産後の尿漏れ
産後の尿漏れでお困りではないですか?

☑重いものを持とうとした時
☑くしゃみをした時
☑笑った時
☑咳をした時
☑立ち上がろうとした時
上記のような場面で起こりやすい尿漏れ。
「しばらくすると治癒すると思っていた」
「良くなるまで待つしかないと思っていた」
そんなお声が多い今回の症状。
でも、尿漏れってなかなか人に相談できないし、どうしたらよいのか分かりませんよね?
人によっては身内の方にも言えないような方も...
しかし、あきらめる必要はありません。
婦人科の病院でも「成人女性の3人に1人は尿漏れに悩んでいる」と言われています。
それぐらい産後の尿漏れは高い確率で発症しますし、正しく処置を行えば必ずと言って良いほど治癒します。
今回は、そんな産後の尿漏れについての記事です。
正常な排尿との違いは?

正常な排尿
☑ちゃんとためられる(ある程度我慢できる)
☑力まずに出せる
☑途中で途切れたり、残尿感がでない
☑痛みや不快感を伴わない
☑一日の排尿回数は6~8回
尿漏れ
☑我慢できない
☑くしゃみなどで腹圧がかかった時に漏れてしまう
☑階段などで体重がグッとかかった時に出やすい
このように、尿漏れは腹圧が加わった時に起こるので、「腹圧性尿失禁」と言われています。
特に産後の腹圧性尿失禁は初回分娩の人10%以上、多経産の人20%以上の割合で起こります。
産後の尿漏れの原因
☑筋力の低下により、尿道をしめる力がよわまってしまうため
☑妊娠中に分泌されるホルモンにより靭帯や周辺の結合組織に緩みが生じるため
☑産後は内臓下垂が起こりやすく、臓器が下に下がることで膀胱を圧迫するため
☑出産直後は子宮がまだ大きく、そばにある膀胱を圧迫するため
改善策は?
先述で尿道をしめる力が弱まると言いましたが、それのおおもとになっているのがこの骨盤底筋。
(↓イメージ図)
産後は骨盤を支えたり尿道・肛門をしめるこの筋肉が緩むので、尿漏れなどの症状を引き起こします。
・産後1ヶ月以内の方でしたら、骨盤ベルトを恥骨付近に巻くことで支えを作り、症状を抑えることができます。
・呼吸法で腹圧を整えることで内臓の位置を調整し、尿漏れが起こりにくい環境作りも可能です。
他にも、妊産婦専門の施術所で産後骨盤矯正を受けることなども症状緩和に有効でしょう。
なかなか相談できなかったりタイミングを逃してしまったり、、、
正直言って、産後の体調の管理は更年期での様々な症状を引き起こす原因にもつながります。
【記事作成者 整体太郎と鍼灸花子(吹田市江坂)】
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