ですぐに戻ってしまいます。
きちんとした背骨や骨盤で土台を作りましょう。
②筋肉のバランスを整える
長時間、同じ姿勢をとっていたりと姿勢が悪くなることで
筋肉が縮みすぎたり緩み過ぎたりします。そのバランスを整え
猫背を解消します。
③内臓の機能をよくする
たとえば暴飲暴食など内臓に負担をかけることで機能が低下するので
そういった行為はやめましょう。そうすることで内臓の血液循環がよくなります。
いまあげたものってご自身ではなかなかやりづらいですよね?
自宅でできるセルフケア
ではセルフケアについてご紹介していきます!
⑴座り方を正す
極端に悪い姿勢をさけましょう!
骨盤を立て、肩は手前に引き、頭が骨盤の真上に来る様にします。
マウスやパソコンの位置もできるだけ体に近いところにし、
前のめりの姿勢が長時間続かないように調節しましょう。
⑵筋肉を鍛える
先ほども記載したように腹筋や腸腰筋を鍛えることでよりよい姿勢を
維持できるようになります。また体幹をきたえるのも良いです。
⑶生活習慣を見直す
体を歪ませるクセが絶対あります。例えば、、
・足をくむ
・頬杖をつく
・スマホやパソコン作業の時の姿勢
・カバンを持つ手が同じ
など姿勢を崩す行為をきをつけましょう。
これらを普段から意識することで猫背が改善へ導きます。
猫背をすこし甘く見ていませんでしたか?
猫背でこんな症状も起きるんだ、、、
と、思われた方もおられると思います。
たかが猫背されど猫背!
猫背を笑うものは猫背に泣きます!
猫背と気づいた段階で解消させることオススメします。
ですが闇雲に良くしようとするのは良くありません。
歪んでいるまま筋肉を鍛えても歪んだまま鍛えているので意味がありません。
また内臓に問題があるのに姿勢を維持しても元に戻ってしまいますよね?
まずはあなたご自身の生活習慣を見直して
あなたにあった対処方法を見つけることが大切です。
【記事作成者 整体太郎と鍼灸花子(吹田市江坂)】